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会社が成長し続けるために、社長がやるべきこと #食べチョクチーム

こんばんは。食べチョク代表の秋元です。

食べチョクを運営する株式会社ビビッドガーデンは、本日シリーズCで13億円の第三者割当増資を行ったことを発表しました。既存株主であるジャフコさんが旗振り役となり、金融系VCやCVCを中心に合計14社のVCから出資を受けています。

忙しい方向け要点まとめ

  • 「食べチョク」は7300軒を超える農家さん漁師さんから直接商品を直接購入できる産直通販サイトです。

  • 2020年以降、大きく事業が拡大し、前期FY2021までの2年間で年間流通額が128倍、生産者数は10倍に成長しました。月に1500万円を売り上げる生産者さんも出てきています。

  • 足元の事業成長と将来性を評価いただき、14社のVCから13億円の資金調達を行いました。調達した資金はマーケティングと人材採用に充てます。採用強化中です!

  • 今回の資金調達では地銀系VCが6社加わっていることが特徴的です。すでに食べチョクと自治体さんとのお取り組みは50件以上実施していますが、地銀さんにも仲間に加わっていただき、地方との連携を強化します。

  • また、法人向けサービスの「食べチョク for Business」も好調で、顧客紹介のサポートなどもいただく予定です。

詳しく知りたいよという方はリリースやnoteの最後の取材記事などを見ていただけたら嬉しいです!

この2年間で事業の拡大に伴い、社長としての役割も大きく変化しました。このnoteでは私個人の動きや考えの変化について書いてみたいと思います


組織の変化について

2022年6月1日時点で役員・従業員数111名。コロナ前は全部で十数名の会社だったので、とにかく人がめちゃくちゃ増えました。また、先日経営体制の強化についてもリリースを出しました。もともと私1人しかいなかった経営体制から、取締役・執行役員6名+監査役3名の体制となり、背中を預けられる体制になっています

COOの山下はマッキンゼーを経て2020年6月に入社。前職マッキンゼーとは全く異なる泥臭いスタートアップで、環境に合わせて柔軟に変化をしてきました。CSのお問い合わせ対応からPO業務も自身で担うなど、必要な役割を全うし、あっという間にメンバーからの信頼を得ました。アンラーンができるかどうかはスタートアップにおいて非常に重要で、間違いなく一緒に成長できる人だと感じました

またCTOの西尾は、1人目のエンジニアとしてまだ自社オフィスもない2018年に入社。新規サービスを1週間で作るなど開発スピードもさることながら、どんな大きなテレビ露出でも落ちない(遅くもならない)ように食べチョクのインフラ面も支えてきたメンバーです。誰一人として異論を唱えることのない、最高のCTOだと思っています。語るだけで1晩中お酒が飲めるくらいつのる想いが深いので笑、一旦この辺りでストップします。

他にも、マーケをリードしてきた松浦、投資銀行→リクルートからジョインした岩崎、法人や自治体、生産者サクセスチームを束ねてきた酒井、また経験豊富な監査役陣など、安心して背中を任せられる強い経営チームを作ることができました

経営陣だけでなく、全体の組織も大きく強化。会社全体の向かうべき方向に対し、各チームがそれぞれ全力で自走できる状態になりました。特に40人と一番人数の多いプロダクト開発チームにおいては、あーでもないこーでもないと体制変更を繰り返し、多くのトライアンドエラーを重ねて基板を整えてきました。現場のことは信頼して任せられる状況になっています。

社長の役割の変化

1年目:“起業家”から“経営者”へ

事業や組織が拡大する中で、社長である私個人にも大きな変化が求められるようになりました。2020年を「経営者元年」と位置付け、“起業家”から“経営者”になるために、自分自身の時間の使い方や身の振り方を見つめ直し、奮闘した2年間だったように思います。

前職DeNAではPdM・マーケティング・営業など幅広く経験させていただいていたこともあり、事業サイドのことは大体ざっくりわかる。それが故に、人に任せることが苦手で、全部自分でやりたくなってしまい、いろんなところに首を突っ込んでいました。

まず最初の1年は権限委譲を進めていきました。見てしまうと気になるので、見ないと決めたことは見ない。全体の数字は見るが、そこから先の施策はできる限り任せるというスタンスに切り替えました。代わりに、当時はサービスがぐんぐん伸びていたので、この流れを最大化するためにメディアや登壇などの露出やSNSでの発信など、広報PRやマーケティングに力を入れました。加えて人も増やす必要があったので採用周りと、新たに入ってきた人がしっかりパフォーマンスを発揮できる組織作りなどにリソースを振り分けました。

2年目:リソースの見直し

社員数が50名を超えると、さらにやるべきことが変わりました。マネージャークラスが増えることで円滑な組織体制は私でなくても考えられるようになり、また事業規模の拡大もあり私個人のPR効果も限定的に。

そこで、改めてリソース配分の見直しを行い、組織周りの実務がなくなり、メディア露出や登壇などの頻度を削減しました。よく「メディアに出てるから忙しい」と思われるのですが、実はいま私が広報PR関連で使う時間は1週間に4〜5時間程度です。頼りになる広報・秘書チームと連携し、自分のバリューが出るところに集中できる状態を作っています。

私にしかできないことを考えたとき、「旗を立てる」「最適な道を選ぶ」「熱量を狭く深く届ける」ではないかと思いました。そこで広報PRやマーケティング関連の実務が減った分を以下に充てています。

  • 旗を立てる:目指すべき会社のあり方を社内外に発信(思想の発信、言語化)

  • 最適な道を選ぶ:正しい意思決定(そのための情報収集、思考の時間を確保)

  • 熱量を狭く深く届ける:社員全員との1on1、採用、トップ営業など

今回の資金調達を受けて

今回、既存株主も含めると14社のVCから出資を受けました。また、ちょうどリリースを出した当日に生産者さんの登録数が7300軒を突破しました。これだけの方がビビッドガーデンのビジョンに共感いただき、未来の可能性を信じていただけたことを嬉しく思っています。同時に、期待を裏切らないようにと改めて身の引き締まる思いです

社長の動き方や考え方ひとつで会社は如何様にも変わるので、常に事業・組織状況に合わせてベストなリソース配分や振る舞い、マインドセットを模索し、強い会社になれるよう私個人も一層大きく成長します。

社長として、会社に関わる全ての人を幸せにできるよう、引き続き全力を尽くしますので、みなさま変わらず応援いただけたら嬉しいです。引き続きよろしくお願いします!


さいごに‥

採用強化中です🔥

ビビッドガーデンではともに戦う仲間を募集しています。少しでも興味をお持ちいただいた方はまずはカジュアルに話を聞きにきてもらえたら嬉しいです。7/5 19:30から採用イベントもあるので是非お越しください!


食べチョクについて

サービスについて概要を知りたい、と思っていただいた方に向けて、食べチョクの紹介動画を作りました。立ち上げ背景からサービスの概要や特徴などを2分以内でさくっと知ることができます。


資金調達の詳細を知りたい方へ

今回の資金調達について、メディアさんが記事を書いてくださいました。こちらをセットで見ていただけると資金調達の狙いや今後目指していることなどがわかると思いますので、お時間ある際に是非ご覧ください。

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秋元里奈@食べチョク代表
いただいたサポートは、サービスを支えてくれているメンバーに野菜やお酒にして還元します。(*^-^)ノ■☆■ヾ(^-^*)