翔べ君よ大空の彼方へ 2-❹ 恋②
翔馬の元にはひっきりなしにLINEのメッセージが入る。
「さすがスタージョッキー。手を繋いでいるね〜ww」某ジョッキー①
「まあ、前から怪しいとは思っていたけどねww」某ジョッキー②
「おめでとう!結婚式は招待してくれよ」某調教師
「あははは!悲しんでる女性がたくさんいるなあww」某馬主
どう返信すればいいのかわからない翔馬である。
とりあえずグループLINEに、
「ありがとうございます?これからも頑張ります!」と、返信した。
まあ、こうなったらなるようになるさ!
騎手は度胸と切り替えの速さが命綱・・・話題を男女関係からサラブレッドへの思いに切り替えた。
「確かに凄いよな、サンデーサイレンスの3✖️4・・・」インブリードの話である。
インブリードとは、競走馬の父方、母方に同じ血が入ることである。同血を入れる事により、長所を受け継ぐ効果を狙うものであるが、あまりに血が濃いと弊害が出る恐れもある。
3✖️4、4✖️3とは、父方、母方、どちらかの3代目と4代目に同じ血が入るもの。とりわけ3✖️4は、《奇跡の血量》とも言われている。
無敗で牝馬三冠を成し遂げたあの馬も、2021年末のグランプリを含むG1レース3勝の年度代表馬も、豪脚で阪神JFを制した2歳女王も、父はエピファネイアであり、サンデーサイレンスの3✖️4・・・父方にも母方にもサンデーサイレンスの血が流れているのである。
日本競馬の活性化に、圧倒的な存在でその頂点に君臨したサンデーサイレンス。その能力を余すとこなく受け継いだ最高傑作、ディープインパクト。
その血を受け継ぐ種牡馬、繁殖牝馬が数多く存在する今の生産界は、その血を活かすためにも知を結集し続けるだるう。
翔馬は翼から送信された繁殖牝馬のデータに目を通し始めた。
ウィンブライトか・・・これだとサンデーの3✖️3だな。むむむ・・・。3✖️3のインブリードは血が濃い、いわゆる近親交配である。
サートゥルナーリアね・・・ふむふむ。
放っておけば丸一日配合に没頭しかけるであろう翔馬を現実に引き戻したのは、恋人からのLINEであった。
「仕事終わったあ〜(^-^)」
配合論よりも恋愛をとるのは、若者の特権であろう、翔馬はメッセージを確認して返信を始めた。
夏近し・・・である。
PS・・・いつもお目に留めて頂き感謝します🥲次回配信は7月19日水曜日午前8時です。フェニックスルージュのデビュー、そしてレザンドリー・・・昨年の雪辱なるか?乞うご期待🐴🐴🐴🙇
皆様、いつも目を通して頂き感謝します。今日は先日池袋のBARにて開催された、《めぐりあい馬マルシェ》の賑わいをお伝えします。馬好きの、馬好きによる、馬好きの為のイベント・・・まさに🐴🐴馬尽くし、愛情を込めて製作された🐴グッズが会場を埋め尽くし、たくさんの方々が手に取り、笑顔を浮かべ☺️。
その後は交流会となり、それぞれ持ち寄った豪華な差し入れをもぐもぐパクパク🤤🤤JRAのキャンペーンで当選したという、うまい棒ガチャには歓声が🤭🤭
初めて会う方が多数の中、すでにインスタでフォローしあっていたり、驚くことばかり😱お馬さんの縁って素晴らしいなあって感じた一日でした🐴🍺🍖🍣🐴
素敵な一日でした。
小人は縁に気づかず
中人は縁を生かせず
大人は袖擦り合う縁も
縁とする
出会いに感謝、そしてその出会いを大切にして歩めればこれ幸いです。
皆様にも素敵な出会いがありますように・・・。
AKIRARIKA