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脳と体の協奏曲 2025.02.11
最近、朝の冷え込みが厳しくなり、布団から出るのが辛い日々が続いている。
なかなか起き上がれないのは、布団の中と外の温度差だけでなく、脳が目覚めていないことが大きな要因だと気づいた。
冬の朝、体は温かい布団の中で快適な状態を保とうとする。これはまるで、水風呂に入る前の状態に似ている。体は冷たい水に抵抗し、脳は「まだ入りたくない」と感じるのだ。
しかし、水風呂に入るためには、足からゆっくりと水をかけ、徐々に体を慣らしていくように、朝の目覚めも段階的に進める必要がある。
脳をだますテクニック
布団の中で体が温まっている状態では、脳はなかなか活動を始めない。そこで、脳をだますためのテクニックが必要になる。
私の場合、目を閉じたまま「日記に書きたいトピック」を考えることから始める。
朝から日記なんて書きたくない、という気持ちももちろんあるが、それは体の思考が優勢な状態。
それでも、書きたいと思えるトピックを探しているうちに、脳が徐々に目覚めてくるのだ。
思考のスイッチを入れる
書きたいことが見つかったら、あとは布団の中にいながらメモ帳に思いのままに書き出すだけ。日記を書き終える頃には、脳が覚醒し、体が「動きたい」という状態に変わる。
まるで、水風呂で体が冷え切った後、温泉に入ると体が温まるように、脳が目覚めると、外の寒さも気にならなくなり、自然と布団から出られるようになる。
朝の目覚めは、体と脳の協調作業だ。体を無理に起こすのではなく、脳を優しく目覚めさせることが、快適な朝を迎えるための秘訣と言える。