語学学校振り返りと居場所について カナダ留学日記6/3(Mon)バンクーバー生活残り162日
自分にとってのこの留学での語学学校生活が先週で幕を閉じた。
来週からAbleでの講師生活がスタートするので今週は改めて自分と深く向き合っていく、そんな一週間にする。
必然的にひとつひとつの文章が長くなるはず。
というわけで今日は語学学校生活の振り返りを行いたい。
結論からいうと満足のいく生活は送れなかったなという感想。
ここで勘違いしてほしくないのは、学校が楽しくなかったとかそういう話ではなくて、自分にとって語学学校を熱中できる場に出来なかったという意味での不満足。
うまくいかなかった経験こそ自分にとって貴重で、それを成長に繋げられるかどうかでこの経験はいくらでもかけがいのない経験に変換できることを去年の経験から学んだので、しっかり分析していく。
はじめに、僕が語学学校で得たかったもの、目的から振り返りたい。
①、外国人の彼女を作る
②、人生や価値観について英語で意見交換できるようになる
この2つが僕が語学学校に通うにあたって立てていた目標だった。
①、外国人の彼女を作る
これについてはこの期間で根本的な自分の価値観を発見することが出来た。
それは外国人以前の問題に、僕は1人の彼女を作って常にその人と一緒にいるという関係性が好きではないということだ。
この考えはもちろん現時点でのものであり、この先変化していく可能性は大いにある。
しかし、今は好きなときに同じ目的のある好きな人と好きなようにデートするというような関係性のほうが自分に向いている。そう感じた。
この期間中に一緒にデート行くくらいには仲良くなった韓国人の女性はいたけど、その人と付き合いたいなという感情にはならなかった。
多分そもそも外国人の彼女を作りたいっていう目標も、周りからの評価を気にして、もし外国人の彼女出来たら周りから良い評価得られるだろうなっていう思考の元で出てきた目標で、自分の心からの願望ではなかったということに気づけた。
もちろん、今後付き合いたいなって思う人が現れる可能性はあるし(国籍問わず)この問題に関してはニュートラルな姿勢でそこまで気張らずに取り組んでいければと思う。
②、人生や価値観について英語で意見交換できるようになる
この目標については、自分の力不足でこの期間では達成出来なかったというのが素直な感想。
僕は人の話を聞くのが好きだ。
どんな話を聞くのが好きのかというと、その人の人生、その人がどんな経験をして、どんなことを感じて今ここにいるのか、そのことにとても興味がある。
正直、初対面の人でも相手が誰であれ日本語だったら5時間くらいは余裕で話せる自信がある。
そんな自信があったからこそ、語学学校で外国人と浅い話しか出来ない自分に満足出来なかった。
俺はもっとその人やその国、またはこのトピックについてもっと深く話して理解したいのに、自分の英語力だとそこまで話を深堀することが出来ない。
そこで、そのことをモチベーションに変えて更に努力出来れば良かったんだけど、この期間でそこまでのエネルギーを注ぐことは出来なかった。
むしろ、何で同じ人間なのに、言語という壁のせいで意思疎通をするという人間にとって当たり前で基本的なことさえ難しくなってしまうのかと考えてしまった。
もし語学学校を当初の予定通り8月まで続けていたならこの目的はある程度は達成できたかもしれない。
でも、これに関しては優先順位の問題で自分は別な道を選ぶことを決めたので後悔は全くしていない。
この先、また英語を学ぶ機会は作れると思うのでその時までの宿題としたい。
ここまで、僕が語学学校に通う目的からこの期間を振り返ってきたが、もうひとつ別な観点からも振り返っておきたい。
それは「居場所」について。
あなたは自分の居場所があるだろうか?
この答えにYESと答えられる人は幸せ、NOと答えてしまう人は不幸せ。
果たして本当にそうなのか?
居場所=自分の居る場所、つまり心地よい場所。コンフォートゾーン。
僕にとってはAbleが居場所だ。
スピーキング力の向上だけで考えると僕にとってこの居場所があったことはマイナスに働いた。
どういうことか。
Ableは僕にとって素晴らしい場所だ。
いつでも心が落ち着く素晴らしい仲間と先生がいる。
でも、居場所があることは現状からの変化を抑制させてしまう。
つまり語学学校で新たなコミュニティを作らなくても自分には確固たるコミュニティがある。
もちろん、語学学校でも友人は出来たし、週末には一緒に出掛けたりもした。
しかし、もしAbleというコミュニティがなかったら自分はもっと積極的に様々な人と交流を持とうとしたはずだ。
それによって英語力の向上もより見込めたかもしれない。
これが難しいところで、今現時点で自分にとって心地の良い環境や仲間が必ずしも自分の将来にとってプラスになるとは限らないということだ。
逆に、今の時点で居場所がない人は大きなチャンスだと思う。
自分の行動を制限するものは何もない。
自分がなりたい姿、理想の方向にいくらでも進むことが出来る。
従って、今の状況をポジティブなものにするか、ネガティブなものにするかは完全に自分の捉え方次第であり、それによって自分の未来はいくらでも変えることが出来る。そんなことが言えるはずだ。
話を僕の話に戻す。
では僕はAbleというコミュニティを捨てなかったことを後悔しているのか?
そんなことは全くない。
むしろ感謝しかない。
もし、留学の目的が「英語力の向上」のみだったら僕はこのコミュニティを捨てるべきだった。
でも、僕の留学の最大の目的は「自信を得ること」である。
英語力の向上はその目的を達成するための1つの手段に過ぎない。
僕はこの目的を達成するために今後どのような留学生活を送っていきたいのかということを考えた上で、Ableで働くという決断をした。
カナダのバンクーバーという場所で自分が心から熱中できるものを見つけられたことに感謝している。
この決断を正解だったといえるかどうかは来週からの自分次第だ。
この世界に誰がみても正解なことなど存在するのだろうか?
誰がみても正解の生き方なんてあるのか?
結局は本人が正解だと思えるかどうかそれだけだ。
正解に出来る自信はある。
この期間での反省を生かして更に大きく成長できると信じている。
ご期待ください。
今日はこんな感じ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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