会社の宣伝写真で、たくさん失敗した話
会社の新卒サイトや、転職サイト掲載用の撮影をしていた時の話。
当時のカメラの腕前
エンジニアをしていて、当時のカメラの腕前は?というと、子どもを撮るためだけに使っていて、写真ブログに時々写真を公開している程度。
撮影モードは、いつもAvモード(絞り優先) 。F値を変えるだけで明るさ調整して頑張ってました。ちなみにそれ以外は使い方わかってませんでしたし、別に知らなくてもいいじゃんって思ってました(頭硬かったです)
新卒・転職サイトの撮影依頼は来ていたが...
そんな当時、私は、最先端だったCanon EOS 7Dを持っていて、会社の人事の方々が私のブログを見てくれて、時々、新卒・転職サイトに使う写真撮影のお話を頂いておりました。
が、当時の私は何も考えておらず、ただ自分の撮りたいままに撮り、それで良いと思っておりました(相当イタい人です)
加えて、そもそも自分の写真の腕に自信がありませんでした。さらに、撮影に時間をかけてモデルになってくれている社員の貴重な時間を使って申し訳ないって思っていました(目もあてれません)
失敗したときでも、「時間がなかったから...」とか「疲れてたから...」とか自分勝手の都合をいいわけに、それを、よしとしてました。
なので、撮った写真はチャットシステムで笑われたりもしました。
目的がわかっていなかった
今思えば、何のための撮影なのか?目的は何なのか?どうなればゴールなのか?を理解していませんでした。
新卒サイトや転職サイトの目的は、会社の魅力を知って伝えて採用に応募してもらうのを目的としています。そのため、写真で会社の魅力を存分に伝えないといけません。
それが、5割の確率でできていませんでした(感覚で撮ってたので...)。
会社の広報カメラマンをする方へ...
カメラが趣味で、会社で新卒・転職サイト用の写真の依頼を受けるようになった方々に、私の失敗が少しでもお役に立てれば幸いです。
私の場合、依頼する方は、おおよそデザイナーでもなければ、ライターでもない場合が多かったです。掲載用のモックを作ってくれて「ここの掲載するのに使うので、こんなシーンを撮ってほしい」とか絵コンテ付きで来るとスムーズに撮影できるのですが、そうでない場合が多いです(9割来ませんでした)
なので、撮影依頼を受けた場合、その時点で以下を確認しましょう。
・どのサイトのどこで使われる写真なのかを事前に確認
・依頼者のイメージを具体的にする(モックを作ってもらうか文章に落とし込んでもらうもしくは一緒に作る)
・依頼者が、モデルを選定済みかどうか?そのモデルがサイトのイメージにあっているかを確認。
・モデルとなる方の時間の確保と撮影当日の服装の調整
・どこで撮影するかを確認(室内?、ロケ?)
撮影場所が決まったら以下を確認しましょう。
・ロケハンして事前にどんな感じでうつるのか確認してイメージしておきましょう。
・実際に撮ってみて、構図の確認と、背景に不要なものが入っていないか?
・室内の場合は、光が足りない場合もありうるので、フラッシュを使うことを検討しましょう。
撮影当日は以下に気をつけましょう。
・RAWで撮りましょう。
・「自分は絶対、応募が殺到する写真が撮れる!」ということを腑に落としましょう(意外に大事です)
・モデルの調子を確認し、調子悪ければ会話をして調子をあげましょう。
・ピントは合っているか?背景に不要なものはうつっていないか都度、画像を拡大して確認しましょう。
・他にもこれ良いなって思うカットは指示して撮っておきましょう。意外なところで使われたりすることがあります。
以上になります。