40代から考える長く続けられる仕事
元ソフトウェアエンジニアのAKIRAです。
今回は、長く続けられる仕事について記事にしたいと思います。
過去の記事で転職について色々と書いてきました。
少し書き漏れていた事があったので、補足できればと思います。
何歳まで働く必要があるか?
皆さんは、何歳まで働く必要がありますでしょうか。そんなの解らないという方も居るかもしれませんが、世の中にはいろいろとヒントはあるように思います。
例えば、老後困らないだけの貯金ができたらいつでも辞めて良いと思うのですが、果たしていくらあれば良いのでしょうか。
少し前に話題になったのが老後資金2千万円問題というのがありましたが、あれは前提として65歳から年金だけでは月に約5.5万ほど不足するとしたときに5.5万づつ30年取り崩すと約1980万程度は貯金が必要というシミュレーションだったようです。
前提が65歳まで働かないといけないのですが、もっと早くリタイアしたいなという気持ちが私にはありました。
もし60でリタイアしたい場合は、さらに5年間、年金無しで生活できる分を貯めておかなくてはなりません。仮に年200万で生活したとしても+1000万必要ですので、3千万は確保しないといけない計算になります。
早期リタイアは難易度がすごく高そうですよね。早期リタイアの実現方法といえばFIRE(経済的自立)の事を思い浮かべますが、FIREにも色んな種類があるようです。
リタイア=無収入なのか?
働き方にもいろいろとある時代ですので、昔のようにリタイア=無収入ではなくなってきたように思います。
今は色んな副業ができる時代ですので、細々と副業でも稼ぐ事ができればそんなに貯金が無くても早くリタイアできそうですよね。
いわゆるFIREという状態にも色んなパターンがあるようです。ちょっと調べてみたものを列挙しますね。
コーストFIRE
リタイアのための貯蓄をこれ以上続けなくても良い状態
リーンFIRE
生活を質素・倹約することで貯蓄が少なくても達成できる
ファットFIRE
資産運用で最低限必要な生活費だけでなく、優雅な生活が送れる
バリスタFIRE
プライベートな時間を確保し、パート・アルバイトで半分賄う
サイドFIRE
資産運用+副業収入で生活する
一般的なFIREのイメージはコーストFIREの事かなと思うのですが、貯蓄や運用額の大きさでリーンFIREやファットIREと呼ぶのかなと思います。
一方、バリスタFIREやサイドFIREは働き続けてはいるものの、生活のためにバリバリ働くという事は無いのですが、収入を何かしらの方法で得ているという感じです。
私は上記のバリスタFIREやサイドFIREに少し近いのですが、本業を長く続けられる仕事に転職してなるべくストレスを減らしてリタイアを迎える方法もあるのではないかと考えています。
長く続けられる仕事=しんどくない仕事
しんどくなくて長く続けられる働き方ができれば、それが一番いいのかなと考えています。何を当たり前の事を、と思われる方も居るかもしれません。
今の働き方を40歳・50歳・60歳と続けられますか?
私は30代からプレイングマネージャとして多くのプロジェクトをこなしていましたので、長時間労働も受け入れていました。40代は責任も重く困難な課題に次々とぶつかっていましたのでストレスも大きかったです。
どう考えても、ずっと続けていたら病気になっていたような気がします。
多くの場合は、30代・40代は責任のあるポジションだったり、人によっては家庭の事などでも忙しいのではないでしょうか。
ストレスがゼロなんてことはありえませんが、少ない仕事は存在します。
しんどくない仕事とは、重い責任を背負わなくても良く、家庭の事にも時間が割けて、ストレスが少ない仕事という=メージです。
前回のラスト転職のススメで書ききれなかったのは、そういう仕事を探すのはどうでしょう、という点を補足したかったのです。
しんどい仕事の会社から抜け出そう
私は、早くリタイアしたいと考えていた理由は、早くしんどい仕事から抜け出したい、という事だったのかなと今は考えています。
しんどくない仕事は好きですし、ずっと楽しく続けられるなら、年をとっても仕事していて良いと思っています。
しんどくない仕事はもしかすると収入が減るかもしれません。重い責任があるからこそ高い給与を頂けるという事もありますし、長時間働くから残業代が多くもらえるという事もあるのかもしれません。
しかし、その考え方はもう古いのではないでしょうか。
管理職も役割でしかありませんし、昔ほど上司が責任を取るという時代でもなくなってきているように思います。管理職の負担を減らして、各社員に負担と一緒に給料も分配してはどうでしょうか。
仕事も効率化され、働き方改革の名のもと長時間労働は悪しき習慣として、やれDXだ、AIだと便利になってきているのですし、残業代を稼ぐ時代ではないでしょう。
まだ、古い体質の企業には年功序列や長時間労働が残っているかもしれませんが、そういう企業から抜け出すというのも選択肢なのかもしれません。
量より質、細く長くを複数持とう
私は40代くらいからは、しんどくない仕事+副業+運用で一定以上の収入を確保するのがいいのではないかと考えています。
仕事の質を良くすること、副業の質を良くすること、運用の質を良くすること、これら3つをうまくバランスさせる事で私の夢の早期リタイアに近い状態が実現できるのではないかと考えています。
今回はしんどくない仕事にフォーカスしたいので、副業についてはまたの機会に、投資については少し過去に記事にしていますので、興味があればご覧ください。
しんどくない仕事はやり方によってしんどさが変わってくると思いますので、まずはそういった職場を探すのが先決です。
比較的に、昨今のIT業界は昔に比べればホワイトな会社が増えたなと感じます。特に、しっかりとしたビジネスモデルを確立しているSaaS企業などは、昔ながらのSIer(システム開発を請け負う企業)に比べホワイトな印象です。
SaaS企業は多くの場合、GAFAMなどのビジネスモデルや企業文化を取り入れていることもあり、役割や働き方がアメリカ型に近いのかもしれません。
こういう会社は、創業社長もエンジニアだったり若かったりするので、そういった文化が合っている人には働きやすいのではないかと思います。
管理職を続けないという選択肢
しんどい仕事というのは、責任が重くストレスの大きい仕事と、個人的には表現していますが、要するに管理職はしんどいという事です。もちろん他にもそういった仕事は多いと思います。
管理職をやってみて、やりがいや達成感を感じる事は多々ありましたが、それと同じようにしんどい事もたくさんあります。
特にこれは日本だけなのか解らないのですが、プレイングマネージャーが多いように思うので、管理職は管理だけに集中する必要があるように思います。まぁ、それでもずっと管理職を続けるのはしんどいと思います。
管理職は数年で交代制にした方がうまくいくのではないかと思いますし、これからの時代は管理職を続けないという選択肢があっても良いように思います。
年功序列も不要な時代ですので、若い人に管理職をやってもらうのも良いでしょうし、管理職がしんどくない時代が来る事を願っています。
まとめ
何歳まで働くのか、早期リタイアはできないのか、と考えたときに、長く続けられるしんどくない仕事に就くという選択肢を考えてみました。
収入は少なくなったとしても、心身の不調になってしまうよりも優先すべきですし、不足は資産運用や副業で埋めればいいかと思います。
なにがしんどい仕事かは人それぞれだと思いますが、私のように管理職はしんどいと感じたら、続けない方法を考えるのも良いかと思います。
早期リタイアではないかもしれませんが、私は今回をラスト転職と考えて管理職は辞めたので、気持ち的にはリタイア後のセカンドライフの気持ちです。
何かの参考になればと思います。
ではまた。