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私のデッキ作りにおける思考過程の記録 ~ゾロアーク&ペルシアンの場合~

夜分遅くにこんばんは、朗です。

チャンピオンズリーグ2019千葉(公認大会)を終えてからおよそ1ヶ月が経ちました。1ヶ月前はこれからまたポケモンカードを積極的に続けられるかわからないと思ってしまうほど塞ぎこんでいましたが、実際に過ごしてみると1ヶ月前までの自分の状態が信じられないほど、今の自分はポケモンカードに向き合い続けています。

とはいえ、世界大会出場を目指してという目標を掲げてガッツリやれるほどに回復するにはもう少しかかるとも思っているので、今は自分ができる限りのエネルギーと僅かな時間を捻出しながらポケモンカードをやっています。

また、今月の始めにダブルブレイズが発売してからは、封入されていたカードの中に魅力的なものが沢山あったため、毎週のように様々なテーマを決めながら色々なデッキをジムバトル・新弾バトルなどで試しています。特に新弾バトルに向けたモチベーションが非常に高く、気が付いたらこの2週間で8回も参加していました。そして、優勝賞品であるエリカのおもてなしのプロモーションカードを4枚ゲットできたので、おそらく最近の私は少しずつ調子が良くなってきたと思います。

 ということで、今回の記事では私が新弾バトルで使用したゾロアークGX+ペルシアンGX+ギャラドスorジュゴンデッキを作る上で、どのような思考過程を経てそれらのデッキが出来上がったのかということに焦点を当て、その記録を書いてみようと思います。これから書く内容は、以前書いたデッキ解説記事とは全く違った構成になります。最後までお付き合い頂けると幸いです。よろしくお願いします。

《① ゾロアークGX+ペルシアンGXデッキを知る》

 ダブルブレイズが発売してからの1週目は、ウィンディやレシラム&リザードンなどいわゆる新弾における王道である炎デッキとねこびよりデッキ、ルガルガンゾロアーク・ピカチュウ&ゼクロム・ジラーチサンダー・デスカーンギラティナといった既存の流行デッキを中心に使っていました。この期間はまだ私が既存の流行デッキに慣れるための練習期間だと考えていたので、新弾のカードを積極的に使おうとはしていませんでした。

そして、ダブルブレイズが発売してからの2周目の月曜日に、とても興味深いデッキタイプをTwitter上でよく見かけるようになります。それはペルシアンGXを使ったゾロアークデッキでした。その中でも特に印象に残ったのは以下の2つのデッキリストです。

 おーたむさんとは2018年の春まで共に仙台にて「ゾロアーク研究会」として活動していたことがあったので、このデッキリストと解説記事を見た時には「久しぶりに研究のし甲斐があるゾロアークデッキを作ってくれたんだな」と、勝手に嬉しい気持ちを抱いていました(笑)

最近ポケモンカードを始められた方はあまりご存知ないかもしれませんが、私はこの「ゾロアーク研究会」の皆さんのお陰で、チャンピオンズリーグ2018 横浜大会にてカプ・テテフゾロアークというデッキで優勝したことがあります。また、去年の世界大会でもルガルガンゾロアークデッキでTOP32に入賞したこともあり、私は今でも普段からゾロアークGXを使ったデッキを積極的に使っています。

 ゾロアークデッキの魅力は何と言っても特性:とりひきが強いこと…もっと具体的に言うと、特性:とりひきによって手札から取れる選択肢が多く編み出せることにあると考えています。その選択肢をより多く編み出すためのトリガーとして、ペルシアンGXのキャットウォークという特性はとても強力なものだと感じました。XYシリーズからポケモンカードをやっている方々ならイメージがしやすいと思いますが、特性:キャットウォークでやっていることはサポート権を使わずにできるセンパイとコウハイのようなものだと考えています。

また、北海道の強豪プレイヤーである楓さんが使用されたペルシアンGX入りのルガルガンゾロアークデッキのリストを見た時に、「そうか、ペルシアンGXがいるとこういうこともできるのか!これは面白い!」と思わされます。

おーたむさんと楓さんのデッキリストを見た後は、「ゾロアークとペルシアンGXを組み合わせることで様々なことができる!」というワクワクで心がいっぱいになり、気が付いた頃には「ゾロアーク・ペルシアンというデッキタイプを研究してみたいぞ!」という意志が強くなっていました。

 しかし、ゾロアーク・ペルシアンデッキを考え、実際に組もうとするまでにはどうしても超えなければならない大きなハードルが1つありました。それはゾロアークGXとペルシアンGXがともに闘タイプが弱点であるということ…私の中では闘タイプに対する回答をしっかりと見出せるようになるまでは、実際にゾロアーク・ペルシアンデッキを組むことはできないままでした。そのまま時間は流れ水曜日を迎えます。

《② ゾロアークGXギャラドスペルシアンGXデッキの作成と実践と大失敗と改善》

 水曜日のお昼休みにいつも通りTwitterを見ていたところ、フォロワーであるタナカさんが「ゾロアークペルシアンにギャラドス(あたりちらす)を組み合わせたデッキを使ってトレーナーズリーグを優勝した」との情報を見かけました。それを見た瞬間、「これなら闘タイプに対してだけではなく流行している炎タイプにも有利に立ち回ることができる!帰ったら早速組んでみよう!」と思えたので、その日は寝る前に自分が組むならばこんな感じかなというイメージを元にデッキとして形にしました。その時のデッキリストが以下のものになります。

これはわりとお恥ずかしいお話なのですが、実は私は1人回しというものを滅多にやりません。というか、1人回しをやれる時間とエネルギーが捻出できないのです。そのため様々な経験則を元に、フィーリングでデッキを作っています。仕事から帰宅するまでの時間内に地下鉄やバスに揺られながら、スマートフォンのメモ帳に打ち込んだデッキリストを何度も見返しながらああでもないこうでもないとデッキのイメージを作っています。上記のゾロアークギャラドスペルシアンデッキも同じようにしてできました。

ちなみに上記のリストでは2枚だけ迷った枠があります。
① ほんぐり職人 or リーリエ3枚目
② タイマーボール or ネストボール3枚目

とりあえず、1ターンでも早くゾロアークGXを場に多く並べながら展開して、中盤には場にペルシアンGXと満足にダメージが出せるギャラドスをおけるようにすることを心がけました。そのため、汎用性が高いリーリエとネストボールを1枚ずつ諦め、ぼんぐり職人とタイマーボールの採用に踏み切ります。1ターンでも早くゾロアークGXを手札に呼び込みたい…それならタイマーボールで1枚でも表を出せばいい。また、ぼんぐり職人は序盤から中盤にかけてどのシチュレーションで使用しても有効に使えるであろうボールを手札に呼び込めるから強いのではないかと考えたのです。それ故に、私は汎用性が高いリーリエの3枚目とネストボールを削りました。結果論ですが、これはあまりにも自分らしくないアプローチでした。理由は後程書きます。

 実際に使ってみたいデッキができたところで、翌日の夜に仙台駅前にて新弾バトルが行われることを知ります。その頃には早くこのデッキを試してみたいという衝動が抑えられなかったので、仕事帰りに参加することにしました。

しかし、その時の結果は2勝2敗と芳しくないものでした。勝てた試合に関しては概ね理想通りの動きができたので、特に何も言うこともないので割愛します。それより大事なのは何で負けたのかです。大会が終わってから私の頭の中にあったのは主に以下の5点でした。

① デッキの構築上、ドローソースとしてのカードが少なかった 
② そのため2枚目のジャッジマンを優先して採用するべきではなかった
③ タイマーボールは1回だけ表が出ればいいと思って採用したが、実際に使った対戦では2試合連続で2回ともコイン裏を出してしまい自ら深手を負ってしまったので、デッキを構築する上でのリスクヘッジが足りていなかった
④ HP160のハピナスのようにHPが140以上あるポケモンに苦しめられただけではなく、HP270のレシラム&リザードンをより倒しやすくするためにククイ博士を採用するべきだった
⑤ グズマの枚数が明らかに足りなかった…ともだちてちょう経由で山札に戻せば何とかなると思い込んでしまったが、現実としてそんなことはなかった

適当に作ったデッキだったとはいえ決して手は抜かずに組んだのでこれらの反省点が浮き彫りになってしまった時は、自分が組んだデッキに対して申し訳がなくなるほど落ち込みました。

例えば、負けた1試合では先攻1ターン目からカプ・テテフGXの特性:ワンダータッチ経由でウツギ博士のレクチャーから展開をスタートできたものの、先攻2ターン目でどうしても打たざるおえなかったジャッジマンによって自分からそのまま大事故を引き起こしてしまい、何もできずに相手へひたすらポケモンを差し出してはサイドカードを引かれるだけになってしまいました。

また、他にも反省点である③のタイマーボールの件は、あまりにも甘く見すぎていました。2試合タイマーボールを使用して、どちらもコイン2回裏は確率的に低いもののわりと起こり得る事象です。それに頼らないといけないようなデッキ構築にしたのは明らかにミスでした。ポケモンキャッチャーやクラッシュハンマーなどの不確定要素が強いカードが嫌いな私にとって、これは自分らしくないアプローチでした。

これらの反省点をしっかりとクリアするべく私は金曜日にデッキの中身を再び検討し直し、改善を試みました。そして出来上がったデッキリストが以下のものになります。

 木曜日に参加した新弾バトルにて実際に回した感触を元に、欲しいなと思ったカードを追加しました。具体的に新たに採用したのは3枚目のリーリエ・3枚目のグズマ・ククイ博士・ミュウツー(マインドリポート)・ミステリートレジャーです。

ミュウツーはゾロアークGX・ギャラドス・ペルシアンGXを場に並べる都合上、ベンチスペースを上手くコントロールできる自信がなかったので当初はともだちてちょうにしていたのですが、実際にこのデッキを回してみたところ意外とベンチにピンポイントで空きを作りやすいことに気が付きます。また、ともだちてちょうを打ちたいタイミングで打てることが少なかったことと、ククイ博士やアセロラのようにピンポイントで打ちたいサポートがこのデッキにはとても多かったので、それらをミュウツーの特性:マインドリポートからゾロアークGXの特性:とりひきへと繋げながら都合よく使うことはとても有効的なアプローチであると考えました。また、特性:キャットウォークを打つ前に、好きなサポートを山札に戻せるのも魅力的なものでした。

さらに、ミュウツーの採用に合わせてカプ・テテフGX・ミュウツー・アローラベトベトンに触れやすくなるように、3枚目のネストボールではなくミステリートレジャーを採用することにしました。これによって手札にコイキングがある時に、よりトラッシュへ送りやすくなったことにも繋がります。


 ここで自分の中で概ね納得がいくデッキリストに仕上がったので、ゾロアークギャラドスペルシアンデッキの立ち回りを解説してみようと思います。このデッキは基本的にはゾロアークGXをメインアタッカーとして、相手に応じてギャラドスをアタッカーとして切り替えて立ち回るデッキになります。

ギャラドスは水タイプであり、ワザ:あたりちらすは自分のトラッシュにあるコイキングの数×50ダメージを与える強力なものです。しかしながら、序盤からギャラドスを使って相手に対して優位に立ち回るのは非常に難しいため、その盤面を形成するまでにゾロアークGXのワザ:ライオットビートで戦いながら特性:とりひきを使用してテンポを取っていく必要があります。そして、ゾロアークGXが倒されたタイミングでペルシアンGXの特性:キャットウォークを使うことで、よりギャラドスの打点を加算させる狙いがあります。そのため場に常にニャースかペルシアンGXは置いておきたいです。

また、ペルシアンGXのワザ:ふくしゅうは10+トラッシュにあるポケモンの数(9枚まで)×20ダメージを与えるという強力なもので、ギャラドスのワザ:あたりちらすの打点を高める動きとも上手い具合に噛み合わせることができます。そのためフィニッシャーとしてのアタッカーはペルシアンGXが担うことが多いです。スラッシュバックGXというワザも小回りが利いて便利なので、使いこなせると強力なものになると思います。

ただ、このデッキはゾロアークGXがあっという間にやられ続けてしまうような立ち回りに対し、苦手意識が強いです。それを補うために2枚のアセロラとムキムキダンベルを採用しています。積極的な攻撃よりも耐久をしながら盤面を整えることを心がけると、相手はこちら側の盤面を崩すのが非常に難しくなります。また、特性:キャットウォークで持ってくることができて、ピンポイントで打てると強力なカードとしてフィールドブロアーも1枚採用しています。これがどうして強いのかは実際に使ってみるとよくわかるかもしれません。

ゾロアークGX・ギャラドス・ペルシアンGX、時々カプ・テテフGX…どのポケモンで戦うのが最も有効であるかは、その時々の盤面(相手の残りサイドカードの枚数を含む)によって大きく変わるので、常に相手を自分のペースへ持ち込み続けて立ち回ることを意識してみましょう。あとは4枚のダブル無色エネルギーと3枚のトリプル加速エネルギーが残り何回使えるのかを意識するのも、このデッキにおいてはとても大事なことです。

 ということで、このゾロアークギャラドスペルシアンデッキを使って土曜日の午前中に行われた新弾バトルへ出てみたら、無事に3戦全勝することができて優勝賞品としてエリカのおもてなしのプロモーションカードをゲットすることができました。ちょうど水曜日から土曜日にかけてゾロアークギャラドスペルシアンというデッキタイプが話題になっていた影響もあり、デッキリストを掲載してみたら想像以上に反響を頂きました。嬉しかったです。

《③ 翌日にゾロアークGXジュゴンペルシアンGXデッキへと応用してみる》

 土曜日の夕方以降、同日に関東で行われていた自主大会:MTリーグ~春のシェルダー杯~と、関西で行われていた自主大会:第2回やべーやつカップにて、ひと際注目を浴びていたカードがありました。それがジュゴン(デュアルブリザード)です。

ダブルブレイズに収録されていたジュゴンというカードを見た時、水タイプであるだけではなくデュアルブリザードというワザのコストパフォーマンスがあまりにも高くて驚いたのですが、②の冒頭に書いた経緯により実際にデッキを組んでみようとはしていませんでした。

しかし、いざここまで話題になってみると「自分ならジュゴンを使ったデッキをどのように組むだろう?」、「ゾロアークギャラドスペルシアンと同じように旬なネタには美味しく頂けるうちに触れておきたいな」という気持ちが自分の中で生じたので、土曜日の夜にジュゴンデッキを組むことにしました。

ただ、その日は朝から3か所で新弾バトルに出ていたこともあり、非常に疲れていて1人回しをする時間がやはり取れなかったので、ゾロアークギャラドスペルシアンで培ったノウハウをそのまま応用することにしました。そして、寝入る寸前までデッキリストを考えて、翌日の14時から開催される新弾バトルへ向かう道中でゾロアークギャラドスペルシアンデッキからカードを17枚差し替えて、大会参加2分前に現物として完成させたデッキで出ました。そのデッキリストが以下の画像になります。

 デッキリストを考える上で実際にジュゴンを使う時には、ゾロアークGXとペルシアンGXデッキに添えるよりも、ジュゴンを積極的に場に出して戦える構築が強いのではないかと考えました。そのためには1ターンでも早く場にパウワウを2体並べたいとも思ったので、最低でもジュゴンラインは3:3で欲しくなります。パウワウはHP80のポケモンなのでウツギ博士のレクチャーで持ってくることができません。しかし、できることならゾロアやニャースを並べながら場にパウワウも持ってきたいと考えた時、多めのネストボール・ポケモンだいすきクラブ・せせらぎの丘を使って展開するのが適切なのではないかと考えました。

そして、ジュゴンを積極的に使うのであれば、ゾロアークギャラドスペルシアンデッキでやっていた耐久のアプローチよりも攻撃的なアプローチをした方が強いと考えたので、4枚目のトリプル加速エネルギー・2枚目のククイ博士・3枚目のこだわりハチマキを採用しました。さらにギラティナを採用することで特性:やぶれたとびらを活用して相手のHP70のポケモンも見れるようにしたことも、より攻撃的なアプローチへ繋がったと思います。ペルシアンGXに関しては、最後に立てることができればフィニッシャーとしての役割をしっかりと担ってくれると感じたので、このデッキでは1:1ラインのみの採用です。序盤から無理やりにでも積極的に立てる必要はありません。最後に立てることができれば大丈夫です。トリプル加速エネルギーの残り枚数には要注意です。

 ジュゴンのワザ:デュアルブリザードがどのように強いのかがイメージできない方は、相手に先攻を取られてバトル場かベンチにパウワウがいる状態のまま、こちらが後攻で展開しなければならないことを考えてみるといいと思います。例えば、ゾロアークペルシアンデッキのようにHP60のゾロアなどの進化前のポケモンを並べた返しのターンには、そこをピンポイントに狙われて2体同時に倒されてしまいます。ゾロアークGXもペルシアンGXも満足に立てられなくなってしまうと機能不全に陥りかねないので、そこから態勢を整え直すのはかなり難しいです。

また、バトル場がレシラム&リザードンのような炎タイプの場合は、弱点を突かれてしまうので元の打点として120ダメージも受けてしまいます。そこに後ろから出てきたゾロアークがこだわりハチマキを巻いて、ワザ:ライオットビートを打つと150ダメージを与えられるので、HP270のレシラム&リザードンはピッタリきぜつしてしまいます。さらに、その過程でベンチにいるレシラム&リザードンにも60ダメージを乗せることができていれば、ククイ博士こだわりハチマキを使った上でワザ:デュアルブリザードを打つと、弱点を突いて220ダメージも与えることができるので、HP270のレシラム&リザードンは同じようにきぜつしてしまいます。この動きが弱いわけがありません。ミュウ(ベンチバリア)を出されてしまったら、こちら側はアローラベトベトンを立ててその場を凌ぎながらゾロアークGXとジュゴンを使い分けて相手を翻弄しましょう。

 さらに新弾バトルというレギュレーションの特性もあり、マッチアップする可能性がおそらく高いであろうマーシャドー&カイリキー・ベトベトン&アローラベトベトンにもそれぞれちゃんと勝てるようにしないといけないと思い、ラティオス(ブレイクスルー)を採用しました。これがあるとゾロアークGXのワザ:ライオットビートで先に120ダメージを与えて、ククイ博士こだわりハチマキを使った上でワザ:ブレイクスルーによって弱点を突いて160ダメージを与えることができれば、HP270のマーシャドー&カイリキー・ベトベトン&アローラベトベトンを倒せるのできっと勝てるだろうなと考えました。より攻撃的なアプローチにするために採用した2枚目のククイ博士・3枚目のこだわりハチマキが上手い具合に噛み合ってくれたのです。ワザ:ブレイクスルーはワザ:デュアルブリザードと同じように、ベンチポケモンへ狙撃ができるものでもあるので、相性はかなり良かったと思います。

 ちなみにポケモンだいすきクラブを入れるアプローチを思いついたのは家を出てからだったので、その時の私はHP70のニャースを持ち合わせていませんでした…その結果、新弾バトルにて実際に場に出ていたニャースが、お相手のカメックスGXのワザ:ロケットスプラッシュ 水エネルギー"1枚"で倒されてしまい物凄く困りました。ジュゴンミラーのことも想定すると、ニャースはお店のストレージから探し出してでもHP70にするべきでした…こういったちょっとした見落とし1つで、足元をすくわれてしまうことは意外とよく起こるものなのです。

 ということで、このゾロアークジュゴンペルシアンデッキを使って新弾バトルに出てみたら、無事に5戦全勝することができたので優勝賞品としてエリカのおもてなしのプロモーションカードをまたゲットすることができました。特に最終戦はとても印象に残る試合になりました。

ゾロアークペルシアンデッキに先攻を取られた上に、こちらが初手からはメタモン◇とパウワウしか場に置けず、さらにククイ博士しか打てなかったほどのどうしようもない大事故を起こしてしまっただけではなく、返しのターンに相手にはゾロアークGX 2体とアローラベトベトンまで立てられてしまって「それは無理-!」と悶絶してしまったのですが、返しのターンでお相手のアローラベトベトンをグズマでバトル場に呼び出して、ジュゴンのワザ:デュアルブリザードを2回決めてお相手のゾロアークGXへ120ダメージを与えながらニャースを2体倒し、特性を使えない状態でもアタッカーとして出しておいたカプ・テテフGXが、ジュゴンが倒された返しのターンにこだわりハチマキを身に着けてワザ:エナジードライブで110ダメージを与えてゾロアークGXを倒すというルートを取ったところ、その勢いのまま絶望的な状況を覆し勝利することができたのでとても嬉しかったです。

これはとっさの閃きによるものではありましたが、冒頭で少しだけ触れたカプ・テテフゾロアークというデッキで培っていた動きをこのデッキでも応用することができたのだと思います。また、自分の中でここ数日間でゾロアーク&ペルシアンデッキを研究し模索を続けたことで、プレイングの面でも成長することができていたことを実感しました。

新弾バトルが終了してからTwitterを見て驚いたのですが、日曜日は全国各所でゾロアークジュゴンデッキが勝っていたのですね。結果的に旬なネタを美味しく頂けるうちに頂けたかなと…その話題の中の1つとして自身も加われたことを大変喜ばしく思います。

《④ 最後に》

 ここ最近はTwitterを中心して、様々なデッキリストが載っては拡散され、それらを模倣する方々がかなり多いと思います。私はその動向を踏まえた上でその時々の環境読みをすることは、今日のポケモンカードにおける1つの面白さではないかと考えています。

私自身もゾロアーク&ペルシアンデッキを使う上で、自分が住んでいる地域外で勝ったデッキを模倣するところから始まりました。そのお陰でより視野を広げ、知見も深めることができたので、ここ数日はとても有意義に過ごせました。

もし今回の記事で紹介したゾロアークペルシアンデッキ作りにおける思考過程の記録が、読んで下さったあなたのためになってくれるのならば、私はとても嬉しいです。ゾロアークGXとペルシアンGXの組み合わせは本当に面白く、まだまだできることも沢山あると思いますので是非試してみて下さい。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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