AWAKE24ライブレポ
僕はライヴが好きです。
出来るだけ「ライブ」じゃなくて「ライヴ」と表記することにやたらこだわるくらい好きです。でも紛らわしいのでここからは「ライブ」と書きます。
僕は福岡の「Utero」というライブハウスを拠点にバンドやソロでライブをしていたのですが、某感染症がそんな日常を終わらせてしまいました。
田舎の部屋でフラストレーションを募らせていた僕に「VRライブ」という選択肢を教えてくれたのは、福岡でよくお世話になったYuki Hataさんでした。そして今回お誘い頂いたVRライブイベントは、24時間ぶっ通しでイベントをやるという物でした。
きっかけ
今回も、直接お誘いの声をいただいたのはハタさんから。ハタさんは前に自身のバンドで24時間ぶっ通しでアドリブセッションを配信していたので、あぁこの人また狂ったことやろうとしてるな、と思っていたのですけど、今回の主催はJohnny HenryのアニキことYAMADAさん。
狂人とは案外そこらじゅうにいるものです。
前回のVRライブではなかなか勝手が分からず、セッティングの段階でハタさんにかなり迷惑をかけてしまった事があり、次こそ首尾良くハタさんのいるVRイベントに参加したいという思いがあり、断る理由はありませんでした!
かくして僕は仮想現実世界の狂った24時間に加担してしまう事になったのです!
対バンのみなさま
僕は対バンを絶対忘れません。
もともと或るバンドのドラマーでしかなかった僕がソロでライブを始めてから、この身一つでステージに立つというメモリアルな一日一日を共にする、対バンのアーティスト全員に縁を感じずにいられないのです!
そして対バンの演奏は絶対観ると決めてます。リアルでもVRでも。(しかし今回、DJ枠の方は配信されない関係でどうしても見れず...申し訳ない!!)
そしてその対バンの方々が格好良いこと格好良いこと。
かねてからファンだったHaniwa/アメリカ民謡研究会さん。歌に載る熱量がダイレクトに伝わってきた奏音リリィさん。圧倒的にパフォーマンス慣れしてて格の差を思い知らされたAMOKA。バキバキのオルタナでテンション上がった不眠症女。スキルフルな掛け合いでHIP-HOPの美味しいところを余す所なく見せ付けられたCROWKなどなど(グループ名には敬称略)、こちらの目が覚めるような素晴らしいパフォーマンスがいくつも有りました。
それを目の当たりにした時のあの震える感じは現実のライブハウスにいる感覚と全く同じ!対バンが格好良いとテンション上がるんですよ!!2度目の対バンの方もいて、更にテンション上がりました。
対バンしたみんなと仲良くなりたいと思いました。今もしこれを読んでる方で9/18・19の出演者がいらっしゃいましたら、喋りましょう。ほんとに。
呆の本番
前回のVRライブは左手(前名義)の曲と今の名義の曲が半分半分くらいだったのですが、今回のライブは始めの2曲以外全て呆の曲で固めました。
VRの皆さんに、出来るだけ"今"の僕の音楽を堪能していただきたいという気持ちがあったからです。その為にも思い切って未公開の新曲も入れてみました。いかがでしたでしょうか。
僕は非常に楽しかったです。楽し過ぎて歌詞が飛ぶ飛ぶ...。信じて欲しいのですが、練習は沢山したんです。本番でギクシャクしてた部分は、これまで何の問題もなかった場所。本当に楽しくて我を忘れてしまったんです。本番とは、こういうものです。
僕は、隙があれば言葉でオーディエンスの皆さんに話しかけてしまう癖があります。曲のイントロ中、間奏中、曲と曲のインターバル。つい自信がなくなって、お客さんに話しかけてしまうのです。
これが後で思い返して本当に恥ずかしい。本来音楽でオーディエンスに語りかけるべきミュージシャンが、自分の音楽が鳴ってる中勝手に恥ずかしくなってヘラヘラと喋ってしまうのです。
今回はそれを絶対にやらないぞと決めていました。曲が鳴り止み、本当に喋るべき隙間が来るまで、精神を落ち着かせ、音楽と一体化するよう努めたつもりです...。
【セットリスト】
瞳
面と向かって
デコイ
やさしい恒星
アビシニアン
内緒だよ
素敵なリニア
新曲
8曲もやってしまいました...。大人気ない。声を上げてくださった方、感想をツイートしてくださった方、見てくれた全ての方、本当にありがとうございました。皆さんが撮ってくれた写真が本当に素敵で...皆、本当に盛り上がってくれたんだ〜と、本番中とは違った興奮が遅れて湧き上がって来たのを覚えています。
まとめ
僕はライヴが好きです。
だから今回このイベントを主催してくださったアニキ、声をかけてくれたハタさん。長丁場な中ハコを回してくださっていたスタッフの皆さん、そして共演者の皆さんに心から感謝とリスペクトを送りたいです。現実もバーチャルも関係無く、AWAKE24は僕のライブ史の中でも有数の楽しい夜でした。
あの夜で初めて僕と出逢った方々。喋りましょう。話しかけてください。僕はあなた方と仲良くなりたい。
またあの素晴らしいライブハウスで相見えることが出来るよう、願っています。
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