秋さん'sコラム『習性と修正』
習性(しゅうせい)という単語の意味を調べると「1,習慣によって出来上がった性質。くせ」「2,動物のそれぞれの種に一般的に認められる行動様式」といった2つの意味が出てくる
読者には日常生活の中でついクセでやってしまう事はあるだろうか?
著者は何かに集中するときに無意識に親指の爪を唇に当ててしまう習性がある。爪を噛むという話は多いが決して噛むことは無く、唇に爪を当てていると無性に落ち着くのである
そのような習性はその人の人生を形成した一部ではあるが、多くの人間が同じ習性をもつことがある。そのひとつが「スーパーで陳列された商品の後ろの商品を取ること」である
鮮度を求められる野菜をはじめ、少しでも賞味期限が長い食品を手に入れようとする人は多いのではないだろうか。この行為に関しては「生活の知恵」として親から子へと受け継がれることは多いだろう
ただしパブロフの犬のようにこの習性がついていると、なんでも目についた商品の後ろに手をつっこんで漁るようになってしまうのだ
ちなみに著者はゴミ袋を後ろから取っている人を見た事もある。指定ゴミ袋にも鮮度があるのだろうか
一つだけ知っておいてほしいことは綺麗に陳列をした売り場に手を突っ込んで漁っているあなたの横では、店員が陳列したばかりの売り場をまた修正しなければならないのかとげんなりとした表情であなたを見つめているということだ
習性とは怖いものである