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価値観を本気でぶつけ合える、最初で最後の機会 #私の就職活動

6週目に突入する「日刊notersマガジン」。毎週更新していると、次のテーマに向けて自分が新しいアンテナを張っているので、日常への張りが増しているようです。

【就職活動について語る権利】

いきなりですが、自分は今回のテーマについて語る権利があるのか結構悩ましかったです。2006年卒業の僕らはいわゆる「売り手市場」といわれる時期でした。

さらには、学生団体の活動や先輩との起業に勤しんでいた自分はエントリーシートを書いて応募するという、「いわゆる就職活動」をいかにスキップするかというのを考えていました。今思えば「就職活動生」としては完全に落第生でした。

西村って就職活動できてないことに焦ってたの?

いや、全然焦っていませんでした。幾人かの例外ではありますが、就職活動をメタに捉えている先輩たちから、ショートカット(あえてここでは生意気な表現にしておきます)があるらしいことを聞いていたからです。

今思えば恥ずかしい話ですが、自分もそのショートカットを使えばいいやと思っていたのです。企業のリクルーター制度はもちろんのこと、自分を売り込むことが比較的得意な自分は下記のリクルートさんのイベントで一発逆転できるでしょと思っていました。(石黒さん、小山さんごめんなさい・・・。)

就活を変えたリクナビLIVE「Audition」

「Audition」というのは、リクルートさんのイベントの1コーナー。2回の審査を通った8名(多分)が100人ぐらいの聴衆の前で、自分の学生生活のプレゼンテーションをして、各社の人事責任者の方が審査。プレゼン終了後に審査員の方が札を上げると、その学生への入札ができるというイベントです。

Auditionの同期には優秀な仲間が多く、ファクトリエの山田君みんチャレの長坂剛(ごう)君がいました。剛の「倒れるときは前のめりだぜぃ」という決め台詞が今も耳の奥で響いてきます(笑)久々に集まりたいな。

そんな中で、自分も頑張りまして「教材販売のアルバイトで年間○○万円」売った話をしまして、三菱商事さんやアクセンチュアさん、リクルートさんなどに入札頂いたのを覚えています。(少しだけ自慢ですが、この時の最多入札頂き「クローズアップ現代」が取り上げて頂くこととなっておりましたが、放映直前にバイト先が倒産しましてお蔵入りになったのもいい思い出。)

なぜここで就職活動が変わったのか

それは、ひとえに「リンクアンドモチベーション」という会社との出会いでした。さらに言えば、押見さんと麻野さんに出会ったことです。そして、選考中に福嶋さん(イチローさん)に会ったことも大きいです。

何が大きいかというと、「何やらめちゃくちゃカッコいい先輩」と「何やら尊敬できる仲間」に出会えたということ。これが自分の一番の財産です。

その当時の自分は就職活動を斜めから見ていましたし、リクルートスーツに身を固めて説明会に行く友人をどこか冷めた目で見ていました。

そこで出会ったのが、リンクアンドモチベーションという会社でした。

何が自分を変えたのか

シンプルに言うと、「自分が信じられる人や価値観に出会った」ということです。それまで自分の中で就職活動というのは、

・会社に決められた服装(リクルートスーツ)を来て
・会社に決められたフォーマット(エントリーシート)で自分の思いを綴って
・会社に決められた場所と日付に面接を受けに行く

というめっちゃ堅苦しいものでした。3番目はそりゃそうだって話ですけど(笑)

そもそも「モチベーション」って仕事になるの?という根源的な問いがありましたし、めちゃくちゃ興味深い事業内容でした。そして、リンクアンドモチベーションの先輩たちは「ひたすらに賢いくせに、ひたすらに熱い」という当時の自分の中では経営者の先輩からしか感じられていなかった要素を強く持っていらっしゃいました。そして、リンクアンドモチベーションの選考やそこからの就活で出会った仲間たちも同じように「熱い」やつらだって気づくことが出来たんです。

就活についての結論

これ以上書くと長くなりそうなので結論に入ります。

まとめとして、自分と同じように、就職活動に熱が上がらなかったり、どっかでサボってやろうと思っているみんなに、下記の言葉を送りたいと思います。

就職活動って、働く会社を探すための活動であると同時に、自分と価値観を同じくする「仲間」を探すためのめちゃくちゃ有効な手段だよ☆

なにせ、こんなに多くの同級生が、自分の将来を真剣に考えて、自分の価値観に向き合う瞬間って一生来ません。さらには、その本気に対して、なぜだか先輩の社会人たちがそれこそマジで向き合ってくれて、ガチンコのフィードバックをくれる瞬間も余程のことがない限り一生来ません。

ここで出会った仲間たちとは、いつの間にやら一生の付き合いになることが多いようです。

(この後、気づいたら寝ていてごめん。こんな元気な顔してるのに・・。)

就活のその後

おお、そしたら西村はその後、リンクアンドモチベーションに入社して幸せな社会人生活を歩んだのかー。と思われると思うのですが、自分自身としては断腸の思いでリンクアンドモチベーションについては辞退をし、先輩とやっていた企業を継続する道を選びました。(結局は証券会社に就職するんですが、それはまた別のところで話をさせてください。)

その時に迷惑をかけた皆さん、本当にすいませんでした。

ただ、その時の自分を正当化するわけではないのですが、本気で向き合ってくれた先輩方とはいまだにお付き合いを継続させてもらい、いい兄貴、いい姉貴としてアドバイスをもらっています。

人事になった今、辞退を決意した学生と向き合うケースも何度かありますが、その時に本当に彼らに向き合って、人として最善の結論を導く手伝いがしたいと思えるのはこういった先輩たちの姿を見たからだと思います。もちろん、めちゃくちゃ寂しいという感情はあるんですけどね・・。

(最も、迷惑かけた人の一人。今でもめちゃくちゃ尊敬しています!)

ということで、自分の就職活動については以上です!

~fin~

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