国土交通省の自動運転に関する議論が面白い。自動運転の問題点とは?
こんにちは、じゅくしんです。
私は自分がペーパードライバーなこともあってか、自動運転関連のニュースや情報を集めるのが結構好きです。それで国土交通省の以下のサイトを見ていたのですが、
第76回基本政策部会の議事録を読んでいて面白かった部分がありまして、それは何かというと、
「自動運転と実際の交通の規制との関係について」
でした。
運転している方は分かると思うんですが、制限速度を守って走っている車って実際ほとんどありませんよね。例えば、教習所とかでも、制限速度を守りましょうって座学では言うわけですけど、実際に道路にでてみると、交通の流れを妨げてはいけないってことで、実際の制限速度より早めで走るように指示されたりします。
交通ルールって、規制と実際の運用されているルールにここまで乖離があるのが不思議なんですけど、自動運転車の場合は交通規制に合わせて設計されるわけなので、そこがちょっと問題みたいです。
以下、議事録の一部を引用します。これは、勝間和代さんが自動運転車に乗った時に感じたことを仰っている部分なんですが、興味深かったです。
つまり、過剰に規定を守ろうとすると、実際はルールが守られていないから、逆に危険になるということでした。これ、自動運転の大きな課題だなぁと思うと同時に、守られていないルールっていったいなんだろう?とちょっと考えてしまいました。
そして、久保田尚さんのこちらの内容もなるほどなーと感じました。
これ、つまりは、自動運転というのを本気で普及させようとしたら、車だけ自動運転ができるように高性能化すればいいというわけではなくて、道路とか信号とかあらゆるものをセンサーを付けたりして整備して、そして、なおかつ今までの規制も見直していかなければならないのか…と結構途方もないような気がしてきました。
とはいえ、自動運転の普及によって、様々なメリットもあるわけですし、この議事録の中で紹介されていたBOLDLYという会社の自動運転バスの実用化については、中々面白かったです。
自動運転、少しずつ実用化していってくれると、ペーパードライバーの私は嬉しいんだけどなぁと感じた出来事でした。