久しぶりにゾッとした話。
久しぶりにゾッとした話。
「東京いくから久しぶりに会おう」って言われて、東京駅のスタバに行ってきた。
会うのは4年ぶり6回目くらいかな。
出会いは大学3回生の時に参加した初めてのインターンシップ。
その会社で採用担当してた人で「うちに入社して欲しいけど、坂田くんの夢を考えるならうちじゃない」って言ってくれたことを今でも覚えてる。
そこから節目には連絡を取る間柄になった人。
今は会社勤めをしながら大学に通ってて、その実習で東京に来る用事があったらしい。
大学院への進学もするつもりで、去年に続いて今年も院試にチャレンジするんだって。
で、志望校は難易度も倍率もむちゃくちゃに高いから、仕事と睡眠以外の週50時間を勉強に費やしたそう。
それでも乗り越えられない壁だったって。
でも諦められないからラストチャンスって決めて今年もチャレンジするらしい。
週50時間ってすごくないですか?
とんでもない努力量だなって思って「僕もやんなきゃなー」って口にしたら
その人から「え?ほんと?同じ熱量で努力できる仲間を探してたの!一緒に週50時間勉強してくれる?」って言われたんです。
この瞬間に僕は心底、ゾッとした。
久しぶりに抱いた感情。
なんて言うか、その人の本気度に、自分の中の口だけになって動けてない部分をぶん殴られた感覚。
「一緒にしてくれる?」っていうその目に狂気を感じた。
その熱量に今の自分じゃ必死に走ってもついて行けない、置いていかれるって感覚。
その人からこの院試の話を聞く前に、僕は「今年は英語習得だ」とか「今の仕事で〜〜を成し遂げたい」とか話してたんだけど
こんな本気の人の前で「〜〜をやりたい」なんて気安く口にできないなって感覚。
「じゃぁやれよ」の一言で、ぐぅの音どころか、両膝から崩れ落ちそうな感覚。
気づかず浸かってたぬるま湯に激熱の熱湯をぶち込まれた感覚。
本当にゾッとした。
でも同時に忘れてたものを思い出させてもらえた気がする。
「狂気的な熱量」
これが僕の求める"生きてる感"には必要不可欠だってことに。
つぎ会う時、ハンパな自分じゃ会えない。
そんなのあの人は気にしてないだろうけど、自信を持って会える自分で在れるように、毎日を。