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どこで働くかよりも誰と働くかが大事

元ソフトウェアエンジニアのAKIRAです。
つい最近、転職しました。

今回の転職をきっかけに、過去の転職についてつらつらとNOTEに書いてみたのですが、今はどうなのか?という事を少し書きたいと思います。

転職してよかった

結論から言うと、転職して良かったと考えています。
今の職場は、私が理想としていた職場で、非常に満足しています。

少しづつですが、会社にも仕事にも慣れてきて、プライベートでやりたかった事もできるようになってきました。このNOTEもその一つです。

前職でもNOTEを書く時間はあったのですが、書く気が起きませんでした。
休みの日でも、どこかで仕事の事を考えていて、考えたくないときには、映画や動画や漫画など、考えずに済むものに逃げていました。

今は、こうして考える余裕と時間ができたので転職してよかったなと思います。

何が違うのか?

色々と違うのですが、細かい部分を挙げるとキリがないので、私個人の状況の違いで言うと、「責任の重さ」が大きく違います。

前職は、心理的安全性が皆無に近い状態だったと思います。特に転職決断のタイミングでは色んな事が怖かったですね。何か問題が起きても経営層は助けてくれないという確信がありましたし。

私も経営幹部でしたので、難易度の高い事業をしていたりハイリスク・ハイリターンだったのですが、リスク評価が出来なくなっている会社は、本当に怖いなと感じました。

もし、あなたの仕事の難易度やリスクなど正しく評価してくれていない会社だったとしたら、転職したほうが幸せになれるかもしれません。

リスクを取る価値があるのか?

私は、人が避けるような仕事を比較的手を挙げてやるタイプです。今はあまりしない方が良いのかなと思い始めていますが、その理由を紹介します。

  1. 昔は人が避ける面倒な仕事をすることが評価されていた

    • 率先行動が高く評価されていた時代もありましたが、今は率先行動しないからといって評価を下げる事を良く思わない風潮になりつつある

    • ワークライフバランスが重視されるようになり、できない人にやさしくなった結果、率先行動している人の犠牲の上に構築されるようになってきた。

  2. 嫌がる理由によっては、手段・手法を変える事で簡単に解決できた

    • テクノロジーやサービスの進化が早く、一昔前は面倒な事もちょっと調べれば簡単に解決できるようになっていたが、最近は誰でもそれがChatGPTなどで調べてできるようになってきた

    • 人間関係が問題の場合、鈍感力を働かせる事でなんとかなっていたことが、社会がホワイト化し自分の地位によっては相手がどう感じるかなどの配慮の負担が増加した

  3. リスクを取るメリットがなくなってきた

    • 個人でできる事(副業や情報発信など)が広がり、わざわざ会社でやる事のメリットがなくなってきた。

    • 静かな退職が増加し、以前はファーストペンギンが飛び込めば、セカンドペンギン以降が次々飛び込んでいたが、もう飛び込まなくなってきた。

残念なことですが、そういう状況になりつつあります。私はどうなって欲しくないので、リスクを取って頑張っている人が報われて欲しいなと感じています。

なぜ責任が重かったのか?

前職では「責任が重かった」と感じていたのですが、その理由も細かく挙げるとキリがないので、ざっくりいうと「会社が儲かっていないから」だと思います。

会社は儲かっていないと、対策を取ろうとしますが、前職ではあまり有効な対策を打てていませんでした。対策がうまくいかないと、対策の責任を追及しはじめ、それもうまくいかないと連帯責任と言い始め、うまくいっている部署にも悪影響を与え始めます。

儲かっていないせいで、意味のない施策に付き合わされ、人を取られたり、うまく行っている部署の課題の優先度を下げられ相談できなくなったりと悪影響がバラまかれる印象です。

儲かっていない会社では、うまくいっている事業の部署の事が見えなくなって、そこでももちろんリスクマネジメントをしているのですが、経営者がその部署の優先度を下げてしまって、その部署の責任者の責任が重くなるのかなと思います。

実際は、儲かっていない事よりも、儲かっていないときの経営者の判断が問題なのかもしれませんが、儲かっていれば、そこは気にならずに済んだのかなと思います。

自分でどうにもできない事は諦めよう

会社のためにできる事をやってみて、どうにもうまく行かないときに、それは自分でどうにかできるのか考えてみましょう。

会社の居心地の良さや個々の仕事の質などは、ある程度は心がけや努力で、できる事は多くあります。

しかし、会社の経営の根幹にあたる部分は社員ではどうしようもないものも多いのが現実ですし、特にそれが自分の生殺与奪権を握っているに等しい人に依存する場合はどうしようもありません。

私の転職の一番の理由は突き詰めると、一緒に働き続けるのが辛いなと感じたせいなのかなと今は思います。それはどうしようもない事なので、もし転職が可能なら転職したほうが幸せになれる可能性があります。

せっかく築き上げたキャリアや仕事を手放すのは辛いかもしれませんが、どこで働くかよりも誰と働くかの方が大事だと思いますので、私の事例が何かの参考になればと思います。

以上です。

ではまたー。

#転職体験記


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