PCR検査までのレポート(連載 第2回)
PCR検査を受けることになったそもそもの経緯はこちら
https://note.com/akisasayama/n/n3deae7b68aea
【検査当日の経緯】
・午前9:30過ぎ
PCR検査を実施している医療機関Aに連絡
【Aとの電話でのやり取り】
私:「昨日の夕方にもお電話した者です。PCR検査を受けたいのですが」
A:「昨日のお話ですと、咳が出ただけで熱はなく、ほかに目立った症状もないと」
私:「はい、そうです」
A:「それでしたら、本日15:00からではいかがでしょう」
私:「はい、問題ありません」
A:「では、クルマでおいでになるでしょうから、クルマを救急外来入口側につけて・・・」
私:「いいえ、バスで行きます」
A:「あっ、バスですか。それでしたら14:30にしたいのですが」
私:「はい、かまいません」
A:「救急外来入口に着きましたら、入口の外から電話を入れていただけますか」
私:「わかりました」
クルマなら15:00、バスなら14:30。どういう理由があったのだろう・・・?
ともあれ、到着後にすぐ入口の外から電話
私:「着きました」
A:「入口を入りますと看護師が待機していますので、そこで指示を受けて下さい」
【検査室の様子】
看護師が待機というので、入口にまで出向いてくるのかと思いきや、受付の詰所のようなブースに入って待っていただけ。そこで名前を名乗り、保険証を提示するなどして、検査室に導かれる。
検査室は10〜12坪くらいのスペースで、先に検査室で待っていたのは私の他には1人だけ。3人がけのベンチがそれぞれ遠く離れて複数(3〜4つ?)あって、正面突き当り壁側のベンチに座るよう促される。一旦座ると、検査担当の看護師が必要に応じてこちらへ来るので、検査を受ける者が他の場所へ移動することはまったくない。
【検査の流れ】
まず、TVニュースなどでもよく目にするあの細長い綿棒を鼻に差し込む検査。これが「抗原検査」というもの。鼻の奥へ異物を差し込み、グリグリと回すのだからたしかに痛みはあり不快でもあるが、我慢できないほどでもなかった。とはいえ、痛みや不快感の感じ方には当然個人差があるので、あくまで参考程度に。
検査結果は10分ほどですぐにわかる。この時点で結果は陰性。まずは胸をなでおろす。
その直後、ぐい呑ほどの蓋付きプラスチック容器の中に20mlほど唾液を採取。これが思いのほか手強くて、必死に唾液を出しては容器に落とすものの、なかなか20mlの目盛りまで達しない。5分くらい粘ったが、結局16〜17mlくらいまで溜まったところで「そのくらいでいいですよ」と言われ、固く蓋をして手渡す。この唾液を検体として検査機関に送って調べるのが「PCR検査」
検査結果は後日私に直接くるとのこと。
以前、ある疾患で別の医療機関で検査を受けたとき、検体を検査機関に送付してから結果が出るまで数週間かかったことがあるので、今回もそのくらいの時間を要するのかと思ったが、うまくいけば翌日にはわかるかもしれないとのこと。(詳細は後述)
【費用】
無料検査を行っている医療機関や薬局もあるが、いずれも要予約で、希望通りの日時にできるかどうかわからない。何しろ職場に行けないことにはどうにもならない。時間をかけてはいられないからと、今回は少々費用がかかってもすぐに検査できそうなところを選んだ。検査後、検査室のベンチに座ったままでしばらく待てと言われる。数分後に医師から私の携帯に連絡が入るのだという。つまり、医師は患者を直接目の前で診ることは一切ない。検査前の電話連絡で症状や体調について聞き取りをして、その内容を伝言ゲームで受けて、抗原検査の結果と合わせて診断を下すのである。
【電話での医師との話】
医師:「抗原検査では陰性でした。さきほど採ってもらった唾液を使って、とりあえず『念のために』PCR検査にも回しておきます。あと、咳が出るということでしたので風邪薬と咳止めを処方して・・・」
私:「薬なら、昨日かかりつけのクリニックで一般的な風邪の薬と咳止めをもらってありますから」
医師:「ああそうでしたか。それならそちらを飲むことにしてください。では今回は薬はありませんのでこれで終わりです。お疲れさまでした」
患者に一切触れもせず、伝言ゲームと鼻グリグリだけで処方される薬とはいったいどんなものか?という疑念も浮かぶ。こういうのも「みなし陽性」なる事態の温床なのでは?と考えつつ、帰り支度をしながら精算を待つ。
検査担当の看護師が再びベンチまでやってきて、精算書を手渡す。初診料3680円、医学管理料5500円、検査料19890円、その他70円、合計29140円のところ、保険適用にて自己負担額はしめて2910円。薬の処方が加わればさらに2000〜3000円が上乗せになったところ。(費用については、検査を行う機関ごと、あるいは地域ごとに異なる場合がありますので、それぞれの事情に応じて関連機関に問い合わせをするようおすすめします)
【職場へ連絡】
前回の投稿にも記した通り、陰性である確証が得られない限り出勤してはならないと職場から言い渡されていた。抗原検査で陰性だった旨、検査終了後病院を出た直後に職場に電話で報告。
職場:「抗原検査では陰性でも、PCRの結果はまだなんですよね」
私:「そうです」
職場:「う〜ん・・・たしかPCR検査の結果で判断するんじゃなかったかなぁ・・・え〜っと・・・。もう一度確認してみますのであらためて連絡します」
職場ではこれまでに何人か検査を受けた事例もあったはずなのに、この期に及んで情報の伝達・共有が不十分。やれやれ・・・。そうこうしているうちに連絡が入り、やはりPCR検査の結果で判断するとのこと。ただ、今回私が行った医療機関での検査では、翌日か翌々日には結果が出ている事例がいくつかあるので、分かり次第速やかに報告せよとのこと。へぇへぇ合点承知、とその話は一段落。
このような経緯で、今日の試験・面接は受けられなかった上、再試験もなしと告げられ、さてこれからどうしたものかと腕組みをしつつ頭をひねっているところ。いずれにせよ、起こった出来事には常に何らかの意味があり、まだ私には他にもできること、やるべきことがあるのだと信じるほかない。というわけでその話もここで一旦終了。
PCR検査の結果とその後の事情については、また後ほどレポートします。