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よし!転職しよう 番外編②中編(GMAPの点の取り方・新しい事業の育て方)

地方在住の元ソフトウェアエンジニアのAKIRAです。この記事は本編の番外編ということで2回目の転職後に感じた事などダラダラと書いております。お暇つぶしになれば幸いです。

以前に公開した記事ですが、長すぎたので分割・再編集しております。


【番外編②大企業の落とし穴と対処法】

大企業に入社してからの落とし穴(対処法)については、転職と関係ないのですが簡単にまとめてみました。少し特殊な業界ですので参考にならないかもしれませんが、箇条書きで記載するとこんな感じです。

  • セクショナリズムの罠!(前編)

  • 大企業も自転車操業?(前編)

  • MBA(GMAP-GF)の点の取り方(中編)

  • 新規事業の育て方(中編)

  • クラウドサービス開発の勘所(後編)

  • 続・儲からない仕事…(後編)

大企業とひと括りにしてしまうのは危険ですが、メーカー系大企業の話だと思って下さい。数年前の事になります。

【GMAPの点の取り方】

大きな企業に入ると、昇進するためにMBA(グロービズのGMAP-GF)など受けさせられる事もあるのではないでしょうか。私のような高卒の人間には荷が重いのですが、どのようにして点を取得していったかを、ご紹介します。

まずは、過去問題が欲しいところですが、正式なものは無いようで、少なくとも私は見つける事ができませんでした。唯一、ネット上に多少の過去問と「MBAのための基本問題集」というものがあったので、この問題集を最低3回~4回くらいやって、ほぼ記載している内容を頭に叩き込めば、出題傾向次第ですが平均で400~500点くらいは取れるのではないかと思います。(得意分野で点を伸ばせればですが)

参考情報を載せておきますね。

https://w.atwiki.jp/gmap-bf/

https://w.atwiki.jp/gmap-bf/pages/20.html

私の苦手分野はアカウンティングとファイナンスで、この2つはグロービスのテキストも買いましたが、正直この年になると読んでも頭に入ってきません。そこでyoutubeで関連しそうなものを見ながらテキストという【動画聞き流しながら勉強法】で苦手な分野もカバーしていました。(多少点は取れたかなと思います)

こちらも参考リンクを載せておきます。基礎はこんな感じですが、計算は何度も電卓を叩く練習するしかないかなと思います。(時間内に計算の必要な解くには電卓に慣れておいて、素早く答えを選択するための検算スピードを上げておくと言かなと思います。)

https://www.youtube.com/watch?v=cYJVyFqyKvY&t=4s&pp=ygUo44Kw44Ot44O844OT44K5IOOCouOCq-OCpuODs-ODhuOCo-ODs-OCsA%3D%3D

https://www.youtube.com/watch?v=hxYegsQa-rA&pp=ygU35YON44GP44Oe44Oz44CA44Kw44Ot44O844OT44K5IOOCouOCq-OCpuODs-ODhuOCo-ODs-OCsA%3D%3D

https://www.youtube.com/watch?v=R0J8YxPxbKE&pp=ygU35YON44GP44Oe44Oz44CA44Kw44Ot44O844OT44K5IOOCouOCq-OCpuODs-ODhuOCo-ODs-OCsA%3D%3D

https://www.youtube.com/watch?v=by5pURs-R3I&pp=ygU35YON44GP44Oe44Oz44CA44Kw44Ot44O844OT44K5IOOCouOCq-OCpuODs-ODhuOCo-ODs-OCsA%3D%3D

https://www.youtube.com/watch?v=f4pkl1Lzkqg&pp=ygU35YON44GP44Oe44Oz44CA44Kw44Ot44O844OT44K5IOOCouOCq-OCpuODs-ODhuOCo-ODs-OCsA%3D%3D

https://www.youtube.com/watch?v=4o8A-pBiGl0&pp=ygU35YON44GP44Oe44Oz44CA44Kw44Ot44O844OT44K5IOOCouOCq-OCpuODs-ODhuOCo-ODs-OCsA%3D%3D

やはり今は動画の時代だなと感じます。勉強も動画を1.5倍速で聞くのが効率良い気がしますね。

GMAP-GFを勉強する価値はあるのか?

経営者や経営幹部は基礎知識として、共通言語化のため知っておいて損は無いと思います。ただし、これよりも優先すべきことは多数あり、特にIT企業の場合は、経営者や経営幹部はもっとテクノロジー側の勉強をした方が良いかと思います。

プログラミングをするべきとまでは言わないまでも、自社の提供しているサービスやプロダクトがどのような構造で成り立っており、どういう特性をもっているのか解らずに経営することほど恐ろしい事はありません。

【新しい事業の育て方】

私は新しい事業を立ち上げる部門の責任者をしておりましたので、少しだけその経験から言える事を話すとシンプルに買い手を明確化することに尽きると思います。

自分たちが提供できるものを欲しい顧客は誰なのか、何を商品にすれば良いのか具体化していくのですが、このときに自分たちのリソースと実現可能性のバランスを良く理解した上でとにかく早く動く事(売上が立つ仕事をすること)だと思います。

マーケティングや事業計画も大事ですが、最初はとにかく動く事で道が開けると思います。以下に簡単に箇条書きでまとめます。

  1. リサーチ(四六時中ネタ探し)

    1. スポンサー(まずは会社の経営層)の意向確認

    2. ステークスホルダー(社員、関連企業、既存顧客、業界関係者)のニーズ調査

    3. 市場動向(業界全体の将来の見通し、法規制、海外動向)などの市場調査

    4. 技術動向(新しい技術、技術のトレンド、既存技術の課題)などの技術調査

  2. 試作(買い手がつき、実現できるものはやってみる)

    1. リサーチしたものですぐ実現できそうな事、すぐ買い手が見つかるものを決める

    2. 試作のイメージを作る、WEBシステムならモックとプレゼン資料など

    3. 顧客または顧客に近い社内関係者(営業や役員など)にプレゼンする(完成していなくても良い。こういった事がどの程度の投資でできるという青写真が必要)

    4. 会社または顧客から投資(開発予算)を受けて試作品を完成させる。

  3. 試行(あくまで試行、継続させるかは次のステップで撤退基準を設定しつつ慎重かつ迅速に)

    1. 試作品が想定通りの効果をもたらすか、不足や想定外がないかを試し、ブラッシュアップします。

    2. 顧客または顧客に近い社内関係者からFBをもらい改善したものをFIXさせる。(便利機能は今後のバージョンアップの計画とする)

    3. 顧客から依頼されて遂行している場合、商品を納品・稼働させ売上を立てる。(事業化にあたっての著作権や販売権などの権利関係は注意しておくこと)

  4. 再現性の確保(試作前や試行中にも検討するが事業化できるかの分水嶺)

    1. 今後継続的に売り上げが立つか?(売りきりかサブスクか)

    2. 今回と同じスキームで同様の顧客に販売できるようにチームを強化し、仕事をルーチン化させられるか?

    3. 既存の事業と競合する心配はないか?(リソースを取り合うなど)

  5. 事業計画の整理(実際は最初に試作の段階で合意をとっておく、試行後に最終的な軌道修正を加える)

    1. 試作・試行結果を元に事業計画を立てる。(既に販売して売り上げが立っていればかなり事業化しやすい)

    2. 経営層に立案し事業計画の承認を得る。

    3. 計画に従って粛々と進める。

ちょっとした補足

事業の種類にもよりますが、既に実現されているサービスであってもすぐに諦める必要はないように思います。黒字になる可能性があるなら2匹目・3匹目のどじょうを狙うのもいいでしょう。

逆説的に言えば、そこに市場があるということであり、先行企業を分析し良いところはまねて、悪いところは改善すれば、逆転の可能性もあると思います。

古典的な手法であるタイムマシン戦略も分野によってはまだ有効ですし、今後は実世界とサービスをバーチャル技術でつなげるようなビジネスには多くのチャンスが存在すると思います。

次は後編に続きます。

今回はここまで、また次回。


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