TOUR23 PHALARIS FINAL -The scent of a peaceful death- 2023/11/6(月) 【神奈川県】CLUB CITTA’ -「a knot」only-
DIRENGREY
TOUR23 PHALARIS FINAL -The scent of a peaceful death-
2023/11/6(月) 【神奈川県】CLUB CITTA’ -「a knot」only-
『PHALARIS』発売開始から早1年と5ヶ月。-Vol.I-そして-Vol.II-とALBUM TOURが行われ『PHALARIS』の世界観はその経過と共により深化していった。前回TOURなんば公演後に示された未来。未だに演奏されていない楽曲が後1曲。 FINALと付したTOUR TITLEには『PHALARIS』を締め括る最後の一行が添えられた。『PHALARIS』の集大成となるであろうTOUR。最後までその世界観を刻み込む。
待望のTOURは今回も慣れ親しんだCLUB CITTA’で幕を開ける。本編に近年のALBUMからコアな楽曲を並べその世界観を構築した-Vol.I-。『PHALARIS』楽曲を軸としながらも本編中盤から攻撃的な過去楽曲を織り交ぜ会場の熱を一気に高めた-Vol.II-。FINALと銘打たれた本TOURはどのような構成で『PHALARIS』の世界観を増幅させ終焉を迎えさせるのか。期待は募る。
待ち侘びた川崎2days初日。17時55分頃会場到着。18時15分開場。前回TOURから15分遅くなった開場時刻。平日は基本的に仕事終わりの参戦につきこの15分は大きい。本日整番340。「a knot」限定公演につきVIP制度がなく一般での入場。100番以内は1番刻み、101番以降は10番刻み、301番以降は20番刻みで呼ばれる。TicketTownリニューアルでチケットが簡素化。恒例の紙チケット受け渡しがなくそのまま入場。2柵目前にどうにか侵入しセンター若干上手寄り8列目程度で待機。ステージには紗幕が下ろされている。紗幕の透過性が低くステージの様子を伺うことはできない。2回目のアナウンス後スタッフの「一歩前に」との声を切っ掛けに静かに押しが発生。期待を胸に開演を待つ。
19時15分頃暗転。新SEが流れ出す。紗幕に映像が映し出される。本の中で描かれる物語。血塗れの少女。メンバーが順に登場。SEに被せて前奏が流れ出す。京が登場。ノーメイクで全身adidasジャージ。1曲目【御伽】。紗幕に映像が映し出される中歌唱。綺麗に歌い上げる。曲が終わると紗幕が外される。続けて【現、忘我を喰らう】。中盤「現を喰らい」は口に人差し指を当て歌唱。「同じ魂じゃない」の繰り返す「ない」は全て客側に振る。『Say‼︎』と煽り2回目の「何故なんだ?」は客側で歌唱。京がジャージのファスナーを開け御立ち台に上がる。【落ちた事のある空】。一気に会場の熱が上がる。「どうにでもなれ--」は強く言葉で放つ。2番サビは「意味など‼︎」で叫び「何処にもない」から客側で歌唱。声出し解禁後は初。感慨深い。「この時代に--」は音源通りに歌唱。曲が終わるも暫くの間御立ち台の上で客側を睨み付ける。
小休憩後に【響】。2番サビは力強く歌唱。マイクスタンドを設置。【The Perfume of Sins】。『PHALARIS』の世界観を深めていく。この位置で【Schadenfreude】。中盤での披露は初。間奏で御立ち台に上がると『かかってこ--い‼︎』と煽る。「蠢く脳の行方」「行けども地獄か」は全力で。 「子守唄」後の曲調転換で『お前等の腐ったもん俺までぶつけてこい‼︎』と煽る。終盤御立ち台に上がり「CITTA‼︎」と煽る。曲が終わる。まだ終わらない。前奏が流れ出す。額にマイクを打ち付ける。【朧】。『PHALARIS』の世界観を僅かな歪みもなく徹底的に刻み込ませる。次第に昂ぶる感情。「何処も--」は掠れ消えそうな声で歌唱。上着を脱ぎ捨て最後「畳に--」で御立ち台に上がる。曲が終わるもマイクを離さない。そのまま【INWARD SCREAM】。最後は「壊れて」と呟く。
【INWARD SCREAM】後に前奏が流れ出す。【The World of Mercy】。これは想定外。「遊戯」では左手で弧を描く。曲調転換時に『お前等生きてんだろが--!!』と煽る。「情に絡み付いた手を」は御立ち台の上でマイクを腰の位置にして歌唱。御立ち台の上眩い光を浴びながら繰り返される「The World of Mercy」。途中で客側に振る。そして【輪郭】。御立ち台に上がり「MINERVA」。そして背を向け大きく両手を広げ声を求める。
小休憩後に【13】。後半の「13階段を--」で御立ち台に上がり見下ろす動作。2番サビの「与えられた道--」は『与えられた道でもない‼︎ ︎』と叫ぶ。そして構築した世界観を更に深めるため組み込まれたのは【谿壑の欲】。ほぼ歌詞通りに歌唱。「誰かがこう言うの」を「俺は」に変えその後に「早く死ね--!!!!」と叫ぶ。京が御立ち台に上がる。【DIFFERENT SENSE】で攻撃再開。2番サビは客側と交互に歌唱。本編最後の位置で【Eddie】。「ドブ夢--」前に『足んねぇぞ‼︎生きてんだろ--‼︎いけるか--!!』と煽り『3!!2‼︎1!!Go‼︎』とカウント。2番サビは『もっと汚ねぇもんぶつけてこい‼︎』と煽り御立ち台の前で歌唱。「踏み付ける行進曲は」は客側で。歌い終えると京は直ぐに捌けていく。
本編終了。メンバーが一旦捌ける。
アンコールコールは全力で。
メンバー再登場。緊張のアンコール1曲目。【INCREASE BLUE】。メンバーが動き回る。「Jely Inspire」は適宜客側で。続けて聞き覚えのない楽曲が始まる。新曲かと思うも実際にはBUCK-TICKの【NATIONAL MEDIA BOYS】であることを後に知る。カバー楽曲を披露するのは極めて稀。最大限の敬意。続けて【T.D.F.F.】。更に【Rubbish Heap】で畳み掛ける。若干意識を失いかけたため少し後退。言葉を発することなく静かに前奏が流れ出す。【カムイ】。待ち望んでいた『PHALARIS』最後の楽曲。中盤から感情を昂らせ歌唱。2度目の「今日も痛い」は強く言葉で放つ。「生臭い空が--」は掠れ消えそうな声で歌唱。最後は綺麗に歌い上げ京はまた直ぐに捌けていく。曲が終わるとスクリーンにTOUR TITLEが映し出される。
メンバーが全員捌けるとスクリーンに映像が流れ出す。
想定外の告知に歓喜した。
公演終了
『PHALARIS』楽曲による徹底した世界観の構築
今回選曲された過去楽曲はよりその世界観を深めていくもの
まだ始まったばかり
次も川崎
SET LIST
SE.新SE
01.御伽
02.現、忘我を喰らう
03.落ちた事のある空
04.響
05.The Perfume of Sins
06.Schadenfreude
07.朧
INWARD SCREAM
08.The World of Mercy
09.輪郭
10.13
11.谿壑の欲
12.DIFFERENT SENSE
13.Eddie
ENCORE
14.INCREASE BLUE
15.NATIONAL MEDIA BOYS(BUCK-TICK)
16.T.D.F.F.
17.Rubbish Heap
18.カムイ
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