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270の旅路 Day147

2017年10月28日
Masqoodの家→(車)→カルギル→(車)→レー→レー市内のホテル


泊めてもらっていた部屋。

 別れの日の朝。5時には出ると言われていたものの、4時半に起きてしまった。外はまだ真っ暗でおそろしく寒い。おばあちゃんのチャイはどこか優しくて寂しげで、でも温かいものだった。思い出というのは最後に作られるというが、これがすべてを物語っているんだろう。

太陽が顔を出してきた。

 6時を過ぎて車が到着。起きたてのシャイーナやおじいちゃんに別れを告げる。子どもたちは他で寝泊まりをしているからいない。でもその方がお互いに好都合だと思う。笑ったまま終わらせられるのだから。

見送ってくれたおばあちゃん

 おばあちゃんに見送られて車は月の世界と言われるレーへと向かって走っていった。

猛スピードでガードもない道を駆け上る。

 平均時速80キロはあるんじゃないかというスピードで道を駆け抜け、山を上りおりしていく。

インド軍の車両も走り抜けていく。

 軍用車両がかなりの数で走っていて、まだここが紛争地なのだと実感させてくる。

無事に峠越えもできた

 どうにか国境付近を切り抜けて、高地4000m越えをしていく。

これが、月の世界といわれるのか。

 あたりは「月の世界」と言われるように岩石がゴロゴロ転がっているだけの世界になった。時々川も凍っている。

やっとレーまで97kmになった。

 疲れたので、車でねっころがってレーに向かっていく。着いたころにはもう夜7時を回っていた。総移動距離400km以上、時間にしておよそ13時間。過酷なルートだった。

レーについたらもう真っ暗に。

 ホテルについて即寝ることにした。パンゴンツォ(パンゴン湖)、行けるのかなぁ。

《おまけの写真》
紛争地帯である印パ国境付近のようす。


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AKIRA@LifeTripper
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