【SONY 35mmGM長期使用レビュー】3年以上愛用する色乗りが最高なレンズ
日頃からSONYカメラと純正レンズをメインで使っています。SONY最高峰のGMレンズをこれまで一通り使ってきました。その中でも、2021年3月発売時に購入した「FE 35mm F1.4 GM」の使用頻度が最も高かったです。SONY純正レンズ縛りどころか、カメラ撮影を始めてから購入した全レンズの中でダントツです。
35mmGMの良いところ
・解像度が高い
・AFがよい。被写体が動いててもピントずれが少ない(さすがのSONY)
・色ノリが抜群(コントラストがしっかりしている)
・明るさと暗さの捉え方が絶妙(ダイナミックレンジが優れている)
・歪みが少ない
・逆光耐性に優れている(ナノARコーティングII)
・ボケも必要最低限備えているし、とにかく明るい(F1.4)
・どの角度からでも狙える
こちらを作例とともにお伝えします。
解像度の高さ、色乗りの良さ、逆光耐性、ダイナミックレンジに優れている
SONYのGMなので解像度の高さは今更語るまでもないでしょう。個人的な感想では、SONYの純正レンズの中でもトップクラスの色乗りの良さ、逆光耐性の高さを持っています。
コントラストが非常に高いけど、シャープすぎないとろっとした描写はGマスターの特徴かもしれません。もちろん、明暗の境目からの切り替わりも絶妙に描写してくれます。
写真は夕暮れ時の太陽が真後ろにあったのですが、NDフィルターを使ったとはいえ、人物のディティールがしっかり保たれています。
単焦点レンズなのもあって、被写体の歪みもかなり抑え込まれています。四隅に被写体を置かなければ、歪みはほとんど気になりません。
同じ夕暮れ時ですが、ストロボがなくても被写体のディティールは保っています。あと、単焦点レンズの強みを活かしてF1.4まで解放できるので、35mmとはいえ、背景が適度にボケてくれます。
レンズが明るいのと、十分にボケてくれるので、雨撮影や夜景撮影でも玉ボケのあるトロッとした描写が撮れます。
どの角度からでも狙える画角の広さ、AF精度が高いので動きの一瞬も捉えられる
最初の1本は35mm、50mmのどちらのレンズを選ぶか悩む人は多いと思います。私は被写体のバストアップよりも背景をしっかり入れたいのと、角度を付けた写真が撮りたいので、35mmを愛用することが多いです。
そして、AF精度がとても高いので、被写体が動き回ってもピントをめったに外すことはないです。
まとめ
このレンズには高い解像力とAF精度に支えられ、逆光を活かしたり、躍動感を出したりできる・・・画角の自由さがあります。一番良いバランスで備わっているGMレンズなのではないでしょうか?
一方で、同じSONY純正レンズの「FE 50mm F1.2 GM」と比べると、バストアップ時の歪みの少なさや背景ボケの量ではかないません。その代わり、50mmだと角度を付けるには画角が狭いです。
もしも撮りたい絵が、情景も映したアニメや映画のワンシーンのような写真でありたいなら、「FE 35mm F1.4 GM」おすすめしたいです。最後に動画も貼っておきます。
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