「明日も頑張ろう会」と私

自分をさらけ出せる場所。
僕にとっての「明日も頑張ろう会」はそんな場所だ。

「明日も頑張ろう会」の概要は既に他の人が書いてくれているので、ここでは少しだけ僕自身のことについて書かせていただきたい。

僕はずっとどこかで自分を取り繕って生きてきた。
人に自分の弱みを見せるのが嫌で、自分を出すことで誰かから嫌われることを恐れた。
その結果として、誰とでもうまくやれる人間にはなれたんだと思う。
でも自分が心から気を許して安らぎを感じる場所は、
大好きだった彼女だろうが、学生生活をずっと共に過ごしてきた親友だろうが存在しなかった。
そんなもんかと思って生きてきた。
それが当たり前だと思ってた。

話を明日も頑張ろう会に戻す。
この会は固定メンバーは何人かいるが、日々来る人は入れ替わる。
まさに来るものは拒まず、去るものは追わず。といった雰囲気である。
毎日違うメンバーのはずなのに、なぜかこの場所にはいつも人を包み込むような不思議な優しさと暖かさがあるのだ。

何がきっかけで僕が参加するようになったのかも覚えていない。
でもいつの間にかこの場所が僕にとって特別な場所になっていた。
直接会ったこともないし、一緒に過ごした時間も少ない。お互いに知らないことばかりの人達だ。
でも何故だかこの場所にいるときは自分に素直になれる。
この人たちにだったら自分のダメなところや嫌なところもさらけ出してもいいのではないか、そう思えた。
この場所では自分に素直になろう。そう決めた。

人前で泣いたのはいつぶりだろう。
自分のありのままの感情を吐き出したら自然と涙が
止まらなくなった。
人前で泣くなんて恥ずかしい。そう思った。
でも画面をみたときにみんなが僕を受け止めてくれていることが分かった。
味わったことのない感情で胸が熱くなった。

明日からいきなり自分を変えることは難しい。
きっとこれからも僕は自分を取り繕ってしまうだろう。弱みを見せるのをためらってしまうだろう。
でもそれでもいいんだ。
こうして自分をさらけ出しても良いと思える場所が出来たことが本当に嬉しいんだ。

僕はこの場所で全力で自分と向き合う。
だからこの場所で同じ時間を共有している仲間のことも全力で受け止めたい。
それぞれが日々戦っている。
そんな人達が、この場所だけは頑張らなくていい、弱音を吐いてもいいんだ、そう思える場所になれば最高だと思う。

明日も頑張るための頑張らなくてもいい場所。
それが僕にとっての「明日も頑張ろう会」である。


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