#044_会社の中で絶対になってはいけない役割とは
会社には様々な役職もあれば様々な役割があります。
「役職」と、「役割」は似て非なるものだと思っています。
たまに、否定的な意見を言うだけ言って、具体的な提案がなかったりする人や、口は出すのに手を動かさない人がいたりします。
僕はそのような仕事を役割としている人を「ご意見番」と呼んでいます。
年齢や役職が上がると多くの人が「ご意見番」になってしまう可能性があります。
そこで今日は会社の中で絶対になってはいけない役割として「ご意見番」についてまとめていきたいと思います。
01. 「ご意見番」とは
まず僕が考える「ご意見番」の定義に関してまとめていきたいと思います。
冒頭でも触れたように大きく2つのポイントがあると思っています。
・否定的な意見を言うだけ言って、具体的な提案がなかったりする人
・口は出すのに手を動かさない人
提案に対して否定的な意見を言うことってむちゃくちゃ簡単です。
特に先行きが不透明な状況では、何をするにしても不安が付きまといます。
だけど動かないといけない、考えないといけない。
この時に役職が上の人ほどやらないといけないのは否定ではなく「提案」です。
メンバーからの意見を吸い上げてそれを否定するのではなく、自分から提案して巻き込んでいくのがあるべき姿ではないかと思っています。
02. 「ご意見番」が気をつけるべきこと①
すでに「ご意見番」になってしまった人がいきなり行動を変えることは難しいかもしれません。そういう時にまずやっていただきたいことは「自分の持ち時間を意識すること」です。
メンバーには「結論から話せ」「簡潔に話せ」と指導する一方で、自分の話が長いというのはよくある話です。
年齢、役職が上がると話を聞いてくれる人(聞いている風に振舞ってくれる人)が増えるので、ついつい気持ちよく話してしまいがちです。その結果、会議時間の8割を自分の話で終わってしまったということもあります。
時間は全員に平等です。
話を聞いてもらえる立場だからこそ、「自分の持ち時間」を意識した話をしていくことが大切だと思います。
03. 「ご意見番」が気をつけるべきこと②
繰り返しになりますが、相手の提案を否定することはとても簡単です。
意見を聞く側としては否定ポイントと同時に「肯定ポイント」を見つけてあげるべきだと思います。
「ここはもう少し工夫が必要だけど、ここのポイントは面白いね」など、次に活かせるポイントを見つけることも忘れてはいけません。
組織は提案も大切ですが、その後の行動の方が大事です。
散々否定されて、加筆修正された提案書はもはや自分の気持ちが載っていません。
それはただの書かされた資料になってしまいます。仮にその提案書が通ったところで恐らくその提案が推進力を持って進む可能性は低いと思います。
闇雲に褒めればいいということではないですが、良い点もしっかりと認めることは立てた計画をいざ実行に移す時に重要になってきます。
04. まとめ
いかがでしたでしょうか。
僕はまだまだ「ご意見番」になる年齢でも立場でもありません。
いつまでも自分が主体的に動きたいし、提案する側でありたいと思っています。
ただ、周りの人から意見を求められて、その意見にアドバイスして、お礼を言われる「ご意見番」ってなんか居心地が良さそうだし、気をつけていないと、「ご意見番」の方に流れてしまうのではないかと思います。
自分自身、これからまだまだ続く社会人生活の中で、「ご意見番」にならないように気をつけていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。