2024年9月19日
自分がこんなNoteを書く日が来るなんて、これっぽっちも思っていなかった。
(あと数日で)20歳にしてジャニオタ歴10年、Jr.担歴7年、お姉さま方には到底及ばないにせよいろんな瞬間をリアルタイムで見てきた。
Love-tuneの退所、Snow Manの増員、スノストの同時デビュー、そのたびに驚くほど鮮明に克明に綴られたブログやNoteを目にして、共感して泣いたり該当担に思いを馳せたりしてきて、まさかその数年後に自軍がこんなことになって自分がこの感情、状況、思考をNoteに残そうと考える日が来るなんて。
わからない。最初の感情はそれだった。
9/19の12:43、突然いつも連番してる瑞稀担の友達から電話がかかってきた。ちょうどスマホをいじってる時だったから1コールで「もしもし?」と出たら、友達は何も言わずに嗚咽をあげて泣いてた。びっくりして「どうしたの?何かあった?」と何度も聞くと、泣き声で途切れながら「ゆうぴやめちゃう」、そこからは堰を切ったように「ファンクラブに動画上がってる」「HiHiが5人じゃなくなっちゃう」「2つも失っちゃう、ゆうぴもデビューも」。
頭が真っ白になるってことはなかった。頭をすぐに真っ白にできるほど言葉の意味を理解できなかった。意味がわからない、ただそれだけだった。私は友達の言葉に対して「え?」「どういうこと?」「待って」「意味わかんない」の4種類の返答しかできていなかったと思う。
それくらい、言葉の意味を飲み込めなかった。
それは多分今もそうなんだと思う。一夜明けまた一夜明け、朝の番組でもスポーツ新聞でも大きく取り上げられ、今までHiHiがお仕事がお世話になった方々がSNSで触れてくれて、界隈の外へこの事実がどんどん知られていくのを見るとああこれは現実なんだ、髙橋優斗からメンバーとHiHi担へのタチの悪いドッキリではないんだと、時間が経つにつれてそう実感していくのに、頭の片隅でやっぱり信じてない私がいる。だってわからない、HiHi Jetsが5人じゃなくなるとか髙橋優斗がジャニーズじゃなくなるとか、そんなことあるわけない。
友達との電話を繋げた状態で急いでFCからのメールを探した。メールを開いた瞬間目に飛び込んできたのは「ジュニア情報局会員の皆さまに、HiHi Jetsよりご報告がございます」の文字。私も何度となく、時には笑いながら口にしてきたジャニオタの合言葉、「重大発表はいいお知らせ、(大切な)ご報告は悪いお知らせ」がさっと頭を掠めた。この時点で私は、友達が言った「ゆうぴやめちゃう」「HiHi Jetsが5人じゃなくなっちゃう」という言葉を信じていなかったんだと思う。そんな嘘を友達がつくはずないというところまでは考えが及ばなかったのだけど。嘘だとしてもそれくらいには衝撃的な嘘だったから。
震える手でURLをタップした。出てきた動画は優斗が真ん中にいて、はしみずがそれを挟んで、いがさくが両端にいるという見飽きたほど馴染んだいつもの5人。
「私髙橋優斗は2024年10月1日0時をもって、株式会社STARTO ENTERTAINMENTを退所させていただきます」
そんな言葉が聞こえた。ここでようやく、少なくとも友達の言葉が嘘ではなかったことを理解した。一緒に地方まで飛んだりヒーヒー言いながら積んだり、万単位のお金をしょっちゅう立て替え合ったりするほど信頼している友達の言葉ですら、この時点までは信じられなかった。
その後に5人が紡ぎ出す言葉は、ちゃんと耳に入ってきて、ちゃんと頭に入ってきて、多分意味を理解もできて、だけど掴もうとするとつるつると滑ってするすると抜けていってしまう、そんな感じ。リーダーとして話を振られた瑞稀くんのくだりも、サブリーダーやらサブサブリーダーやらサブサブリーダーの補佐やらのくだりも、今後は友達だとかでかいソファを贈り合う仲だとかの話も、その表情も、あまりにいつものHiHiすぎて、私が7年愛してきたHiHiすぎて、その合間に告げられる言葉が意味するのはそんなHiHi Jetsがよくない方向へ変わると言うことなのに、動画の5人はひどく日常で動画が意味する非日常との隔たりがありすぎた。
瑞稀くん、涼くん、作ちゃんは事務所に残るとはっきり言ったけど、ガリさんはなにも言わないし、これからHiHi Jetsはどうなるのか、解散なのか4人で続けるのか、なにもわからなかった。事務所に残ると言った3人も、今すでに決まっている個人仕事を終えたらどうなるのか。普通に考えたら、事務所に残ってエンタメを届けていくと言った以上それは現時点では永劫的なプランなんだけど、今後のHiHi Jetsについての言及が皆無だから疑いもなくそんなふうに思えなかった。それくらい、自担が5人のHiHi Jetsにいない姿が想像できなかった。涼くんだけじゃない、瑞稀くんも作ちゃんも、ガリさんも、もちろん優斗も。
でもとりあえず、友達の言葉は嘘じゃなくて、髙橋優斗がHiHi Jetsからの脱退とジャニーズ退所を発表した事実だけは理解して、そこでやっと涙腺が動いた。ぽろぽろと静かに涙が流れてきたけど感情はまだ追いついてなくて、涙を流しながらもなお私は電話を繋げたままの友達に「どういうこと?」「意味わからない」とうわ言のように繰り返すだけだった。
とにかくすぐに会おうとなって、埼玉住みの友達と都内住みの私がいつもよく落ち合っている新宿までは友達の方が時間がかかるから、彼女の到着予定時刻に合わせて私も家を出ようと思い、とりあえずバッグに今までの円盤とペンライトを手当たり次第詰め込んで、あとはぼんやりする頭でベッドにもたれてTwitterをあさった。
オタクたちが感情のままに綴った臨場感ある無数のツイートを涙越しに見て、やっと少しずつこれが今私が置かれている世界での現実なんだと認識し始めた。
駅までの道も電車に乗ってからも、涙は止まらなかった。泣きじゃくるというより、スマホに表示される文字も動画も全てが涙腺をつついてきて、ただはらはらと涙だけを流していた。同じ車両にやっぱり泣きながらスマホを見ている女の子がいて、バッグにつけられた作ちゃんのはぴぬいが見えたからああ仲間だなと思った。私も声をかけられる精神状態じゃなかったけど、あの子は今ちゃんと食べてちゃんと寝ているだろうか。
新宿について、友達が待ってるルミネ口に走るとマスクと眼鏡をした友達がいた。私も彼女も完全にすっぴん。お泊まりは何度もしてるからすっぴん自体はお互い見慣れてるけど、会うときは大体現場かオタ活だから「自担のファンとして」というプライドのもとカラコン入れてばっちりメイクして髪セットしていた。そんないつもの私たちからは考えられないほど疲弊していて、ルミネ口で抱き合ってわんわん泣いた。
2人ともそんななのに、私より背が高い友達は抱き合ったまま何度も私の後頭部を撫でて、私は何度も友達の背中をさすって、自分もボロボロなのにお互いを労わり合うような無意識の手はやっぱり何度も隣でペンライトを振ってきた私たちの手だった。
とりあえず円盤見ようとカラオケに入り、受付を待ちながら「5月の名古屋オーラスが5人を見れる最後だったんだね、無理して行ってよかったね」と話していたら同い年くらいの女の子が「多分同じ(境遇)です」と瑞稀くんのプロフィールカードが挟まれたスマホケースを見せながら声をかけてくれた。もちろん初対面だったけど、その場で抱き合ってまた3人で泣いた。やっぱり考えることはみんな同じなんだ、信じられなかったりつらかったりしてもとりあえず自分たちが愛してきた5人のHiHi Jetsを見返そうってみんな思うんだ、同じ境遇の人を見つけられてよかったと思うと同時に、ああ私たちだけが見ている悪夢でも私たちの勘違いでもないんだ、髙橋優斗が退所を発表したのは現実なんだとまた思い知らされた気がして打ちのめされた。
カラオケはそんなに時間なかったからBOOOOOSTだけ見た。9/13に届いてすぐ見て、あまりにも良すぎて大好きだったのに1週間も経たないうちにこんな気持ちで見ることになるなんて思わなかった。
だぁどらの優斗の台詞が、「俺の職業はお前を幸せにすることだ」でまた友達と泣いて、涼くんが演出担当したCEOで叫び散らかして、そしてバックのJr.コーナーから後半への繋ぎを見た。Ready to Rise。何十人ものJr.の後ろから現れた白衣装の5人、そのど真ん中で「眩しいほどのSuper Star」と歌う優斗がなによりも眩しくて、あまりにもスターで、あまりにも輝いてて苦しかった。どの瞬間切り取っても、髙橋優斗は圧倒的に主人公すぎて悔しかった。
優斗のために、HiHi Jetsのために、私たちには最後になにができる?
Jr.大賞にはもう優斗は出ない、残りの4人だって今後どうなるのかわからない。
優斗の現場ももうない。デビューしてないJr.だから、残ってるCDを買い尽くすこともできない。
BOOOOOSTが流れるスクリーンの前で友達と顔を見合わせた。写真。公式写真を枯らすしかもうできることはない。この時点で18:00を過ぎていた。
ジャニショ(ファミクラストア)は19:00閉店、ネットで入店状況確認したら入れそうな感じ。
新宿のカラオケを飛び出して、ちょうどやってきた埼京線に飛び乗って、薄暗くなってきた空と裏腹にネオンが輝き人で溢れている渋谷の街を走った。離れないように手を繋いで、円盤を詰め込んだバッグを抱えて、スマホで入店状況を確認しながら走った。こんな気持ちで、すっぴんでなんのおしゃれもせずにジャニショに向かうなんて、こんな日が来るなんて思わなかったと心で叫びながら走った。
無事閉店30分前にジャニショに駆け込み、2階に駆け上がって目指したHiHi Jetsの写真スペースには人だかりができていた。
パネルのあちこちに貼られたsold outのシール。優斗のソロ写真と5人の集合写真のほとんどに貼られていた。まだ残っている写真のQRコードを泣きながらスマホで読み込む優斗担がいた。その光景に、ああ本当に優斗はいなくなるんだと見せつけられて、また現実を目の当たりにして、また苦しくなった。5人の姿を大画面で見たくて行ったカラオケも、あと優斗のためにできることはと駆け込んだジャニショも一緒、やっぱり考えることはみんな同じだった。
優斗愛されてるね。主人公だもんね。
残っていた写真を買って、キンプリの海人を掛け持ちしている友達の「キンプリのときは永瀬や海ちゃんの写真も全部売り切れた」という言葉に勝手に財布が開いて涼くんのはぴぬいをまた買った。友達も瑞稀くんのはぴぬいをまた買ってた。
閉店したジャニショを出て、2人で呆然としながら渋谷駅に向かって歩いた。ゆっくり歩くのはこれが今日初めてだった。気温は35℃近くあるはずなのに、体は汗ばんでいるのに、ずっと寒かった。熱を出したときみたいにぞくぞくとした悪寒が止まらなかった。
今日は一緒にいようと意見が一致したから2人で私の家に向かった。こうなる気がして、家を出る前に友達の分の布団を部屋に出していた。夜になって1人で正気でいられる自信がなかったし、お互いがちゃんと生きていられる確信もなかった。
私の家の近くのスーパーで、お菓子とお酒とジュースを買い込んだ。友達は3ヶ月前に20歳になっているのに、お酒はすごく弱くてあまり好きじゃないと言って普段は全くと言っていいほど飲んでいなかった。現場帰りに焼肉に行ってもトリキに行っても山ちゃんに行っても、私に合わせているのではなくソフドリしか飲まないくせに、大量の缶を目の前に度数3%か4%かで迷っている彼女は数分前に「今日は飲む、飲んで忘れたい」と笑っていた。
まだ飲めない私はいつもどおりピンモンをカゴに入れて、ポテチ2袋とチョコレートと燻製イカも入れた。
私の家に辿り着いて、なんとかシャワーを浴びて、着の身着のままで泊まりに来た友達にはだしょのグッズのHiHi JetsTシャツを渡して、私はいつも通り部屋着にしているBOYS BE AMBITIOUS Tシャツを着て、私のおばあちゃんが作ってくれたトンカツを2人で食べた。こんなときなのに友達が「トンカツロック…」とか呟くから笑ってしまった。たった数時間で私たちの世界はこんなに変わってしまったのに、変わらずお腹は空くしトンカツは美味しかった。それがなんだか悔しくて悲しかった。
私の部屋で布団に座って、お菓子を広げて缶を開けてスプパラの円盤を見た。
2人とも疲れ切っていた。体力というより精神力がもう残っていなかった。
ほろよいも1缶飲みきれないのだと、自担に似たのかなと思ってたのに瑞稀くんはビール350ml缶を3本も飲めるんだから全然弱くないじゃん嘘つきと、以前笑いながら言っていた友達は4%のお酒を数口飲んで真っ赤になっていた。チェイサーとして炭酸を飲んでいるのを見て、最初に出会った遠征先のHiHi Jetsの現場帰り、帰りの新幹線の席をとる方と食べ物飲み物を入手する方にわかれようとなり、現場帰りのオタクだらけのコンビニに並び始めた私に「炭酸!なんでもいいから炭酸!!」と叫びながらホームの人混みに呑まれていった彼女の姿をふと思い出した。無事彼女が確保してくれた席で2人で炭酸を飲みながら自己紹介や身の上話をして、「炭酸が1番美味しい」と笑っていた、あの時は2人ともまだ20歳じゃなかったね。
円盤見て、Twitter見て、FC動画見返して、12:30に更新された優斗のブログを見返して、感情はジェットコースターのようだった。HiHi Jetsの姿を見て笑って、退所の現実を感じて泣いた。ようやく優斗がいなくなるということを少しずつ実感してきた私は、この時やっと声をあげて泣いた。ずっと黙って涙を流すだけだったけど、「5人でデビューして欲しかった、ずっと見ていたかった」と口にすると同時に嗚咽が漏れて、うずくまって子供のようにわんわん泣いた。炭酸チェイサーでいくらか落ち着いたらしい友達はそっと私を抱きしめて、そのまま一緒に泣いた。モニターではスプパラが流れ続けていた。「みんながついてきてくれたら、俺たちずっと5人でいれます」だからついてきたんだけどな。
ジャニアイも見た。オープニングのLGTEのあと、風船を割って飛び出してくるHiHi Jetsが好きだった。モニターに大きくうつされたHiHi Jetsの文字をバックにローラースケートで駆け回る5人はもう見れない。フィナーレのLGTEで帝劇0番に立つ優斗ももう見れない。
BINGOオーラスのインライ映像も見た。「本当に最後の曲だよ」というガリさんの言葉が今になって、最後ってそういうことだったんだと胸を刺した。EotFの曲振りで、「今は何年ですか?」「2019年じゃなくて?」と言った優斗は、どんな気持ちで2019年という言葉を発したのかな。自分が最後のスペオキだったあの人が亡くなったあの夏、今もしょっちゅうオタクに懐古されるほど輝いていたHi美全員10代の最後の夏、8.8でトップバッターとして東京ドームを駆け回ったあの夏、涼くん作ちゃんが活動自粛して、それでもHiHi Jetsを守ってくれた、2人が帰ってくる場所を残してくれた、高2だったガリさんが「2人が辞めるなら俺もついていく」と言ったあの年。
今はあの2019年じゃなくて2024年。結果的に5人最後となったあのオーラスで、円盤化されなくても後に残るように異例のインライをして「時は24年」と歌った。思えばEotFをフルで歌ったのはMVとこのオーラスダブルアンコだけじゃないだろうか。「笑顔のままでまた会おうよね、遠くない未来」と5人はどんな気持ちで歌ったのか。ガリさんは最後のラップパートで、空を指さして「ずっと見ててくれ」とどんな気持ちで叫んだのか。
涼くんはソロのCareをどんな気持ちで泣きながら歌ったのか。
優斗はどんな気持ちでDear WOMANで「みんなありがとうー!」と叫んだのか。
15:00までの必修に出て新幹線で向かったあのオーラスも、今思えば伏線だらけだったのかなと細かいことまで鮮明に思い出される。
いつからか、デビューを口にしなくなった。5人という言葉を口にしなくなった。未来を語らなくなった。駆けるを歌わなくなった。
BINGOのセトリはまるで今までのHiHi Jetsの総まとめみたいだった。オーラスで異例のインライをしてくれた。
アリツア以降、はしみずはサマステと舞台、作ちゃんは舞台と映画、ガリさんは映画2本と大きな個人仕事があったのに優斗だけなにもなかった。
HiHiの日に、瑞稀くんは5人の写真じゃなくて自分のソロ写真をあげた。
発表されたHi美の写真集に、どこにも「HiHi Jets」「美 少年」の文字はなかった。予約ページにもタグがついていなかった。
涼くんはついこないだの伝記で「橋本ファンとは長い付き合いになりそうです」と言った。
優斗は雑誌で10年後の自分に「元気で楽しくいてくれたらそれでいい」と話した。
今思えば、伏線や思い当たる節は沢山散らばっていたんだと思う。でも、オタクが若干騒いだときはあれどリアルタイムで感じさせずにエンターテイメントをやり切ったのはやっぱり私が好きになった、HiHi担に愛されたアイドル HiHi Jetsだった。心から誇らしく思う。
と同時に、デビューや5人という言葉も未来も語らなくなった彼らの嘘をつけない素直さ、真っ直ぐさがどうしようもなく苦しい、苦しくて愛しい。
FC動画の最後の「以上、HiHi Jetsでした!」が、YouTubeや島動画でもう数え切れないくらい聞いてきた言葉なのに、今までは次いつ見れるかなって気持ちだったのに、まるで今までの5人のHiHi Jets人生を全部まとめて、2015年の結成から今までが「以上、HiHi Jetsでした」って言ってるみたいに聞こえて。
5人でデビューする姿見たかった
デビューシングル死ぬ気で積みたかった
どんどん大きくなっていく姿に寂しさを覚えつつも、この先何年も何十年も5人でHiHi Jetsをやっていく姿を見たかった、というか見れると当たり前のように信じてた
永遠も絶対もないって、Jr.なら尚更ってわかってたのに
社名が変わってシステムも変わって、いろんなグループからいろんな人が抜けて、独立して
激動のこの1年を過ごしたのに、変わらないものなんてないんだって目の当たりにしてきたのに
HiHi Jetsは5人でずっといるって不思議なほどなんの疑いもなく信じてた
嵐からジャニオタになった私、唯一嵐みたいになれるかもしれない、なるかもしれないって思ったグループだった
こんなにペンラの色に偏りなくて、誰がセンターにたっても良さがあって。
だけど優斗は端にいると違和感がある、15年目実力派ベテランJr.の自担にもない圧倒的キラキラを持ってて、きっとそれは努力じゃ手に入らない完全な天性の才能で、なんかもうほんとに憎らしいくらい主人公なんだよ髙橋優斗
「次のデビューは最速でHiHi Jetsが掴み取りに行きます」「僕たちには夢があります、それは伝説のグループになることです」
私は橋本担だけど、こうやって優斗が言ってくれた言葉ちゃんと覚えてる
こういうことを言ってくれるのは優斗だった、こういう言葉が誰よりも似合うのが優斗だった
瑞稀担の友達が「瑞稀からセンター掻っ攫っていったんだろ、最後までHiHi Jetsのセンターでい続けろよ…」って絞り出すような声で言ってた、あのオールマイティ絶対的など真ん中井上瑞稀からセンター攫える人だった
私はずっと橋本担で、スマホケース、お財布、トートバッグ、持ち歩く羽織、カーディガン、コンタクトケース、日傘、ハンディファン、高校の卒業式のドレスも浪人中付けてた指輪も何もかも青
涼くんのことが大好きで、でもその前に、優斗がいて涼くんがいて瑞稀くんがいてガリさんがいて作ちゃんがいるHiHi Jetsが大好きだった
5人で伝説になるのがHiHi Jetsの夢ですって何年も言い続けてこっちはずっとそれについてきたのに、急に1人だけ伝説にならないでよ
ジジイ最後のスペオキが、ダンスも歌も未経験だった野球少年が、誰よりも輝く主人公だった髙橋優斗が、こんな形で伝説になるなんてずるい
そう思いながらも、野球一筋だった少年が高校生というJr.としては遅いタイミングでジャニーズに入所して、先代の最後のスペオキとして驚異的なスピードで上り詰めて、先代のお別れ会でマッチさん、東山さん、タッキーにまじってたった4人しか選ばれない代表務めて、何年もJr.全体のセンター張って、帝劇の0番が誰よりも似合って、でも先代が作り上げたものが崩れた事務所からは1人出ていく
それも含めて全部あまりに儚くて、主人公で、あまりに髙橋優斗だとも思ってしまった
悔いは全くないと言い切る優斗と悔いはありますと伝記に綴る涼くん、それもあまりにも髙橋優斗と橋本涼だと橋本担の私は思う
HiHi Jetsやめたこと、ジャニーズやめたこといつか後悔してほしい、髙橋優斗がJr.として生きたこの9年がそれくらいには素敵なものであったらいいなって思ったけど、でもきっと優斗は自分の選択を後悔なんてしない人だから
自分の選択を絶対に正解にする人だから、周りが文句言えないくらいにそうしてしまう人だから、そういう人じゃん髙橋優斗って主人公だもん。
この5人じゃなきゃだめなんです
10年後、俺たちと答え合わせしましょう
みんながついてきてくれたら俺たちずっと5人でいれます
そんなこと話してくれた頃もあった。
ああ言ってたじゃんって言いたい気持ちもゼロじゃないけど、でも、ダメって言われてないからってなんでもやってきたHiHi Jetsが、ジジイが亡くなったとき全員で退所しようとしたHiHi Jetsが、あんなに悪ガキで無茶だったHiHi Jetsが、ずっと貫いてきた「5人じゃなきゃHiHi Jetsじゃない」を超えて脱退を受け入れて前向きに振る舞うくらい大人になってしまったんだな。
結成から9年、この5人になってから6年半、あの人が亡くなってから5年、いろんなことがあったこの時間が5人をこんなに大人にしてしまったんだな。
誰よりもこの5人じゃなきゃだめだと思っていたはずの5人が
誰よりもキレたら怖いと優斗に言われていた最後の砦の橋本涼が
誰よりも相応しいリーダーだと優斗に言われていた井上瑞稀が
誰よりも髙橋優斗を認めていた、立てていた猪狩蒼弥が
誰よりも望まれてHiHi Jetsの最後のピースを埋めた作間龍斗が
誰よりも5人のHiHi Jetsを愛していたはずの5人が
この選択をした事実が辛い
それが事実だからこそ受け入れなきゃいけないのに
中学1年生でHiHi Jetsと出会って、高校ではHiHi担のクラスメイトに出会って、浪人中は挫けそうになるたびに「まあ黙って見てろよ成功者 すぐに産声を上げる栄光が」を頭に描いて
そうやって5人のHiHi Jetsを愛して5人のHiHi Jetsに救われて生きてきた私はもう大学生になってしまった
HiHi Jetsを好きじゃなかった頃の自分なんてもう覚えてない
YouTubeでなにを見てたのか、毎日なにを楽しみに生きてたのか
橋本担だけど、仮にHiHi Jetsが4人で続くとしてもHiHi担を続けると即答できない
5人のHiHi Jetsにいない涼くんがわからない、想像できない、考えたこともない
橋本担だけど、現場に行ったら勝手に目が惹きつけられてしまうほど優斗は輝いていた
圧倒的主人公、圧倒的センター、圧倒的スターだった
5人のパフォーマンスも、5人の笑い合ってる動画も、写真も、全部見るのがつらい
だけど5人のHiHi Jetsを摂取してないと気がおかしくなりそう
でも見たら結局このままでいてほしくて泣いてしまう
眠るのが怖い、朝が来るのが怖い
優斗がジャニーズJr.でいてくれる残り時間、HiHi Jetsが5人でいてくれる残り時間がまた1日減ってしまうから
昨日、大学の授業の合間に優斗の退所を報じてるスポーツ新聞を全紙買った
Jr.なのにこんなにたくさん大きく取り上げられてすごい
でも髙橋優斗と退所の文字が並んでるところなんて一生見たくなかった
「株式会社STARTO ENTERTAINMENT」なのに変わらず「退社」じゃなくて「退所」で
あの人最後のスペオキの優斗は本当に圧倒的ジャニーズで、私が、ジャニオタが愛してやまないあの文化を体現するような人で
自担じゃないのに
優斗の退所を知って私が1番初めにしたツイートは「人生終わった」だった
HiHi Jetsは私の人生だった
本当に本当に大好きだった
いつまでも続いていくと信じて疑ってなかった
全てが過去形になってしまうのがつらいです
いっそ涙が枯れてくれればいいのに
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