「みっしょん!!」/入江喜和・著
わしの占い師としての活動を書こうと思ったのですが、カバー画像に目が止まったのが運の尽きで、最近読んでた入江喜和先生の最新作についてメモっておこうかと思ったわけです。
なお、某大手事務所(大人の事情でここではナイショです)、mond、直接あと他にもちょこっと、いろんな窓口があります。
ちな、mondさんは上手く使ってもらうと、激安で占えます(でも、おひねりください。モチベのために何卒)。おかげさまで、某大手事務所でのレビューは最高得点を付けてくれる方が多いので、客観的にみて、まあまあいい占い師なんじゃないでしょうか。
お客さん待ちの待機しながら、画像加工とかしてますけど…。さすがに原稿仕事する時は待機できない気持ちなんだが、原稿書き仕事もありがたいことに増えているので、上手いことやりくりしたい気持ち。つまり、短時間で集中しましょうよ、っていう。頭の切り替え。
閑話休題。
みっしょん!!ですよ。ついにここまできたか、入江喜和先生よ。「おかめ日和」の中盤辺りから入江喜和先生を追い始めて早幾年。その話は別のところでも書いているので、おいておいて、「みっしょん!!」だよ。
オバ百合だよ(ご本人曰く)
先生の中に確固たるテーマがあるのかどうかはわかりかねるのですが、
おかめ日和
焦点:年齢差恋愛となが~~~~~~い片思いが通じるやつ。とんでもねえ母性ってなんぞ?愛ってなんぞ?
たそがれたかこ
焦点:中年のおばさんが超絶若い子にときめきながら、自分らしさを探す作品
ゆりあ先生の赤い糸
焦点:不倫とゲイと大家族と純愛と年齢差恋愛と。
みっしょん!!
焦点:オバ百合。と、いいつつ、実際は誰が何にときめいたっていいよね!が、テーマかな。
こんな感じの変遷。基本的に一筋縄じゃいかない生活とか人生とかのなかで、もがきながら自分らしく生きる道を探したり探ったり、掘り当てたりする人たち(おもにオバサンが)を描いた作品が多いかなと。
みっしょん!!はどういう話になるんかな~と思っていたら、気がついたらオバ百合になってて、なんということでしょう!という気持ちです。それとは別に、実母の介護をほぼ一人でプレッシャーを背負う、とか、縮小気味の本業、とか、掴みどころのない空気のようになってしまった旦那が知らんうちによくわからん人になってた、とか、でもそんな中で取り立てて大きな波や事件って起きない日常を非日常性を持ちながら、それでも本当に東京の下町に庵さんたちが生活してそうな生活臭を持って描いている作品で本当に興味深いし面白い。
願わくば、朝子さんにもうちょっと色気がアレばバッチリ度が上がりそうな気がするが、いやらしさのないオバ百合にするとなると、あの雰囲気のほうが良いのかもしれぬ。
なんちゅーか、
正統派女の古の少女漫画を地で行ってるギリギリのリアルさが良い作品。
部屋が微妙に寒くて手がかじかんできたので、ひとまずこのへんで。