寝たら死ぬ(鯵ヶ沢 水軍の宿)

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   2019年2月 寺東北の電車は凍りついている。山形駅から乗り換えたローカル線の最前列を陣取り、列車が線路の上で遊ぶカラスたちを蹴散らして進むのを俺は見ていた。数時間前、山形駅から中国人でいっぱいのバスとロープウェイを乗り継いで蔵王のスキー場に着いたはいいが、時
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ということで、続編をきちんと書く誠実な心を見せつつ記憶も画像もほぼ消えているという事態に陥っているので思い出せる限り書いておく。まずは写真を見てほしい。


鯵ヶ沢漁港に停泊する漁船だ。機能性を求めてガチャガチャしたものを沢山つけた船。男はこういうのが大好きだ。ガチャガチャしたものの大半は夜のイカ漁のための電球なので、別に趣味とか飾りでガチャガチャ付けてる訳ではない。泊まった水軍の宿ではこういうイカとか名物的なものを完全に無視した普通の料理が居酒屋みたいなノリででてきたので少し寂しかったが、思いがけずこういう風景に出会えてとてもありがたかった。雪の積もるクソ寒い漁港で船を舐め回すように眺める男は俺しかいなかった。(そういえば、鯵ヶ沢駅に着いてすぐに地元名物っぽいチキンの揚げたものを食べたけど、あれもイカとか全く関係なかったな。)
すぐ近くに、海産物を中心としたお土産屋とご飯屋が入った「海の駅 わんど」があったのでひたすらコーヒーを飲んでは雪景色を眺めてを繰り返していた。

あの有名な秋田犬のわさおがいるのがこの鯵ヶ沢という場所らしいが、実物にはお目にかかれなかった。こんなに寒いと秋田犬の毛があそこまでモフモフになるのも納得がいく。観光客向けの店には必ずと言っていいほどわさおグッズが置かれていた。(買った)

水軍の宿、露天風呂に船の形をした浴槽があるんだけど、そこにたどり着くまで濡れた体で全裸なので寒すぎて心臓止まるかと思った。命からがらたどり着いた浴槽にめちゃくちゃいかついおっさんが待ち構えてて更に心臓止まりそうになったのですぐに引き上げた。
帰りは個室付きの列車「リゾートしらかみ」に乗りたかったので、あえて遠回りの秋田経由を選んだ。日本海と白神山地の風景を楽しみたい人向けの列車なので、絶景ポイントの駅で数十分停車し、写真タイムを設けてくれるなど、最高の列車だ。そんな贅沢かつ情緒深い車窓に自分が何を考えてたのか覚えてないけど、「サイコー」とか思ってたのかな。多分。この日は15時過ぎに出発して、家に着くのが23時過ぎだった。たのしい🙏

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