面白かったと思う豊橋2days 日記!

先週の金曜土曜で豊橋に行っていた日帰り2daysという、この面だけだとなんともめんどくさい感じだったのかもしれない。

来年でイラストレーターと名乗ってから10年経つ。(そのくらいやったのだな…偉いなあ)
そのくらいやってると、イラストレーターとしてデザインを見ることは本当に多くなったと思う。

そんななかで、わたしを高校生のバンドのフライヤーの講座みたいなことをしてもらえないかという変だなあと思うお願いをされた。豊橋にはそれで行ってきた(けど、別に天候の理由で荷物を一日早く持って行っただけで本当は土曜日だけ行ってもよかったんですが)。

高校生にデザインをしてもらう。イラストレーターがそれを指導する…?なんだそれ、デザイナーに頼めばいいじゃん。と思っていたし今もその方がいいだろうと思ってる。

少人数でなんでかあった緊張もほぐれ、話しながら、色々みんなで作ってもらった。その中で面白かった事があって残しときたいのでこれを書いている。あまりに日記だと思う。

高校生に、わたしが持って行ったイラストやデザインの集めた書籍や、小さなzineのような小冊子や、フライヤーを見せてから、
気に入ったデザインやイラストはありますか?と聞いてみたらイラストは誰も選ばなかった。

イラストの入ったデザインはなんで選ばれなかったんだろう、デザインって入ってるからかなあ、とか色々思い考えてみたけど正しくは聞いてみないとわからない。

次に、それを踏まえて実際にラフを描いてみようということになり、いくつか描いてもらった。地図を描く人、グリッドを描く人、ピクトグラムを描く人。次第に、なんというかこの別れ方にものすごく面白く思えてきた。
そのあと、どれを絵として使うかをわたしが選んだ。選んだのは地図を描く人。アヴァンギャルドなデザインの冊子を気に入ってそれを地図に見立てていたようだ。他の人たちはなかなか作りきれてなかったのもあったけど、それゆえ地図の作りにはかなりビジョンがあるなって思ったから選んだ。かなりその人の頭にある気がしたから。
そしてその後、ライブのフライヤーのコピーライトを考える人や文字情報をまとめる人をそれぞれ、ピクトグラムさんとグリッドさんに任命した。なんかすごく適材適所な気がして、ここに面白さをものすごく感じた。

デザインに人が出るというのは一つこういう事もあるのかなって思った。
役割を与えると作業がそれぞれ進められるようになり、皆、だいぶ素晴らしい働きをしたなって思った。

まだ気づいたことはあった。すごくこれはわたしが見習いたいですってことだ。
こんなにクライアントやわたしのように横から見てしまう人がいるのにそれぞれが自己と対峙していた。
なんでできるんだ君たち…と思いながらみていた。わたし多分できてないのに…頑張らなきゃ…って思った。
これは受けて自分に響いている、受けてよかったなって思った。仕事になるとものすごく辛いのは自分のことをさておく時間があるからなのかなと思う。パズルは自分の感覚でやるから楽しい。親の意見が入ると絶対に聞かない!と、嫌がる子供みたいな気持ち。

わたしはちゃんと立場をまっとうできたかが疑問なのだが、なんか面白かったというただの日記です。

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