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子どもと“会う”こと
先日、machiminさんの「子どもの台所」というイベントに参加させていただきました。
machiminは「まち(machi)をみんな(min)でつくる」をコンセプトにした、流山市のコミュニティスペースです。
https://wacreation.com/machimin/
machiminの会場はいくつかあって、今回参加したのは初石駅から10分程歩いた所でのイベントでした。
着いてみると、見た目は普通の家のよう。
(後から聞いた話だと、空き家を利用させていただいているようです)
さっそく玄関をくぐると子どもの元気な声が聞こえてきます。
すぐに、小学生の女の子が「検温します! 名前と連絡先をそれに書いて! コートはこちらにどうぞ! 荷物もここに置いて!」と、テキパキ誘導してくれました。
すごい、慣れてるなあ、と思いながら台所へ。
その日のメニューは肉まんでした。
肉まんを手作りするのは初めてだったので、正直私も分からないことだらけでした。
ちなみに、このイベントで使う食材はフードバンクから頂いたものらしいです。
ちなみに先月、私の大学でも近隣の農家さんやスーパーマーケットなどから合計20トンの食料支援がありました。食べもので支え合う関係って良いな、と思っていたばかりなので地域コミュニティレベルでそういったことに触れられて良かったです。
肝心の作る過程は、小学生でも分かりやすく大人は基本見守るスタンスでした。
餡を生地で包む工程は大人も子どももみんなでやりました。
これが案外難しいのですが、和気あいあいと楽しい雰囲気の中作業が出来ました。
中には動物を模した肉まんを作っている子も!
その後、ホットプレートに並べ完成するまで少し待ちます。
他の参加者さんと話したり。
余った食材でスープが作られたり。
お皿を並べたり。
砂糖を溶かして べっこう飴を作ったりする子がいたり。
終始楽しく賑やかでした。
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そして完成した肉まんがこちら!
初めての手作り肉まんは、もちもちで熱々で、とても美味しかったです。ごちそうさまでした!
食べたあとは、みんなでその日の感想を言い合って、片付けをしました。
子どもと“会う”こと
このnoteのタイトルでもある、「子どもと“会う”こと」 について思ったことを最後に。
今回参加したこと「子どもの台所」は、子ども食堂というよりかは、地域の子どもが大人と一緒に料理にチャレンジしたり遊んだり出来る場所、でした。
自分が小さかった頃を振り返ってると、こういうイベントに参加したことがあんまり無かったように思います。
関わることのあった大人は、せいぜい家族と学校の先生くらいでした。
子どもからしたら、地域の大人と関わりを持つことの出来る機会にもなるので、ぜひこういったコミュニティやイベントが増えていけばいいな、と思います。
しかし、参加してみて同時に思ったのが、「大人として子どもに関わる機会」 も同じくらい少ないことです。
私は親戚に小さい子もおらず、最後に小学生と関わったのが中学時代に職業体験で小学校に行った時以来かもしれないくらい前のことです。
子どもが出来れば嫌でも子どもとの関わりは増えるかもしれませんが、一生独身だったら大人としか関わらず生きていくことになるかもしれない。
近年は、挨拶しただけで 不審者扱いされた、なんて話を聞くこともあります。
それは、“ご近所さん”が狭くなり、関係が希薄になっていることと繋がっています。
今の子どもを知ることは、凄く大切なことだと思います。
世界の変化と同じくらい、子どもを取り囲む環境の変化ははやいです。
(「こうしたい」の理想論から進まないことも多いですが)
実際、小学生だった頃の私が10年前に受けた教育と、このイベントで会った子達が今受けている教育は、違うことも多いと思います。
しかし、今の子どもと関われる場所は、大人から見ても案外少ないのかもしれません。
だからこそ、地域コミュニティの発展は、子どもだけでなく、大人にも良い結果をもたらしてくれるのだと思います。