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高校 基本大全数学ⅠAについて ③映像授業の位置づけ

3月30日にリリース予定の参考書「高校 基本大全数学IA」についての3回目になります。

動画での基本大全は7年前からリリースを続けていましたが,学びエイドの映像授業「数学基本大全」テキスト化の要望は大変多く戴いておりました。
というのも,やはり塾などの指導の現場では映像だけでは指導が難しいという点がありました。
そのため,この「基本大全」シリーズのもう一つの目的として
 指導の現場でも用いることのできる教材
という形を想定して用意を進めてまいりました。

昨今の共通テストからもわかるように,学習する現場での「深い学び」は不可欠になってきています。深い学びには対話や探求など時間をかけて行うものが多く存在します。しかしながら,そういった深い学びに気付くためにも「基礎力の担保」というのは欠かせないものです。
対面での授業でこそ,深い学びを。そのための基礎をテキスト+映像授業でカバーできないか?と考えた訳です。

また,塾の講義が週に1回のような少ない講義のための反転授業の教材としての位置づけにも機能します。あらかじめ基本的な公式や考え方などを学んだうえで授業では発展応用的な問題で学ぶ,そういった形で少ない授業時間を最大活用する方法も考えられます。

Basic編はイントロダクションの動画(180本)を除くと演習問題の解説動画は238本。基本の問題は数を絞り,一つ一つをしっかり解いてもらうことを重視しています。しかしながら,「ちゃんとできたか確認したい」「授業内でも数をこなさせたい」という場面は少なくないと思います。

実は,受験研究社から発売される「トレーニングノート」(新課程版は3/3発売予定です)シリーズを準拠する問題集として扱う予定です(もしかしたら新たに新作になるかもしれません!)。
基本大全で扱った内容をもとに,問題を通じて学ぶ作業をこの「トレーニングノート」シリーズで仕上げればほぼ完ぺき。演習量もしっかり稼げる万全のラインアップです。

もちろん,このトレーニングノートシリーズもすべての問題に動画解説がつく予定です。ただし,基本大全シリーズの後に動画はリリースになるので少し遅れてのリリースになると思います。
基本大全では打ち込み式の解説なのですが,このトレーニングノートシリーズではすべて私の書き込み式の解説を行います。
書く順序や計算の工夫など,実際の解答の作成手順を実際にお見せする形の解説を行う予定です。ですので,基本大全シリーズとはまた違った形での動画からの学びが得られる仕組みになっているので,同じ分野の動画でも全く異なるアプローチで解説を行うので,また違った学びの発見があるかもしれません。
「トレーニングノートα」がベーシック編,「トレーニングノートβ」がコア編に対応します。特に「トレーニングノートβ」は入試問題レベルになるので受験学年になった際に解くのもアリです。
もちろん,基本大全との対応一覧もご用意します。

基本大全シリーズは,受験研究社の教材とのリンクを進めることでいろいろなニーズに柔軟に対応できるおおきな枠組みを作ることを目指しています。
まだまだいろいろな仕掛けを用意しているところです。それについてはまた次回書くことにします。

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