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【銘柄紹介】ヒムズ&ハーズヘルス


米国の医療費高額問題

「アメリカの医療費は高すぎる!!」こういった話を耳にしたことはありませんか?ある事例だと旅行先のアメリカで体調を崩し、診察を受け点滴と薬をもらって75万円かかったそうです。アメリカの医療はお金持ちのみが利用できるサービスとなってしまっており、これが問題になっています。
この問題を解決できるサービスを展開している企業として、ヒムズ&ハーズヘルスに注目しています。


ヒムズのビジネスモデル

ヒムズ&ハーズヘルスの事業はオンラインで医療サービスを提供する会社で、サブスクリプション型のビジネスです。利用者は月額料金を支払うことで、いつでもオンラインで医師の診察が受けられて、個人にカスタマイズされた処方薬が自宅に直接配送されるというものです。しかも、この処方薬はヒムズが自社で調合した薬のため価格が安いのです。他社と比較すると10分の1の価格の薬品もあります!
この低価格でのサービス提供がアメリカの医療費高額問題を解決できるとして注目しています。

ヒムズの肥満薬(199ドル)と他社の肥満薬(1,799ドル/1,999ドル)


ヒムズの業績

通期業績推移 (単位:百万USD)

通期業績を見ると、売上高は2019年は0.83億ドル、2023年は8.72億ドル10倍になっています!まだまだ赤字を出していますが、それも改善傾向にあります。

四半期業績推移 (単位:百万USD)

四半期業績も見てみましょう。四半期では直近3連続で黒字を達成しています。
2024年3Qでは4.02億ドルで2023年3Qの2.27億ドルと比較して77%UPとなっています。また有料会員数は約200万人。前年と比較して44%UP!200万人という数字は米国の人口の0.6%です。伸び代しかありませんね!!


ヒムズの財務状況

貸借対照表 (単位:百万USD)

2023年末時点で総資産4.41億ドル、株主資本(純資産)3.44億ドルで自己資本比率が78%となっています。超健全な企業と言えるでしょう!


ヒムズの株価動向

  • 株価     27.15ドル (2025.1.8時点)

  • 時価総額   59.58億ドル

  • ROE     26.3%

  • 自己資本比率 78.0%

  • PER     61.1倍

  • PBR     13.4倍

2024年11月27日に35.02ドルをつけて、そこから少し下落しています。
またPERも61倍と、売上高の伸び率や黒字達成などのプラス材料がある中では割安に感じます。
その要因として特許を持つ大手肥満薬企業の製造が追いついていない状況で販売が認められているという点。またAmazonがヒムズと同様のオンライン診察サービスを開始しました。これも株価が伸び悩んでいる要因と一つと考えられます。

上記のようなリスクとポテンシャル、両方を把握した上で投資判断をしていきましょう!

あきらからの一言

今回は医療業界を変える可能性のある夢ある企業を紹介しました。
今後も成長株の投稿をしていきますので、フォローをお願いします!


投資は自己責任です。余剰資金で行いましょう!


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