あなたが過去に縛られていない理由(バシャール)
毎瞬毎瞬、あなたが「並行現実」を移動しているという概念は理解していますか?
ーーはい
そしてそうする度、あなたは「別人」であることは理解していますか?
並行現実ごとに、文字通り「別人」なんです。
少し前にいたあなたは、違う過去を持つ「別人」であり、あなたではないのです。
ーー何か例をくれませんか?
はい。
医療科学での例を使いましょう。
いいですか?
ーーはい
いわゆる「多重人格」の人が、ある人格の時にガン腫瘍があるのに人格が変わった途端、その腫瘍が完全になくなるのです。
ちょっとそのことを考えてみてください。
ある人に、がん腫瘍があるとして、その腫瘍がそこまで育つには「時間」がかかっているはずですよね?
ーーはい
では、次の人格になった時に腫瘍がないとすると、その「時間」に何が起きたんですか?
その「時間」はどこに行ったのですか?
そこに「無い」ですよね?
ーーはい、たしかに
これでわかりやすくなりましたか?
ーーはい
つまりは、同じ「時間軸」に存在していないということです。
つまり、同じ「歴史」を持っていないということです。
なぜなら、腫瘍が作られるためにかかった「時間」が腫瘍がない別人格の人には「存在していない」のですから。
ーーということは「人格を変える」のがポイントということですか?
ポイントは、あなたが毎瞬「別人」であるということを「知る」ことです。
今できていないことを新たに習得するのではありません。
あなたが「既にそうしている」ということに「気づく」のです。
あなたは毎瞬文字通り「別人」なのです。
これは比喩ではありません。
鏡を見て、「昨日と同じ自分だな」と思うかもしれませんが、
あなたは「別人」なのです。
同じに見えるのは、あなたが「連続性」という幻想を受け入れているからです。
地球上で「時空間」という現実を体験して遊ぶために。