【ACL・GL第1節】全北現代モータースvs横浜F・マリノス【#ざっくりレビュー】
akira(@akiras21_)です。
思い立ったが吉日。
祝・AFCチャンピオンズリーグ(ACL)開幕!
ということで、今回はAFC公式サイトの情報を引用しながら【全北現代モータースvs横浜F・マリノス】の試合をざっくりとレビューしてみたいと思います。
スタッツおよびその他もろもろ
【AFCチャンピオンズリーグ グループH 第1節】
全北現代 1 - 2 横浜FM
31.9% <ボール支配率> 68.1%
46.6% <デュエル勝率> 53.4%
282 <パス数> 619
67.0% <パス成功率> 83.7%
7(2) <シュート数(枠内)> 19(7)
(※一部抜粋)
<アタッキングサードのプレーエリア>
<ヒートマップ:横浜FM>
←←← 攻撃の方向
これだけ見ると「ああ、左サイド重視だったんだね」と読み取れます。ちなみに前後半で分けて見た場合、
前半:全体の分布はやや後ろ寄り(ボックス内には空白地帯も)
後半:全体の分布はやや前寄り(全北の最終ラインがくっきり)
となってたりするんですが、後半は「マリノスがリードして折り返した」「後半に全北の2人退場した」といった要素があるのでそりゃそうだよね、と。
(左サイドで)やれたかも委員会
今回注目したいのは「シュートの位置」について。これだけ左サイドからの攻撃が目立つ割に、シュートを打った位置は実はそうでもなかったんです。
<シュート位置:横浜FM>
水色:ゴール
緑色:枠内シュート
赤色:枠外シュート
※ブロックされたシュートを除く
※数字は選手の背番号
なんか、やたらと右に寄ってませんか?
前・後半に分けて見てみましょう。
<シュート位置:前半>
<シュート位置:後半>
(やや)右寄りだし、そのうえ枠外シュートが多いです。ここで視点を変えて、全北の4バックのヒートマップを見てみましょう。
<ヒートマップ:全北4バック・前半>
←←← 横浜FMの攻撃方向
<ヒートマップ:全北4バック・後半>
ボックス内上部・右ハーフスペースの差がくっきり出てますね。そして、この辺りから3本シュートを打っていたのは何を隠そう仲川輝人でした。
<ヒートマップ:仲川輝人>
←←← 攻撃の方向
ボックス内上部にバッチリ色が付いてます。全北はこのエリアでプレーする仲川を警戒して右側の守りを固めた…というわけですね。
ここで「全北4バックの後半のヒートマップ」に戻ります。
前述の通り仲川が全北守備陣の注意を惹いていたので、バイタルエリアの下側にだいぶスペースが空いてます。ここを攻めれば、
①そもそもシュートチャンスが増えた
②全北守備陣の意識が向く→仲川へのマークも薄くなる→さらに得点機が作れた
という2つの可能性があったんではないでしょうか。ビルドアップはともかく、フィニッシュに関しては左右バランス良くやりたかったところ。試合の流れは間違いなくマリノスペースだったからこそ…!
おわりに:つべこべ言わず勝ち点3
以上、気になったところだけをざっくりと見てみました。ちなみに全北は、
▼ オフにエース級のサイドアタッカーが抜かれた
(※そのうち1人は試合1週間前に移籍)
▼ 1トップだったイ・ドングクのスタミナが保たなかった
+新戦力がまだフィットしてなかった
▼ なんならジョゼ・モライス監督がベンチ入り禁止処分になってた
という手痛い要素が重なっていたので、マリノスは時の運も味方して勝ち点3を手繰り寄せることができたんじゃないか…という印象も。
とにかく、横浜国際総合競技場で行われる次節シドニーFC戦で勝てばその先が一気に楽になるので、つべこべ言わず勝ち点3を!
ネタ要素ほぼ無いけど今回はこのへんで。アスタ・ラ・ビスタ、チャオ(CV:倉敷保雄)