『あの日の物語。高校時代』七島きらり
なぜだかわからないけど忘れられない1日がある。
とくになんてことはない。普通にいつも通りに仲の良い女友達と遊んだってだけの日。
あの頃は進路のことだったり恋愛のことだったり高校生にありがちなことで悩んでいたけどあの日はそんな話にもならず、ただ遊んだ。
高校生とか大学生とかのころは男女関係なく仲の良い友達とは2人でも遊んでた。けど、大人になってくるとだんだん(特に意識してるわけではないけれど)女友達と2人で遊ぶことは少なくなってきた。お互い彼氏彼女ができたり結婚したり、単純に仕事が忙しかったりで自然と連絡が疎遠になる。学校で毎日顔を合わせてた頃とは変わってきたなって思う。
あいつとは高校のクラスが一緒で仲良くなって遊ぶようになったんだけどなぜか共通の友達がいなくていつも2人で遊んでたしその関係は今も続いてる。
その日は原宿駅で合流してタピオカ飲んだりクレーンゲームしたり雑貨屋さん?を見たり珍しく竹下通りを満喫した。
なんてことない日だったはずなんだけどなぜか鮮明に覚えてる。特にあの時の表情は忘れられない。
なぜだろう。
自分でもよくわからないけど印象的だった。
今日は土曜日。
あいつは土曜も仕事だから華金ならぬ華土ってことで土曜に飲みにいくことが多い。
原宿駅じゃなくて明治神宮前駅待ち合わせってところに微妙に大人になったっていうか自分たちも少しずつ変わってきてるのかなって感じがする。
今日はどこで飲もうかな。
今日はここまで。
また、更新します。
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