報われたいと願いすぎていた。
映画『1917』を見てきました。敢えて邦題はつけない…!
マッドマックスFRの口コミ風に言うと、ほぼ半日かけて森と川越えてく物語。
血とか死体、水死体、負傷描写あり。犬は死んでる。赤児は死にません。牛はたくさん死んでる…
まあ邦題のネタバレを受けると、伝令に頑張る物語です。メールとかないから、足で将軍の命令届けてこい! って話です。走ったり歩いたりじゃぶじゃぶしたりする。
これフィーリングで選んでみたらびっくりキャスティング…! 演技でハッとしてほしい。これも検索かけてすぐ出てくるんですけど、マーク・ストロング、コリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッヂの使い方の贅沢さよ………
適材適所!
各ファンはなんとしてでもIMAXで見てほしい。おそらく主演以外は、期待より少ない出演時間だろうけど、こんなにカッコいい彼らが見られるとは思わなかったので…ってかあれコリン・ファースだったねそうだね………すげー名俳優だったね…
こんな三文も取れない雑魚レビューはいいんですけど、伝来に頑張る姿とラストを見て、
「ああ、私は最近報われることに期待しすぎた」とぼんやり考えました。
エンディングは言わないけど、多分、全米が泣くほどには、彼は報われない。為したことに充分なリターンもないし、痛々しい傷も負う。
で、結果だけ見ると、「あれだけ!?!?!?」って思った。正直。パレードくらいしてもらいたい、私だったら。
でも報われることに期待ってすべきじゃないね。
giveしてると思うからreturn待つんだよね…それはorderであって、途中途中のあんなことも、してやった! ではなく、彼にとって至極当然のことだったんだろう。
最近選んだ仕事がつまらないと、私はずっと嘆いてた。おもしろみを求めてないけれど、あまりに機械的で、余地がなくて、コミュニケーションもなくて、そして、評価されない。
報われるべきだと、当然だと思っていた。
けれど、どうやらそうでもないらしい。
私の心には日々、なにが残るでしょうね。
邦題もかなりハマってて好きな「善き人のためのソナタ(独題: Das Leben der Anderen, 英題: The Lives of Others)
あれも、誰かに何か求めながらしてる物語じゃないよなあ。
日々私は私の中にいったい、何を積み上げながら走って行くのでしょうか。
ずーっと緊張感はあって肩の張りを感じましたが、心地よい思考体験!IMAXいいなあ〜今月末のハーレイ・クイーンも見たいと思いました!おしまい!
語彙力の低下がすごい!