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急に忙しくなったので、ほら

今月はなんとなく時間に余裕がありすぎる(=再来月の懐がやばい)みたいな感じで、ぬぬぬ・・・と思っていたら、ありがたくも急に忙しくなった。こんな私に色々オーダーしてくださってありがとう。

しかし、同時に語っておきたいこともいくつかピンポイントである。これは、排泄(コラ)しておかないと詰まってよろしくない。だもんで、急いで出す。

今月の「ナースのチカラplus」も刺さる

わしが若い頃の「フォアミセス」といえば、いわゆるレディコミだったので、赤裸々系の話が多かった記憶があるんだけど、ここ数年はかなりの良作ぞろいで、どなたが読んでも割と面白く読めると思う。

中でも広田奈都美先生が描く「ナースのチカラ」シリーズはやばいっすね。わたくしは、関係性マニアでもありますから、どうしてもそっちに寄ったレビューになるわけですけど、本作は「看護とは」みたいなのが軸。

が、しかし、かなりしっかりそれぞれの登場人物のバックグラウンドがあり、医療関係で働く人、在宅看護・介護に関わる人、それ以外にも刺さる内容になっています。

このシリーズは3作目?4作目かな。同じ訪問看護ステーションを舞台にして描かれているのだけど、今作は「看護」の他に「多様性」だとか「生き方」だとかがテーマにあるのかなと思います。

作者の広田先生も現役世代で、現役の看護師ですから、答えを持って描いたいるわけではないんだと思います(たぶん)。でも、真摯に向かい合ってその結果を伝えてきているように感じます。

前述の通り、わしは関係性マニアなので、今作の主人公・持田とはからずしも?家族になった小紫との関係性に萌えるし、燃えるし、羨ましいとおもったりもするのです。

Xだったか、noteだったかでも書いた気がするけど、持田の相方は馬渕が受け取るのかな…と思っていたんですよ。馬渕は初期から出てるしね。そこに思わぬダークホース小紫がね…。最初はいけ好かない女に嫌われる女として出てくるわけですが、これはね…私も好きになっちゃうよ…。……じゃなく、まさに今月号に描かれている通り、持田とは「素手で殴り合いをしているパートナー」になっているわけですよ。

これはねえ、持田にとってはかなりの救いだよね。持田に心酔するだけでなく、素手で殴りかかってきて、同じようにぶつけても返ってくる。これはねえ、持田には救い(しつこい)。馬渕では優しすぎるんです。

この二人は、(いまのところ)性的にも愛情でも結ばれていない(?)状態であるものの、小紫の子どもを一緒に育てる道を選択したんですよね。「お父さん役」やる、と。(持田曰く「なんか、わくわくしたから」)

描かれ方的にも、持田はノンケだし、性自認も同一性がある(とおもう)。が、ジェンダー的にはお父さん側の方がしっくり来る人だったのかもしれないし、それを登場人物に選び取らせる広田先生があっぱれなんですよね。

自分は関係性マニアなので、そこは愛が生まれて欲しいものではありますけど、小紫は性愛に基づくつながりを信じきれていない人なので、あえて性愛が発生しないはずの相手をパートナーとして据えてる…と思う…ので、そこには踏み込まない気がする(が、あってもいい、ぐらいには思っていそう)。まあ、そんなこたーいいんです。

やはり、登場人物ひとりひとりにしっかり背景がある作品は読み応えがありますし、語れるし面白い。良き。

んで、今月刺さるのはあれですよ…「死は選択できない。でも生きているなら他のことは選択できる。」(意訳)

ねえ・・・刺さりません?わしが中年だから…?

そんな作品を描く広田奈都美先生が、何かとある事情からSNSを期間限定で頑張ってみる試みをしているみたい。

頑張っていただきたく御座候。それはそうと、チェイサーゲームを見ている人にもハマる作品だと思うよ。「ナースのチカラplus」。LINE漫画やマガポケでも配信しているのでぜひ。

日産90周年記念MVとimaseがエモい

「チェイサーゲームW」からimaseの魅力にハマってもーて、日常的に聴いてるんです。ほんで、シーズン2が始まった時、CMで流れていたのをいまさらyoutubeで掘り起こして見てみたらさ・・・もうね・・・エモすぎて吐いたよね。

性格には、imaseとなとりのコラボなんだけど。

楽曲がエモいのはもちろんなんだけど、このMVもエモい。ちょっと前に話題になったケータイ電話のMVよりもこっちのほうがエモい。クソエモい。

昔々、ラシーンに乗ってる人が好きだったなーとか、好きな人と出かける時にちょっとしたわくわく、上手くいかなくなり始めた時の沈黙etc。まあね、中年だから刺さるんですわな。。。

百合はさ6巻。7巻が出て、それ以降は電子書籍

一応、正規連載版は完結という形になったのだけど、インディーズ的にタイトルを変えて続くとのことで。(正規な手続き済)

ほんとにねえ。これはエモいんだよ。とうの昔にかなぐり捨ててきた青春時代の握りつぶしたくなるような恥ずかしさやときめき、巨大感情が詰まってる作品。

9月に6巻が発売され、追って7巻の発売も告知されたんだけども、それ以降は電子書籍。でもねえ、この作品。マジで紙媒体の表紙が紙質も彩色も、イラストも構図もなんもかんもが神ってる。

6巻の表紙もさあ、、、ついつい思い出しちゃうよね。高校時代の夕暮れの校舎を。あの空気を。たいした青春っぽい思い出のない陰キャかつ、スポ根かつ、勉強と漫画に明け暮れていたあの時代の西日とほこりっぽい校舎。やべえんですってば。

だから、8巻以降も紙で手元に置きたかったぜえ…。

作者の蓬餅先生におかれましては、ゆっくり休養を取っていただき、作品づくりに励んでいただきたい所存…


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