見出し画像

待ち牌が山にいる確率からどれくらい上がれるか知る(三麻)

自分の手が和了れるかどうかは山にいる和了牌の数からだいたい想像できます。山にどれだけあるかの確率がわかれば和了率もつかめてくると思います。それを順を追ってみていきます。

地獄待ちが和了れる可能性

まずはじめに地獄待ちを考えてみます。地獄待ちとは残り待ち枚数が1枚のことです。下のグラフは、1枚の待ち牌が王牌を除く山に眠る確率です。(三麻、王牌14枚です)。

画像5

例えば、地獄単騎リーチを打ったとき、12巡目の時点でその牌が山にいる確率は35%です。終盤にかけて確率がほぼ0にまで低下します。王牌にいる確率が高くなるからです。

北ドラありだと、北4枚抜かれて18回目のツモ番は来なかったり、風露が入って回ってきたりします。このグラフは北を無視した場合です。親で19巡目はちょうど海底です。グラフには19と書いてないですが、端がちょうど19巡目の海底です。

他家が持っているかどうかで確率が変わる

明らかに他家が使えない牌だとわかることがあると思います。そんなときに確率に補正がかけられます。

画像5


例えば、さっきの例では待ち牌が山にいる確率が35%でしたが他家2家とも持っていなかったらそれが63%まで上がります。それを他家がツモったとして切るかは別の話ですが。

愚形待ちの場合

次は、愚形で場に1枚見えのときにその牌が山にいる確率を考えてみます。1枚見え愚形なら3枚見えてません。待ち枚数は3枚です。

画像5

それぞれのラインは待ち枚数の違いです。待ち枚数3枚は黄色の線でわかります。3枚のうち1枚以上山にある確率は、12巡目なら75%です。

次に、また他家の手牌になさそうなときを考えてみます。下のグラフはそれぞれ、1家が持っていないときと2家が持っていないときのパターンです。

画像5

画像5

確率は全体的に上がりました。
例えば、親番、終盤の17巡目でテンパイしたとします。待ち枚数は3枚で、2家がつかっていなそうだとします。あとツモ番は18,19巡の2回です。次順(18巡目)にその牌が1枚以上山にいる確率(残り4枚の山に1枚以上いる確率)は上の図の黄色の線から読み取れ55%です。(55%でツモれる確率ではないです。)更に次順(海底の19巡目)は20%です。

おわりに

今回の解説はこれで終了です。和了率の感覚がつかめてくるとか言いながら表面部分しか触れられませんでした。力及ばずです。しかし統計とは別のアプローチですが和了について理解が深まったのではないでしょうか。みーにんさんの本には良型、愚形待ち、ダマなのど和了率の統計データがまとまっています。統計と照らし合わせるとより理解が深まると思います。

いいなと思ったら応援しよう!