シンプルに生きる
16 May 2020
Stay home 55日目
情報が溢れ、流行が作られ、次から次へと新しい物で世の中が溢れ、多くの人たちは次から次へと物欲を掻き立てられては物を買いあさる。
もはやどこまで得れば幸せなのか、全くわからなくなっているように感じる今の日本。
こんなに豊かで安全な国で、間違いなく幸せな生活を送っていけるはずなのに、多くの人たちが、時間に追われ、他人に追われ、心を病んで苦しんでいる。
たぶん、今の日本人に足りないのは、自分自身の欲としっかりと向き合い、自分自身をコントロールすること、それと自分自身が生きる上での最低限の幸せを先ずは知ることなんじゃないかと思う。
外側(他者)ばかりに幸せを追い求め、さらには欲の心を外側(他者)にコントロールされているからこそ、自分の心が苦しんでいるようにも思います。
幸せは常に自分の心が決めること。
苦しみも常に自分の心が決めること。
自分の心が苦しい時こそいちばん大切なのは、
先ずは自分の心がシンプルになることだと思います。
そのためにも、先ずは自分の外側を無理矢理にでもいいからシンプルにすること。
自分自身の内側である心を美しくするためには、先ずは自分自身の外側を、自分自身の判断と決断で行動に移し、シンプルに美しく仕上げること。
美しく生きるためには先ずは断捨離がいちばん良いと僕は思う。
そのためには先ずは何を残すべきか。
自分の欲としっかり向き合う。
自分が生きる上での無駄とは何かを自分自身でしっかりと線引きをする
ハッキリ言ってここが全てだと思う。
ここでしっかりと自分の無駄を理解し、心をシンプルに出来れば、外側はすんなりシンプルになる。
内側と外側はまさに表裏一体。
大概、人は、増やして得ることばかりに心が向きがちで、何かを多く得ることで幸せも多く得られると勘違いしていまい、どんどんどんどん得ることばかりに心が奪われ、やがて自分自身の時間や心の余裕までも失ってしまい、しまいには自分のストレスを満たすためにまた欲の限りに物を買いあさり、食欲に溺れ、物も脂肪までをも蓄えていく。
その人の内側(心)は、その人の外側(物質)を見れば一目瞭然。
「欲」こそが人の全てのエネルギーになるのと同時に、やがてその「欲」が自分自身でコントロール出来なくなってしまうと、「欲」はどんどん膨らみ、物は溜まり、ストレスは溜まり、脂肪は溜まり、それらが生活の重荷になって自分自身の心が勝手に苦しんでいるのではないでしょうか。
自分に与えられた時間は決まっているし、自分に与えられた身体もひとつしかない。
得ることばかりに心が奪われ、一体、いつまで得れば満足できるのか。
そもそも自分の中に満足の基準を持っているのか?
先ずは自分自身の幸せの底辺を見つけることこそが、日々を安心して幸せに過ごすためのいちばんの近道なのではないかと僕は思っております。
得るも才能。
捨てるも才能。
得るもう勇気。
捨てるも勇気。
得るからこそに失うものがあるように、
捨てるからこそ得られるものもあると思う。
兎にも角にも先ずは自分の心と時間を大切に。
心美しく生きるためにも先ずはシンプルに生きてみる。
Simple is best.
シンプルこそが究極の美しさだと思っております。
今日も最後までご愛読頂き有り難うございました。
それではまた。
皐月十六日 東京にて。