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【解決編】続・シャレにならない部位に腫れ物が出来て手術した件

akira(@akiras21_)です。
夏も近付く今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

先日、こんなnoteを書きました。ちょうど1ヶ月前ですね。ちょっと言いづらいところがとんでもないことになってしまって、その処置をしていただいたという話です。「もう二度となりたくない」と結びました。

ところが、

ええ、また切りました。
今回はそのあたりについてお話したいと思います。

症状:別に悪化したわけではない

そうなんです。悪化したのかと心配の声もいただいたんですが、別に悪化したわけではありません。むしろあれからはどんどん回復していく一方。切開部は塞がっていくし、歩くときの違和感も日に日に無くなっていきました。これぞ人体の神秘。

てなわけで、処置後2週間の診察も不安ゼロでした。これで大丈夫ですねと一言もらって終わりでしょ、なんて余裕ぶっこいていたんです。そしたらですよ、

「うーん、一応この傷(手術時に切開した部分)については治りましたね」

と、あの辺りを触診しながら先生は言うわけです。一応、ってなんぞ…?

痛くない、けどそのままじゃ治らない

触診の後、お医者様から改めて説明を受けました。曰く、

◎ 前回の処置で摘出したのは内容物(膿)と、それを入れていた袋の一部
◎ 触った感じだと袋はまだ残っている
◎ ただし、今のところはこのまま清潔にしていれば問題ない

とのこと。つまり、治ったは治ったけど完治ではないということでした。言われてみれば、シャワーで洗ったときもちょっぴりコリッとしてたんだよな…

お医者様はそのまま次の説明に。前回は毛包炎と紹介しましたが、改めて診察を受けたところによるとこれは「炎症性粉瘤」の典型的な症状だそうで、

「放っておいても治りませんよ。ていうか、このままだといずれ再発する可能性もあります」

とバッサリ。ええ、この病気になってからめちゃくちゃ調べたので存じ上げておりましたとも…

そして、お医者様からは根治のための切除手術を勧められました。

▼ 患部の周囲に局所麻酔を注射してから切開、摘出
▼ 時間は30分程度、終わったらそのまま帰宅
▼ 翌日以降シャワー浴OKの見通し、術後2週間で抜糸

というのが事前のご説明。気になる痛みについても「前回は炎症を起こして腫れてるところに注射やらメスやら入れたんで、そりゃ痛かったですよね」という前置きの上で、その時ほどではないと思いますというのがお医者様の予想でした。

「いつでもいいけど早めにやっといた方がいいですよ」というお医者様の助言のもと、スケジュールの確認などを含め一旦持ち帰って考えることにしました。

診察後はなんてことなく日常生活に戻り、「うーんどうしよかな」なんて考えていると、気のせいかもしれないですが患部が少し疼くような感覚が…どことなく嫌な予感がしたので、これは早いうちにやっておこうと腹を決めました。ということで、もう一度診察へ。

前回診察から1週間弱でしたが、対面するなりお医者様が「…やっぱ切る?」と一言。もちろんそのつもりですとも、ということで改めて患部の確認と、今回は血液検査を実施。手術は別日で、流れについては前回の説明通り。同意書への記入を済ませて、予約表をもらったらその日は終了でした。

当日、手術前:オペよりも気になってたこと

そしていよいよ手術当日。手術は午後だったので、午前中にお仕事をしてから向かいました。

受付を済ませると、入院患者とおそらく同じベッドが用意された場所へ。テーブルには着替えが置いてありました。

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こういうやつですね。これに着替えたら血圧と体内酸素濃度を測定。そうこうしてるうちに手術の時間がやってきます。手術室はちょっと冷えるそうなので、出発前にガウンを着せてもらいました。

ここから手術室までの間に本人確認と手術内容の説明を改めて。事前に聞かされていた通りなので、その内容よりも自分の空腹感のほうが気になっていました。そう、手術前3時間は絶食しなければいけません。午前はお仕事をしていたこともあり、朝食を摂ったっきりだったんです。ついでに飲み物も病院に着くまでに済ませなきゃだったので、そこそこ喉も渇いた感じ。自分の緊張感の無さよ…

いよいよ手術室へ:妙にテンションが上がる

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ええそうですとも、『ドクターX』とかで見るようなピカーッと光る大皿とかありましたとも!と、手術室に入るなり変なポイントでなぜかテンションが上がる。あそこまで天井高くなかったけどね!

反面、仰向けに寝る手術台は比較的こぢんまりとしたサイズ。その代わり、高さや角度調整が自由自在に行える機能が備わっていました。そして首の辺りには視界を遮る緑色のスクリーン。これがあるのとないのとでは心理的に大きく違います。

びっくりしたのが、室内BGMが流れていること。もっと無機質なイメージ合ったんですよ。もうずっと心拍の電子音がピコピコ鳴ってるようなあの感じ。そしたらクラシックっぽいメロディーが流れてたもんでびっくり。さらに助手の方が「いろんな曲流せるんですよ〜リクエストあったら言ってくださいね〜」と。えっ、それ最早Spotifyじゃん…!?

ちなみに、リクエストした曲を探していただいているうちに準備が整っちゃったのでクラシック続行。もうこの際なんでも構わん。ていうか十分リラックスできるし非常にありがたい。なんて思ってるうちにお医者様が位置につきました。

手術スタート:テンションガタ落ち

「それじゃ始めますね〜」と、まずは麻酔注射を打つ位置をマーキング。見えないけど肌に直接書いてる感じは伝わった。見えないからちょっぴり怖いけど。

「はい、麻酔打ちますよ〜」のひと声に続いて一瞬の緊張感。自分の心中は電子音となって表れます。いやビビるでしょ余計に。チクッとした後に麻酔が効いていく感覚は歯医者さんのそれと同じです。ついでに今回は前ほど痛くありませんでした。やっぱりね。麻酔注射を打ったと同時に心拍のピコピコ音も落ち着きを見せるという素直さ。我ながらびっくり。

さて、麻酔の効き具合を確認したお医者様は「それじゃ始めましょうか。○○○(本名)さん、×××(症状名)の手術を行います。メスください」とスラスラ。こなれた感じのリズムで切開が始まります。なんも見えないけど。

前回のnoteでは「ジョキジョキと切られていく感じ」と表現しましたが、今回もその感覚が例の場所に伝わります。ただ、痛くはない。違和感はある。そんな感じでした。そりゃそうだ切られてるんだから。見えないけど。

その後は何が起こってたのかよくわかりませんが(見えてないからね)、パチン、パチンという音がしました。YouTubeで「粉瘤」と調べると別の方の手術動画が出てくるんですが、それを観ながら予想する限りでは、おそらく膿が入っていた袋と内蔵(でいいよね、皮膚の下の肉だし)をハサミでちょっとずつ切り離していたのではないかと思われます。ちょっとずつね。見えてないから知らんけど。

「はい、取れましたよ〜」というお医者様のコメントをいただいたのはすぐ後のことでした。いやマジで体感的には5分ぐらい。「えっ」て小声を漏らしたぐらい秒で取れた。ビビった。そしてそのまま縫合へ。

この縫合がですね、ちょっぴり痛かった。でも耐えられないほどの痛みではなかったです。最後の方に「それじゃ管を挿しときますね。血を抜くためのものなので、明日の診察のときに外しますよ」と一言。って言われても何にも変わらんのですが。あとなんも見えてないしね。

以上、終了です。さっきのベッドまで歩いて帰りました。そのヨタヨタさ具合で、ようやく手術を受けた感じがしました。なんも見えなかったけどね。

その後〜現在まで

ベッドに戻ったら、寝た状態で30分安静にするよう指示がありました。その傍らで冒頭のツイートを。それぐらい余裕でした。ほいで30分経ったらお会計。化膿止めと痛み止めを処方されて帰宅。

そんなこんなで家に帰ってのんびりしてたんですが、時間を追うごとにちょっとずつ来たんですよ、ピリピリとした痛みが。ついでに何か異物感。そりゃそうだ、管を挿してあるんだから。

とはいえ我慢できないほどではなかったので、普通にご飯食べてお薬飲んで、いつもとさして変わらぬ一日を過ごして就寝。あ、シャワーも入浴も手術当日はNGでした。そりゃそうよね。

手術翌日、つまり今日なんですが、午前中に経過観察と例の管を抜きに病院へ。起きた頃には痛みはすっかり良くなっていて、お医者様に管を抜いていただいた後はきれいさっぱり無くなりました。「これを挿してあったからね、ちょっと痛かったと思うんですよ」とお医者様。そのとおりでした。スッキリ。

例の管を通じて血を外に流し出せたとのことで(見てないからわかんないんだけどね)、この先は特に塗り薬等もなく、患部にガーゼを当てつつ化膿止めと痛み止めを引き続き服用せよ、とのこと。そのほか激しい運動は抜糸まで控えて、お酒はほどほどにとの指示。目安としてお薬を飲み切るまでは待ちましょうという話になりました。あっさり。

おわりに

ということで、今度こそ完治に向けてスタートを切りました。感覚としては最初に切ったときの直後とあまり変わりませんが、食事程度なら椅子に座ってられるくらいにはマシです。

お医者様は「部位的にもあまり体重が掛からないところだから、あんまり気にしすぎなくても大丈夫ですよ」とおっしゃっていましたが、とはいえそれなりに違和感はあるのでしばらくは様子見。明日にはもっと良くなってると思います。

明日にはシャワーも浴びるので、患部がどうなってるのか見ることになると思います。そこで改めて実感するのかもしれません。ただ、今日のうちでさえ治っていってる感覚があるので、「あ〜こんなんなってたんだ」みたいな淡めのリアクションで終わっちゃうかもしれません。撮れ高望み薄です。

そうだ、今回摘出した膿袋(「表皮嚢腫」というそうです)がどれくらいの大きさだったか聞くのを忘れちゃいました。ただ、切り口が「3cm以上6cm未満」だったそうなので、きっとそれなりのサイズだったかも。お医者様は「結構大きめに切りましたから」とも言ってたな。特に悪さはしてませんでしたが、ほっとくともっと大きくなってたのでは…というか、大きくなりすぎた結果パツーンといったのが前回でしたね。

てなわけで、「二度となりたくない」という思いで根治のための手術を受けた話でした。今後とも養生を重ねていくとともに、いまだ続く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対処の傍らで今回処置をしてくださったお医者様方には深く感謝申し上げたいと思います。やっぱりね、手術室に向かう途中はそれなりに緊張感ありましたよ。うん。

最後に。前よりマシとはいえやっぱり二度となりたくない。
みなさま引き続きご安全に!

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