居心地悪いって、ダメなんだっけ? #教えてnoters
日刊noters7週目。今回はnoters末っ子の松田君のnoteへの返答していく一週間になります。
松田君からの問いとは
少し長くなりますが、彼の問いを引用します。お付き合いください。
「自分らしくあることよりも、いわゆる“普通”に就活しよう。それで友人の中で浮いたり、人事に悪い印象を持たれるリスクを背負うくらいなら、“普通”でいよう。」これが多くの学生の本音じゃないかなと思います。
「そんなことを気にせずに自分から変わらなければ、永遠に変われないよ。」「それが怖いなら普通に就活すればいいじゃん。」などなどの意見はもちろんあると思いますが、世の中の学生の大半は、『とはいっても』が立ちはだかり、一歩前へ進むことができません。
~中略~
おそらく、一歩踏み出せない原因はマインドの問題ではなく、初めの一歩の踏み出し方が分からないのだと思います。
自分らしく就活に臨めるための、最初の一歩目はどういう行動から始めればいいのでしょうか?
本音で語る、良い問いを頂いたと思います。この問いにシンプルに答えていきます。
初めの一歩の踏み出し方
自分自身の学生時代を振り返っても、ぶっちゃけ1年生の2月ぐらいまで飲んだくれてるだけの「ダメ学生」でした。そんな自分の初めの一歩は何人かの学生さんには参考になると思いますし、就活に限らない話なのかなと思っています。それは、
「居心地の悪い場所に行くこと」
です。なんのこっちゃと。シンプルに言えば、「環境を変えてみる」ことといえますね。でも、大幅に変えるのって難しいじゃないですか。なので、「少し居心地の悪い場所」に行ってみよう。という提案ですね。
リーダーシップ論で有名なジョン・コッター教授も下記のように言っています。
Push yourself out of your comfort zone and try out some new ideas.
by John P. Kotter
「快適にしがみつく自分をそこから押し出すのだ。そして、頭の中でくすぶっていたアイディアを実践にうつしてみよう。」
(コッターさん。ハーバードの教授をされています。)
居心地の悪い場所ってなんだ?
ダメ学生だった自分にとって、居心地の悪い場所は下記の3つでした。
・学問に没頭している学生がいるところ
・社交的で意識の高い学生がいるところ
・合コンでモテまくっている学生がいるところ
その中でも、「社交的で意識の高い学生がいるところ」は結構行きたくなくて、あるNPOの講演会に無理やり連れていかれたのを覚えています(笑)
それはもう居心地が悪くて。みんな質問バンバンしていて、時事問題にも、歴史にも詳しくて。「お呼びじゃないな、俺のことなんて」と思いました。
でも、その時に講師の方からいきなり指されて、質問しなければならなくなってしまい、無理やり質問をひねり出したんです。(未来の教育はどうあるべきか、みたいな高尚な講演会でした) おそらくとんでもなく頓珍漢な質問だったと思います。
その時に、講師をされていた風の谷幼稚園の天野さんという園長先生が、
「勇気をもってよく質問したね。飛び込んでみるって大事でしょう?」
って褒めてくれたんです。嬉しかったなぁ。でも、居心地の悪さがそれでいきなりなくなったわけではなかったです。でも、「飛び込む」ってこういう感覚なんだなぁとおぼろげに掴めた気がしたのは確かでした。
実は、この年の3月から4年生になるまで風の谷幼稚園でインターン(当時はインターンとか言葉がなくて、押し掛けて手伝っただけという説も)することになったのですが、それはまたの機会に。
(風の谷幼稚園。山を切り開いて作った最高の幼稚園)
就活生のみなさんへ
偉そうに言えないんですが、まずは居心地の悪いことを一つしてみませんか?普段読まない本を読んでみたり、普段いかない場所に行ってみたり。すると見えてくるものがあるはずです。
いきなり変われなくたって、少しずつ居心地の悪い経験を積み重ねていけば、そこが
嫌い=居心地が悪い
のか
好きだけど自分のレベルが足りない=居心地が悪い
その差がきっと分かるようになりますから。少しの努力をさらに少しだけしてみると、世界が変わるかもしれませんよ。
以上、西村からの「初めの一歩」の提案でした!
明日は、5時こーじ!