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大阪行ってきました!ニュースでもあった様に帰宅時、新幹線は事故でしたが楽しかったです。

昨日は大阪公演でした。”痣と花”最終公演の来場、配信視聴の皆様ありがとうございました、お陰様で大変楽しく演奏できました。
今回の各所公演は”入りすぎてしまった肩の力を抜いて、心からリラックスして挑もう”という目標といいますか、そんな感じで取り組もうと思ってました。
なので全公演私のプレイは相当ラフだったかもしれませんが、すっかり忘れてしまっていたライブの醍醐味を相当楽しめました。ただそこはトレードオフでラフなものはどう取り繕ってもラフ、程度をわきまえて次回公演もあれこれ新しい目標的なものを立てて楽しく取り組もうと思っています。

さて「色々ライブ中のモニター方法を使い分けていると思いますが、使い分けの理由を教えていただければ」という素晴らしい質問をいただきました。
今回は私なりに理由をこねくりまわした結果こうなってしまったライブ中のモニターの使い分けを、嘘ついている時の動揺を隠せない小学生の奇行のような記事にしようと思います。

私の場合まずほとんどの場合ウエッジ(転がし)モニターで演奏します。これは至って簡単な理由なのですが、ライブハウスではほぼ常設機材だからです。
これまでお伺いさせていただいたライブハウスは100%常設でした。バンドだけでの演奏ならばギタリストの立場では何も困りません。
今時はメンバー分ウエッジが確保できるリハーサルスタジオもありますね、ヴォーカリストだけではなく、コーラス兼任のメンバーも単独モニターが可能なのはとても素晴らしい環境です。

PlasticTreeでは色々な理由で外部音源も込みでバンド演奏をする様になった辺りで、ドラム演者が外部音源と同じテンポのクリックを聴いて、外部音源との同期を取りつつの演奏を始めました。
これでパフォーマンス込みのヴォーカリストや弦楽器演者は、ドラム演者を軸に演奏するだけで結果外部音源とも同期演奏になる訳です。
この場合ギター演者のみのイントロ、ヴォーカリストのみのパート、ベースのみのイントロ等、ドラム演者しか聴いていないクリックのテンポを何とかしてモニターしないと演奏時の外部音源との同期が破綻してしまいます。
あの手この手でドラム演者は各演者にテンポを提供しますが、曲によっては何らかの理由で”あの手この手が何か手詰まりだね”と、他に回避策はないかね?と捻り出したアイディアのうちのひとつがヘッドフォンでのクリックモニターでした。
私の場合外部音源の機材から直接クリックをヘッドフォンでモニターしていまして、ヘッドフォン内はクリックしかないので片耳装着にて演奏しています。
メリットはウエッジモニター環境時どの演者でも簡単に同期演奏に取り組めるのと、不要になったらすぐ外せます。デメリットはヘッドフォンをしているという見た目が一瞬でも嫌であれば取り組めないですね笑 
それと片耳ずつ単独のモニタリング(片耳クリック、片耳演奏環境)になりますので、私はそういうもんだと割り切って行っていますが、安易が故の演奏環境ではあります。

あまり登場回数はないのですが、近年アコースティックギターを使用する演奏時はがっつりヘッドフォンモニターにて演奏しています。
ウエッジモニターやステージ上の楽器から、アコースティックギター内にサウンドホールから音が入り込んで、弦等共鳴を起こしてしまうのを防止する為、サウンドホールは透明なテープで閉じていまして、かなりセミアコ状態のアコースティックギターですが、それでも十分アコースティックギターでございます。
ヘッドフォン内ですがアコースティックギター、存在していたらクリック、存在していたら外部音源、そしてドラム、とモニターとしては適度に通常使用しています。
演奏時全部のパートが綺麗にモニターという状況をそれほど重要視していないのと、密閉ヘッドフォンとはいえステージ上の音がまるで聞こえないわけでもなく、なにより装着が安易だしということでヘッドフォンで済ましています。

”PlasticTreeでもイヤモニ演奏に切り替えよう”と思うだけ思って今だにウエッジ演奏です。真剣に構想もしましたがいつも課題にしてしまいます。
明確な理由もなくふんわりしているのが主な原因なのですが、この”ウエッジでもイヤモニでも、どちらでも出来ますよ”というのは新しいことをするにあたって非常に厄介であります。

AKIRANAKAYAMAでの演奏はイヤモニでして、これはステージ上のマイキングをする楽器(マイクの本数)を極力減らしたい、という明確な理由があります。
他にも使用する外部音源との相性等あれもこれもとイヤモニにする理由が確立しまして、だったらとイヤモニを使用することになりました。イヤモニで何をどの様にモニターするかのオペレーションは自分で行なっています。
理由が明確ですとこのように選択肢に対して積極的に考えられますし、トレードオフも明確に見えます。

イヤモニもゼロからの導入ですとそれなりの導入予算、導入から使用にあたって必要であれば別途人員配置や都度レンタル機材、モノによっては定期的な機材維持費等、メリットに伴うそれなりの予算を設けなければいけません。
それら全てひっくるめてPlasticTreeでは、絶対必要時以外でもこれからはスタンダードシステムに”しようかな〜でもどっちでも出来るんだよな〜"とふんわりしているんですね笑 

今回はモニターの使い分けの言及ですので”重要なのはモニターではなく演者の心意気”とか、それ言っちゃったら何事もぐうの音も出ない系の締め括りは御法度でしょうし、こういうのは如何でしょう?
「演奏形態、環境、予算にあったモニター環境を多少は事前に勉強し得た知識と、あれば経験則も足し、その上で現地に用意されたモニターのフルポテンシャルを発揮させる」
現状、これが私が思うモニターの使い分けの理由の確立と使用法でございます。

昨日の最終公演の感想からの気持ち小難しい話へ傾れ込む、非常に荒っぽい記事ですが如何だったでしょう?誰かのためになれば幸いですし、よかったらスキ、フォロー是非よろしくお願いします!

それでは今後とも引き続きよろしくお願いします。

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