【副業】株式投資編 〜ノウハウ③〜
前回、投資の指標になる 10年国債利回り というものを紹介しました。
今回は楽天証券で 外貨建てMMFでの米国株購入 の紹介です。
米国株購入の決済
楽天証券で米国株を購入する場合、決済方法に円貨決済と外貨決済があります。
これは購入時の決済を日本円の預金で決済するか米ドルで決済するかの差なのですが、円貨決済であっても内部的に円をドルにする処理が行われ決済されます。
為替や手数料を無視して考えると、円貨決済であっても外貨決済であってもそれほど差はありません。しかし、実際には為替や手数料があり、さらに株の売買での税金もあるので、その辺をしっかり押さえていきたいです。
ドル転と円転
円で米ドルを買い付けることを「ドル転」と言います。
その逆は「円転」と言います。
米国株を購入する場合は為替の影響を受けます。なるべくであれば円高の時にドルに替えておき、株を購入するタイミングで用意していたドルで購入したいところです。
円貨決済で株を買ったとすると、そのタイミングが円安であると、仮に株で利益が出たとしてもそれ以上に為替で損をしてしまう可能性があります。
なので、米国株を買う予定であれば、「ドル転」して準備しておき、株を購入したいと思ったタイミングでその米ドル預かり金で購入することをオススメします。
米国株購入の手数料を考える
100万円分の米国株を買うケースを考えます
ドル転した場合、まず為替手数手数料が掛かります。
コストは楽天証券だと片道25銭です。
さらに米国株購入に0.45%(最大20ドル)の手数料が掛かります。
往復しているだけでどんどんお金が減っていきます(汗)
米国株売却時の決済
売却の注文時に注文成立後の決済通貨のどちらかを選択することになります。
受け取りを日本円とする場合「円貨決済」、米ドルの場合「外貨決済」を選択します。
ここで「円貨決済」を選択すると円転の為替手数手数料が掛かってしまいます。
もう一度米国株を購入した場合はドル転の手数料が・・・為替が・・・となってしまいますので、売却したお金で再び米国株を買うのであれば、「外貨決済」にして米ドル受け取り、次購入のタイミングまで塩漬けにしておくと良いです。
外貨建てMMFとは
外貨建てMMFとは外貨で運用される投資信託のひとつで、MMFはMoney Market Fundの略です。
米ドルやユーロなど、外貨建ての格付の高い国債などの短期債券を中心に運用されます。
毎日運用実績に応じた分配が行われ、その月の分配金を月末にまとめて元本に再投資する1ヵ月複利の商品です。
楽天証券では以下4種類を取り扱っています。
・米ドル建てMMF(GS)
・米ドル建てMMF(ニッコウ)
・ 南アフリカランド建てMMF
・トルコリラ建てMMF
外貨建てMMFで米国株購入
ここからが今回の本題です。
米国株購入する場合は前述の
・円高の時にドル転しておいた米ドル預かり金で購入
・米国株を「外貨決済」で売却し、その米ドル預かり金で購入
をオススメしましたが、ドルを単純に塩漬けしておくのはもったいないです。
楽天証券では決済方法に「外貨建てMMF(GS)含む」という選択肢があります。
通常の金融商品の運用を売却し新規投資するのであれば、売却手続きをして手元にお金が戻っ手から、新しい投資をする必要があります。しかし、外貨建てMMF(GS)であればそのまま米国株を購入できます。
塩漬けされているドルを外貨建てMMF(GS)で運用しておけば、何か株を購入したくなったらこの外貨建てMMFで即時購入することができます。
※外貨建てMMFは株よりはリスクが低いですが、元本を保証するものではないことには注意してください。
米ドル預かり金が全くなくても外貨建てMMF(GS)で米国株は購入可能か
米ドル預かり金がない状態でも外貨建てMMF(GS)だけでも米国株を変えるかを試してみました。
まずは米ドル預かり金全額で外貨建てMMF(GS)を購入しました。
購入すると、米ドル預かり金と米ドルMMF(GS)は共に 0.00 USドルとなりした。この状態では新規投資はできませんでした。
原因は執行待ちの状態のせいかと思われます。
購入3日後くらいに確認すると米ドルMMF(GS)が確認されました。
取引が完了したようです。
この状態(米ドル預かり金0)で200ドルくらいの株を1株買ってみました。
円が6千円ほどあったのでそれ以上の金額の株を購入してみました。
結果は、購入することができました。
よって、外貨が全くなくても外貨建てMMF(GS)があれば米国株は購入可能ということがわかりました。
米ドル預かり金を全て無くしてしまうと、数日間の購入できない期間ができるのでそこは注意が必要です。
米ドル建てMMF(ニッコウ)で米国株は購入可能か
楽天証券に取り扱っている米ドル建てMMFは2種類あります。
米ドル建てMMF(ニッコウ)の方がリターン率が良いのでこっちでは同じことはできないのかと思ってみましたが、こちらはできないようです。