見出し画像

シルクスクリーンに必要な道具をまとめて紹介します

本記事はシルクスクリーンに必要な道具を全部知りたい方に向けて書いています。

どうも、36歳男性サラリーマンのアキラと申します。

趣味でシルクスクリーンをやっており、これまで次のようなTシャツを自作してきました。

細々とですがハンドメイドブランドも運営しています。

そんな私がシルクスクリーンをはじめるにあたり悩んだのが、

  • 「どんな道具が必要なんだ!?」

  • 「どれを選べばいいんだ!?」

ということ。

ネットで探してもなかなか答えとなるコンテンツが見つからなかったんですよね・・・・・・。

本記事では趣味兼副業でシルクスクリーンをやっている私が、初心者に向けて、シルクスクリーンに必要な道具を紹介していきます。

この記事を読めばシルクスクリーンに必要な道具が全部まるっとわかりますので、興味のある方はぜひ記事を読み進めてみてください。

結論から言うと、シルクスクリーンには、

  • 版とスクリーン

  • 露光機

  • マット

  • パソコンかタブレット

  • プリンター

  • OHPフィルム

  • セロハンテープ

  • ハケ

  • スキージ

  • インク

  • インクヘラ

  • ボディ(Tシャツやトートバッグなど)

  • 下敷き

  • ドライヤー

  • クッキングシート

  • アイロン

  • マスキングテープ

  • タオル

  • 新聞紙

が必要です。

詳しくは記事本文で解説します。

それではいってみましょう。


シルクスクリーンに必要な道具

本項目では、シルクスクリーンに必要な道具を書いていきます。

版とスクリーン

最初に紹介するのが、版とスクリーンです。

版は「フレーム」、スクリーンは「しゃ」とも言います。

版にスクリーンを張り、スクリーンにデザインを感光させることで、シルクスクリーンプリントを行います。

版にスクリーンを張ったところ

私はホリゾン社のTシャツくんというシリーズ商品を使っています。

スクリーンを張るのが簡単な上に、スクリーンには感光乳剤という薬品があらかじめ塗られているので、作業がとてもラクです。

小さいサイズもあります

Tシャツくんシリーズはシルクスクリーン初心者に強くおすすめできる商品です。

道具選びで困ったら、Tシャツくんシリーズを買っておけばまず間違いないです。

(補足:スクリーンのメッシュ番目は120番がおすすめです。)

露光機

次に必要なのが露光機です。

スクリーンに紫外線を照射することで、感光乳剤を固め、デザイン部分だけをプリントできるようにします。

日焼けと同じ原理です。

露光機は段ボールなどでDIYする必要があります。

別で露光機のDIY法に関する記事も書いていますので、参考にしたい方はどうぞ。

ちなみに、Tシャツくんキットを買えば露光機やそれ以外に必要となるものも付いています。

DIYが面倒くさいという方は、Tシャツくんキットの購入を検討されるとよいでしょう。

マット

次に紹介するのはマットです。

これは、デザインを感光するときに使います。

詳しい説明は省きますが、マットを使うことで、デザインをより綺麗に”抜く”ことが可能です。

私はTシャツくんシリーズのマットを使っています。

パソコンかタブレット

次に必要なのがパソコンかタブレットです。

これらはデザインを作るのに使います。

(私はパソコンを使っています。)

アドビ社の「イラストレーター」などのデザインソフトが慣れた方には便利ですが、私は無料のWebサービス「CANVA」を使っています。

CANVAで作ったデザイン例

このようなオリジナルのデザインをパソコンかタブレットで作るのが、シルクスクリーンの第一歩です。

手書きのイラストに挑戦したい方にはApple Pencilが使えるiPadがおすすめです。

プリンター

次に紹介するのはプリンターです。

作成したデザインをプリントするために使います。

後述するOHPフィルムとセットで用意する必要があります。

私はプリンターを持っていないので、キンコーズ社のオンデマンド印刷サービスを活用しています。

私のやり方を真似すれば、プリンターがなくてもシルクスクリーンができます。

そのやり方は別記事にまとめていますので、プリンターをお持ちでない方はぜひチェックしてみてください。

(キンコーズが近くにない方はごめんなさい・・・・・・)

OHPフィルム

次に紹介するのはOHPフィルムです。

なにやら難しそうな名前がついてますが、要は透明のフィルムです。

このフィルムにデザインをプリントし、日焼けと同じ原理でスクリーンに感光させます。

OHPフィルムをスクリーンの上に乗せ、紫外線を当てることでデザインを”抜き”ます。

セロハンテープ

デザインを感光させる際には、OHPフィルムをスクリーンに固定するため、セロハンテープを使います。

OHPフィルムを固定させるのにスプレーのりを使う人もいますが、セロハンテープでもOKでした。

私がセロハンテープを使う理由は、OHPフィルムを汚したくないからです。

安いスプレーのりを使うとOHPフィルムが汚れる

安いスプレーのりを使うと、画像のようにOHPフィルムが汚れてしまいます。

そうすると、また同じデザインの版を作りたいときに、もう一度OHPフィルムを印刷しなければなりません。

この手間が嫌なので、私はセロハンテープを使っています。

ハケ

Tシャツくんシリーズのハケ

感光させたスクリーンからデザインを”抜く”ためには、ハケが必要です。

いろいろなハケを試してきた私としてはTシャツくんシリーズのハケをおすすめします。

なぜなら、毛足が柔らかく、スクリーンを傷つけにくいからです。

細かいところも”抜け”るように、小さいハケも一緒に揃えるとよいでしょう。

スキージ

スキージとは、Tシャツにインクを刷り込むのに使う板です。

これもTシャツくんシリーズのものがおすすめです。

インク

シルクスクリーンにはインクも必要です。

インクにもさまざまな種類があり、選ぶのに迷ってしまいますが、シルクスクリーンには下の商品がおすすめです。 

(補足:最初はウレタンではなく、水性インクを選んでください。)

インクヘラ

インクをスクリーンに乗せるために必要となるのがインクヘラです。

これは使い捨てのスプーンなどでも代用できます。

インクが乗せられればなんでも良いので、あまりこだわらなくてもいいアイテムです。

ボディ(Tシャツやトートバッグなど)

シルクスクリーンプリントの対象物となるボディも用意する必要があります。

Tシャツのおすすめはユナイテッドアスレの「5.6ozハイクオリティーTシャツ」です。

ユナイテッドアスレの中でも高品質な製品で、無地でも十分に着られる商品です。 

それでいて1,000円前後という価格も魅力的。

「アスレを選べば間違いない」と、自信をもっておすすめできます。

カラーバリエーションも豊富なので、Tシャツ選びで迷っている方はぜひチェックしてみてください。

下敷き

プリントする際には下敷きも必要となります。

プリント後に、ドライヤーを当てたり、アイロンをかけたりするので、木など熱に強いものがいいです。

このように使うので2〜3枚あるとよいでしょう

ホームセンターなどで適当な木の板を用意するのがよいでしょう。

100均で売っているまな板とかでもいいですね。

ちなみに私は世界堂という画材屋で木の下敷きを買いました。

※シルクスクリーン道具を実際に見て購入されたいなら世界堂 新宿本店がおすすめです。

ドライヤー

インクを乾かしたり、洗ったスクリーンを乾燥させるためにドライヤーが必要です。

これは、ご自宅でお使いのもので構いません。

クッキングシート

クッキングシートは、プリントしたインクをアイロンで定着させるために使います。

これは、お近くのスーパーで買えるものでOKです。

アイロン

プリントしたインクを定着させるために、クッキングシートとセットで使うのがアイロンです。

これも、ご自宅でお使いのもので構いません。

シルクスクリーン制作にはアイロンは必須なので、持ってないという方はご用意ください。

マスキングテープ

スクリーンの補修や、プリントする際にデザインの一部をあえて隠し、表現の幅を広げるのに使うのがマスキングテープです。

一個あるとなにかと便利。

これもやっぱり、Tシャツくんシリーズのマスキングテープがおすすめです。

100均のものは粘着力が高すぎて、イマイチでした。

タオル

シルクスクリーンは水洗いが多い印刷技法です。

版やスキージ、インクヘラについたインクを水で洗って落とします。

その際には、水分を拭き取るのにタオルが必要です。

これはいらないタオルでOKです。

新聞紙

新聞紙はインクで部屋を汚さないために敷きます。


さて、本項目をまとめます。

シルクスクリーンで必要な道具は以下のとおりです。

  • 版とスクリーン

  • 露光機

  • マット

  • パソコンかタブレット

  • プリンター

  • OHPフィルム

  • セロハンテープ

  • ハケ

  • スキージ

  • インク

  • インクヘラ

  • ボディ(Tシャツやトートバッグなど)

  • 下敷き

  • ドライヤー

  • クッキングシート

  • アイロン

  • マスキングテープ

  • タオル

  • 新聞紙

次の項目からはおまけですので、興味がある方はぜひお読みください。

道具を揃えるのが面倒な方はシルクスクリーンキットもおすすめです

これまで紹介してきた道具を揃えるのが面倒という方には、シルクスクリーンキットもおすすめです。

シルクスクリーンキットがあれば、シルクスクリーンの大体の工程をこなせます。

おすすめは

以上の2点です。

Tシャツくんジュニアは、ロゴなど、小さいデザインをプリントしたい方に向いています。

Tシャツくんミドルは、ロゴから、大きめなデザインをプリントしたい方におすすめです。

あわせてチェックしてみてください。

シルクスクリーンに必要な道具 まとめ

本記事は「シルクスクリーンに必要な道具をまとめて紹介します」について書きました。

シルクスクリーンに必要な道具は次のとおりです。

  • 版とスクリーン

  • 露光機

  • マット

  • パソコンかタブレット

  • プリンター

  • OHPフィルム

  • セロハンテープ

  • ハケ

  • スキージ

  • インク

  • インクヘラ

  • ボディ(Tシャツやトートバッグなど)

  • 下敷き

  • ドライヤー

  • クッキングシート

  • アイロン

  • マスキングテープ

  • タオル

  • 新聞紙

シルクスクリーンは自宅でも本格的なTシャツが作れるプリント技法です。

本記事を参考に、あなただけのオリジナルTシャツをぜひ作ってみてください。

長くなりましたが最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

本noteアカウントでは、シルクスクリーンに関することを発信しています。

シルクスクリーンに興味がある方は、よかったらフォローをお願いします。

それでは。

いいなと思ったら応援しよう!