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「今日の1曲」2025.02.15 - 02.21

2月15日(土)

今日の1曲は1960年代前半に生まれたロックンロール系のヒット曲。アメリカのドゥワップ系グループによるナンバー。

このグループはフィラデルフィアの高校の生徒によって結成されたグループで、1960年代前半にいくつかのヒットを放っています。今日の曲はその1つで、全米トップ10上位に上っています。

この曲は、彼らのオリジナルではなくて、もともと別のR&B系グループが1950年代末に出したインストルメンタルの曲だったそうです。それに歌詞をつけて歌ったところヒットしたそうな。

1963年のヒット曲でした。19時ごろに。

【You Can’t Sit Down (1963)】
オリジナルは1959年に出たザ・ビム・バム・ブーズというバンドによるインストルメンタルの曲だったそうです。ドゥワップ・グループのザ・ダヴェルズがその曲に歌詞をつけて歌ったこちらのバージョンが全米3位に上るヒットになりました。


2月16日(日) 

今日の1曲は1960年代前半のポップ/ソウル系男性シンガーによるヒット曲です。彼のデビュー・アルバムからのシングルでした。

このシンガーはもともとゴスペルを歌って活動していたそうですが、そのうちにレコード・レーベルの目にとまってデビューを果たします。デビュー曲もヒットしましたが、今日の曲はそれを上回るヒットでした。

今日の曲は、もともとはトリニダードのカリプソの曲だったそうですが、それに手を加えて歌ったところ、全米1位を獲得する大ヒットになりました。

1963年のヒット曲を、19時ごろに

【If You Wanna Be Happy (1963)】
ジミー・ソウルはノース・キャロライナ出身のシンガーで、この曲は全米No.1ヒットになっています。1930年代のカリプソの曲をベースにしているそうです。後年シェール主演の映画『恋する人魚たち』(1990)のサントラでも使われました。


2月17日(月)

今日の1曲は1960年代前半のヒット曲で、ちょっと聴くとあのグループの曲?とか思いそうですが、別のグループの曲です。

このグループはニューヨーク出身の白人のドゥワップ・グループで、今日の曲が彼らのデビュー曲でした。残念ながらそれ以降大きなヒットはなかったようです。

今日の曲は、全米トップ10入りするヒットになりました。タイトルは女性の名前ですが、後に男性の名前に変えて女性リード・シンガーのいるあのロック・バンドがカバーしたりしています。

1963年のヒット曲でした。19時ごろに

【Denise (1963)】
フォー・シーズンズッぽいサウンドですが、ランディ&ザ・レインボウズというニューヨーク、クイーンズ出身の白人ドゥワップ系グループのナンバーで、彼らのデビュー曲でした。全米10位に上るヒットになっています。後年ブロンディーがカバーしています。


2月18日(火)

今日の1曲は1960年代前半のアメリカの男性シンガーソングライターによるヒット曲。ロックン・ロールのクラシック・ヒット・ナンバーです。

この人はニューヨーク、ブロンクスのイタリア系ファミリーの出で、最初はヴォーカル・グループの一員として活動し、ヒット曲も生み出していましたが、その後ソロにりました。

今日の曲は、ソロになってからのヒット曲で、彼にとっては唯一、全米1位を獲得した曲です。浮気者の元恋人のことを歌った曲で、ロックン・ロールの定番曲になり、数多くのカバーも生んでいます。

1961年のヒット曲でした。19時ごろに

【Runaround Sue (1961)】
ディオンはブロンクス出身のシンガーソングライターで、ベルモンツというバンドで活躍した後、ソロになって放った全米No.1ヒットがこちらでした。パーティーで即興的に作った曲がベースだそうです。後年、レイフ・ギャレットがカバーしています。


2月19日(水)

今日の1曲は1960年代前半、アメリカのカントリー/ポップス系男性シンガーソングライターによるヒット曲です。

この人はフロリダ出身で、まず地元のラジオ局で人気を得て、その後ナッシュビルからニューヨークへと拠点を移して1960年代前半を中心にヒット曲を生み出しました。

今日の曲は、そんなヒット曲の1つで、全米3位にまで上っています。エルヴィスやボビー・ダーリンなど多くのアーティストがカバーしているカントリー・バラード。

1962年のヒット曲でした。19時ごろにでした。

【It Keeps Right On a-Hurtin’ (1962)】
ジョニー・ティロットソンはフロリダ出身のカントリー/ポップ系シンガーソングライターで、日本語と英語で「涙くんさよなら」を歌ってヒットさせたりしています。この曲は彼の作詞・作曲で、全米3位になるヒットになっています。


2月20日(木)

今日の1曲は1960年代前半、アメリカの男性ポップス・シンガーによるヒット曲なんですが、ちょっと変化球的なナンバーでして。

この人は1950年代中ごろから活躍していた人で、いくつのものヒット曲を生んだ人です。経験なクリスチャンですが、ヘビメタのアルバムも出したりして、なかなかお茶目な(?)人でもあるようです。

今日の曲は、1960年代に入って、彼の曲としては最後の全米トップ10入りした曲になってしまいました。とある人気アニメ・シリーズのキャラクターを元に作られた曲です。

1962年のヒット曲を、19時ごろに

【Speedy Gonzales (1962)】
ワーナー・ブラザーズのアニメ・シリーズのキャラクター「スピーディー・ゴンサレス」を下敷きに書かれた曲で、パット・ブーンによるこちらのバージョンが全米9位になるヒットになりました。アニメの声優メル・ブランクの声も聞こえます。


2月21日(金)

今日の1曲は1960年代前半、イタリアの男性ポップス・シンガーによるナンバー。アメリカ映画の中で歌ったことで大きなヒットになりました。

この人は1940年代から活動していて、サンレモ音楽祭との関わりが深く、今日の曲もサンレモで別の女性シンガーが歌って優勝した曲でした。自身でも別の曲で優勝しています。

今日の曲はアメリカのロマンス映画の中でこの男性シンガーが歌ったことで注目を集め、全米トップ10上位に上るヒットになりました。カバー・バージョンも多い曲です。

1962年のヒット曲でした。19時ごろに

【Al di là (1961-2)】
1961年のサンレモ音楽祭でベティ・カーティスがグランプリを獲った曲ですが、イタリアのシンガー、エミリオ・ペリコリがトロイ・ドナヒュー主演の映画『恋愛専科』(原題 “Rome Adventure”)で歌ったこのバージョンが、全米6位のヒットになりました。

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青井明
好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。