この部品、何に貢献してるのかしら?
10月ももう終わりますね。まもなく年末進行に移行する企業もあったりなかったり、ProToolsが”サブスクが間もなく切れますよ”と騒ぎ始めたので、ブラックフライデーが待ち遠しいですし、そこは神頼みです。
生活に基づいた小話が続きまして、自分でも趣旨がぶれない様にかなり人気のないニッチな話題も忘れずに取り組もうと思います。
今回はギターのある部品のあまり深入りしないざっくりした内容を、まあそこそこ頑張ってんじゃん、と褒め且つ称えてもらえるようなニッチ記事で〜す。
さてこの部品、用途的に謎ですよね?特に棒。
一応スペック的なリンクも貼っておきます。
私のN4にはこのFloyd RoseのOriginalが乗っかっています。
先に用途の説明ですが、土台にくっついている棒(トレモロアームとかビブラートアームと呼ぶ)をボディ側に倒すと弦のテンションが緩くなり、音程が下がります。逆に操作すると音程が上がります。
演奏中棒を使って音程を揺らしたり、音程の変化がわかるほど棒を操作したりする等の無限便利機能がブリッジサドルに搭載されているんですね。
Floyd Roseは構造上弦のテンションをゼロに出来ます。チューニングの安定度の高さを目指した設計だったのか?操作できるテンションの幅広さを目指した設計だったのか?何にせよFloyd Roseの特徴的な機能であります。
Froyd Roseはシンクロナイズドトレモロの構造とほぼ同じでして、数点のモディファイを施して、シンクロナイズドトレモロより過激なアーミングが出来る様にしたブリッジサドルです、と私は思っています。
さすがwiki、これ以上無い説明ありがとうございます。
上記でモディファイと書きましたが、その数点が”あったらいいのに”的な新機能でしたので、特許を取れたほどのブリッジサドルなのだと思います。
音色はFloyd Rose自体がそこそこ質量ありますし、こんなの付いたら9割方Floyd Roseの音じゃねーか?と思われがちですが、その位確固たる音色を持った部品だとは思います。
他のブリッジサドルとの比較論、音色の良し悪しの言及はしなくていいと思っていますが、比較を各社ライセンス生産されたFloyd Roseタイプだけに限ったとしても音色や使用感の比較が出来るほど様々です。
ヘッド側は他のナットより幅が広い構造の金属の部品を土台にして、金属の板状のもので挟んでねじ止めにて弦を固定します。部品の役目から考えたら金属である必要しかないのですが、これがブリッジサドル並もしくはそれ以上に音色に影響していると推測されます。
多少上下に動く構造のサドルに黒い小さな金属にてねじで締めて弦を固定し、固定したネジを長くしておいて別途搭載されたねじ構造の部品にてサドルを動かし、弦固定後もチューニングが出来るようになっています。
ねじ構造の部品を締め切ったところから緩め切ったところまでで、弦にもよりますが運が良ければ1音位の調整が可能ですし、無理でした〜かもしれません。
それにしてもゴツい、遠目に見てもギターに付いているのがわかるほどに主張が激しい笑 でも私のギターの大半Floyd Rose付いている上それを30年以上眺めているので全然気にならな〜い。なのでかっこいいかどうかについては言及しませ〜ん。
ざっくりですがこの部品の役割はこんな感じです、今回はこの位で終ろうと思います。
見た目の割に役割はシンプルでしたが、実はこの部品が物凄く丁寧且つ慎重に複雑な要素を過不足なく設計、制作されていることは、又の機会に。
今後とも引き続きよろしくお願いします。
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