TOUR22 PHALARIS -Vol.I- 2022/7/15(金)【大阪府】なんばHatch -Namba Hatch 20th Anniversary-
DIRENGREY
TOUR22 PHALARIS -Vol.I-
2022/7/15(金)【大阪府】なんばHatch -Namba Hatch 20th Anniversary-
横浜より幕を開けた待望の新ALBUM TOUR。LIVEを経て確実に進化していく11th ALBUM『PHALARIS』の楽曲と成熟していくSET LIST。TOURも折り返し終盤に差し掛かった矢先に届いた悲報。Toshiyaが新型コロナウイルスに感染。その影響で中野・市川の2公演が延期。LIVEがあることが当たり前ではなくなった時代。改めて1つのLIVEが無事行われることの価値を実感する。体調が回復傾向にあるとの知らせに安堵し本日のなんば公演は予定通り実施。TOURも終盤。公演毎に確実に増していくLIVE感。次はどのようなLIVEを見せてくれるのか期待が募る。
本日会場はなんばHatch。本TOUR唯一の2days。今月丁度なんばHatchが20周年記念。出演回数最多を更新し続けるDIRENGREY。-Namba Hatch 20th Anniversary-。何か特別なことは起きるのか否が応にも膨らむ期待。17時20分頃会場到着。本日もVIP参戦。本日整番VIP13。ずっと後方ばかりだったVIPで漸く手にした番号。過去最高。高まる緊張感。開場待ちの時間が何時もより長く感じる。落ち着かない。18時ついに開場。VIPは2人ずつ番号が呼ばれる。リストバンドを貰いVIPエリアに侵入。足元に印なし。狙い通り最前センター若干上手寄りを確保。人生2度目の最前。遮るものが何もない視界。既に何度も見た筈のステージ。最前。この場所は何時もと違う特別な景色を見せてくれる。御立ち台には『PHALARIS』のジャケットアートワークに使用された雄牛のオブジェ。赤い照明が交互にオブジェの側面を照らす。期待に胸を膨らませ開演を待つ。
ビデオカメラが3台。映像化か。
19時ほぼ定刻で暗転。新SEと映像が流れる。円盤、座禅、業火。メンバーが順にステージに現れる。最後に京が登場。黒シャツ、両手に白の手袋、久々メイク。スクリーンに本TOUR TITLEが映し出される。1曲目【Schadenfreude】。約10分の超大作。『PHALARIS』発売から早くも1ヶ月が経過。聴き込みは十分。過去にない程に凄まじい展開も今ではもう身体に染み付いている。「眼球で踊る」後に御立ち台に上がると早くも『男--‼︎』と煽る。「子守唄」後に御立ち台に上がると今度は『大阪--‼︎』と煽る。この楽曲の圧倒的存在感。続けて【Celebrate Empty Howls】。京が独特で軽快なステップを刻む。「穢されて行くのは--」の後に客側を指差し『いつもお前等の方だ‼︎』と強く言葉で放つ。「どちらも死んでしまえばいい」で最後両手で首を斬る動作を行い不敵な笑みを浮かべる。
小休憩。京が背中を向け煙草に火を付ける。煙草を手にしたまま奇怪な前奏が流れる。【Phenomenon】。途中煙草を咥えながら器用に歌唱。続けて【落ちた事のある空】。「どうにでもなれ--」は本日もまた強く言葉で放つ。その後御立ち台の前まで来て歌唱。「この時代に--」は客側を指差し『この腐った時代に‼︎生まれた‼︎お前等‼︎』と叫び左手を掲げ『生きてるか--‼︎』と煽る。御立ち台の後ろに下がると今度は『大阪--‼︎』と煽る。高まる会場の熱。続けて【Midwife】。御立ち台に上がり「重なって」は客側に手を差し出す。そして定位置【The Perfume of Sins】。禍々しい重低音と共にマイクスタンドを後ろに倒しながら放たれる京のグロウル。歌詞終わりに何度も腰を深く落とす。LIVEを経て次第に曲中の京の動きが激しくなる。
小休憩後に定位置【mazohyst of decadence】。次第に感情を昂らせていく。後奏ではマイクスタンドを抱えて『返して...返してよ...』と繰り返し呟く。その途中左手の手袋を外し投げ捨てる。そのままステージに赤いレーザーの照明が注がれ前奏が始まる。【朧】。序盤から昂ぶる感情。右手の手袋も外す。「爪が--」では自身の胸を掻き毟りそのまま膝から床へと崩れ落ちる。最後『ごめん...』と呟くとマイクを御立ち台に落とす。その音が静寂の中響く。
再びの小休憩。マイクを御立ち台から拾い上げる。【響】。昂った感情そのままに力強く歌唱する。ストレートな歌詞がより響く。続けて【Behind a vacant image】。2番サビ前で再び御立ち台の前まで来ると静かに客側を見詰める。2番サビに珍しく入り損ね途中から歌唱。御立ち台の後ろに下がり左手を高く掲げる。この楽曲の後奏は至高。その余韻を掻き消すように前奏が流れ出す。【Values of Madness】。映像の一部にメンバーが映し出される。1番2番共にサビは「未だに--」で叫び聴こえない声を求める。2番サビ前に恒例のカウント。「その瞳に--」は御立ち台の上で歌唱。続けて【T.D.F.F.】で畳み掛ける。メンバーが動き回る。間奏で『大阪--‼︎』と煽る。再びの間奏で再度『大阪--‼︎』と煽る。全力で応える。本編最後は【詩踏み】。『大阪----‼︎‼︎』と強く煽る。間奏で御立ち台に上がると左胸をマイクで強く何度も叩く。最後「成功者は--」前で強く『飛べ‼︎』と煽る。首を捧げる。
本編終了。メンバーが一旦捌ける。本編終了後の拍手はそのままアンコールを求める手拍子に変わる。
メンバー登場。京は今回定番の白タンクトップの上に今回のグッズのブルソンジャケット。アンコール1曲目。京が再び煙草に火を付ける。【embryo】。煙草を手に持ったまま歌唱。煙草の煙が照明の中で漂う。粋な演出。「大嫌いな--」で昂ぶる感情。後奏では囁くように歌詞を付け足す。煙草を手にしたまま続けて【Bottom of the death valley】。「抱かれて」でブルソンジャケットをずらし肩を見せる。間奏で白タンクトップに。3曲が順に披露されるアンコール3曲目。本日は【INCREASE BLUE】。メンバーが動き回る。サビ前に『いけるか--‼︎』『大阪--‼︎』と煽る。そして定位置【CLEVER SLEAZOID】で攻め立てる。御立ち台に上がったままLAST前の煽り。『大阪--‼︎』『大阪--‼︎』『大阪----‼︎』『生きてるか--‼︎』『生きてんのか--‼︎』『生きてんのか----‼︎‼︎』『生きてんだろ----‼︎』『いけるか----!‼︎!』『まだいけんのか----‼︎!!』『いけるか----!!‼︎』『大阪------‼︎‼︎‼︎』「(マイクレス)男--------‼︎‼︎‼︎︎」「(マイクレス)女--------‼︎‼︎‼︎︎」『かかってこ--い‼︎』『お前等全員かかってこ--い‼︎‼︎』『俺等と1つになれるか----‼︎‼︎』『LAST------------‼︎‼︎‼︎‼︎』【人間を被る】。前奏で更に『お前等全員ぶつけてこい‼︎』と煽る。1番サビは御立ち台の前まで来ると歌唱後床に片膝をつく。2番サビは御立ち台に上がり『誰の為に生きる?』と言葉で放つと『お前等自分の為だろ‼︎』と続け『生きろ--------‼︎‼︎』と叫ぶ。胸に強く響く。
京は御立ち台の上で拍手をするとマイクレスで「大阪--‼︎‼︎」と叫ぶ。その後指差しを行い大きく「バイバイ」と口にし捌けていく。
スクリーンに映し出された文字。
Congratulations!
Namba Hatch
20th Anniversary
公演終了
人生2度目の最前。
遮るものが何もない視界。
DIRENGREYを目に焼き付けた。
また明日
大阪
SET LIST
SE.新SE
01.Schadenfreude
02.Celebrate Empty Howls
03.Phenomenon
04.落ちた事のある空
05.Midwife
06.The Perfume of Sins
07.mazohyst of decadence
08.朧
09.響
10.Behind a vacant image
11.Values of Madness
12.T.D.F.F.
13.詩踏み
ENCORE
14.embryo
15.Bottom of the death valley
16.INCREASE BLUE
17.CLEVER SLEAZOID
18.人間を被る