自分や他人を「変えよう」としなくていい(エイブラハム)
ジェリー(エスターの夫)はエスター(チャネラー)に言いました。
「君は今日、僕のハミガキ粉を使っているので、どれだけ僕のハミガキ粉のチューブがちゃんとしていたか伝えたいんだ。」
「チューブのド真ん中にこんなにハデに握りつぶした跡は今まで無かったよ!」
そしてエスターは言いました。
「わかってるわ。ごめんなさい…」
でも彼女は彼女の「ハミガキ粉キャラ」をたった一晩では変えられませんでした。
そんなことを急に辞められる訳ないじゃないですか!
ということで、またすぐその後にまだ彼女は自分のハミガキ粉を入手していなかったので、彼女はまたいつも自分のハミガキ粉をつかむように彼のハミガキ粉をつかみました。
そして、またやらかしたのですが彼女はそのことにすら気づいていませんでした。
そして、ジェリーがそれを見つけた時、1回目の時はまだ彼は「うっかりミス」だと思えましたが、今回(2回目)は自分のハミガキ粉のチューブが「ワザと」グチャグチャにされたように見えました。
でもワザとではなかったんですよ?
何も考えずにハミガキ粉を使っただけだったんです。
ただ単にそれがこれまでの人生でずっと続いてきたハミガキ粉と彼女との関係だったのです。
ということでジェリーは、
グチャグチャにされたハミガキ粉をもって(エスターがいる) バスにやってきて、エスターの瞳の奥までしっかり見つめました。
彼女は言いました。
「ジェリー、お願い。このことが今後の2人の関係の土台にはならないよ、って言って。
だって、私は変われる気がしないんですもの」
そして2人は大いに笑って、幸いにもエスターは自分のハミガキ粉を手に入れることができて彼らの関係は救われたワケです。
皆さんに気がついて欲しいのは、皆さんが一緒になる時、皆さんはそれぞれ「異なる人」であり、それぞれ「異なるやり方」があるワケで、さっきのようなシンプルなことですらも誰かに望むべきではないのです。
つまり、
人それぞれが「本当の自分」であることを許さなければならないのです。
そして、互いに噛み合う部分を強調し、互いに噛み合わない部分には鈍感になるのです。
なぜなら、さっきの話と大差ないことをキッカケに人間関係を崩壊させる人もいるからです。
「相手が変わろうとする意志がなさそうだから」という理由で。
我々が言うのは「宇宙からの導きがあるまでは『変化』は決して起きない」ということです。
そして我々は、ハミガキ粉の方へと彼女を導いてはいなかったのです。