「例えば漂う方がレールは破壊せずに済むと」
「例えば従う方が指先は触れたままだと」

鬼束ちひろさんの詩の世界。日本の音楽家の中でも特筆して美しい存在。

「完全な醜さで自分を越えて行けるのなら何度でも泥を纏おう」
「不完全な瞬きで綺麗なもの意外全てを消すのならこの眼を捨てよう」