ストア評価★4.0以上のアプリが実践しているレビュー施策をまとめてみた
アプリをDLしてもらうために重要な要素の一つである★評価。
Apptentiveの調査では約8割の人がDL前にレビューを見ていて、DL率にも大きく影響をもつと言われています。
★1で約12%、★2で約15%、★3で約50%、★4で約96%、★5で約100%のユーザーがDLしようと思う。
裏を返せば、アプリストアで見つけてもらっても★4以上ないと半分以上の人がDLをためらう悲しい事態に。
そこで今回は400個以上のアプリを触る中で良いなと思った「レビュー依頼施策」についてまとめました。
それでは、いってみましょう!
※補足
・評価点と評価数は2020/5/5時点のGooglePlayのデータです。
・触る中で見つけた内容なので、実際の仕様と異なる可能性があります。
①嬉しい体験をした時に依頼する
購入完了など価値を感じている時に依頼を出すのが基本。発生しやすいイベントだと回答数も集めやすい。
■Uber Eats ★4.3(評価数:238万件)
2回目の注文完了時に依頼。初回ではなくリピート時なのが面白い。
■LIPS ★4.4(評価数:3,000件)
はじめて気になるを使った時に依頼。
■ヤフオク ★4.3(評価数:11万件)
はじめて商品を落札できた時に依頼。
■Japan Taxi ★4.4(評価数:2万件)
はじめて乗車完了時にアンケートを実施。回答するとクーポンを付与して満足度を上げた状態でレビュー依頼。
■NAVITIME ★4.2(評価:4万件)
アプデ直後の起動時に新機能の紹介とレビュー依頼。
■Smooz ★4.2(評価数:4,000件)
アプデ直後の起動時に新機能と中の人の小話を紹介。明るい気持ちになった時にレビュー依頼。
②ポジティブユーザーに依頼する
ネガティブユーザーに依頼を出してしまうと低評価の★が集まることに。上手く逃げ道を用意したいところ。
■Yahoo!MAP ★4.2(評価数:6万件)
アプデ直後の起動時に新機能の紹介と使い心地を質問。「使いやすい」と答えた場合に依頼。
■HOME'S ★4.3(評価数:1万件)
アプデ直後の起動時に新機能の紹介と使い心地を質問。「満足」と答えた場合に依頼。
■PayPay ★4.2(評価数:5万件)
3回目の支払い完了時にアンケートを実施。「はい」と答えた場合に依頼。
■C.CHANNEL ★4.5(評価数:1万件)
気になる利用時にアンケートを表示。★4以上を選択した場合に依頼。
■trivago ★4.5(評価数:28万件)
アプリ起動時にアンケートを表示。★を選択した場合のみ依頼。
■TRILL ★4.2(評価数:2万件)
依頼時に「応援」と「不満」で遷移先をわける工夫。
■日経電子版 ★4.2(評価数:5,000件)
依頼時に「レビューする」と「要望を送る」で遷移先をわける工夫。
③高評価になりやすい表現にする
少しでもポジティブな気持ちでレビューに進んでもらえるように、文言や画像もひと手間加えられるとベスト。
■Spotify ★4.6(評価数:1,886万件)
5つ星評価をしてください、と★5が当たり前の雰囲気を作る工夫。
■TikTok ★4.5(評価数:573万件)
ボタン名が「5つ星」と、★5以外いらない意思さえ感じる工夫。
■aumo ★4.0(評価数:1,000件)
応援、励みといったポジティブワードに加えて星を5つ並べる工夫。
■EPARK ★4.3(評価数:3,000件)
協力といったポジティブワードに加えて星を5つ並べる工夫。
■SUUMO ★4.2(評価数:1万件)
キャラを設置して文字だけよりも応援したくなる気持ちをくすぐる工夫。
■TimeTree ★4.5(評価数:11万件)
みなさまの評価がTimeTreeを育てる、という他にない素敵な依頼文面。
さいごに
いつ × 誰に × どうやって?の3つの視点から施策をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
アプリの品質ありきな面もありますが、運用面でもできる改善はしていきたいですね!
note作成にあたって参考になった記事を載せておくので、興味がわいた方は読んでみてください。
今回のようなGrowth施策やUI事例を毎日Twitterで投稿しているので、コチラもチェックしてもらえたら嬉しいです!
では、また次回の#アプリノックにて。