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私の人権に関する取り組み

こんにちは、N高等学校2年の石川輝です。現在、私は芸術活動家として人権侵害に対する問題意識の拡散、イメージ改革に取り組んでいます。その理由や思い、具体的な活動内容について書いてみましたので、ぜひご一読ください。

【私が人権問題に取り組む理由と、その思い】

私は、現在世界中で国家による人権侵害が起きてるにも関わらず、多くの日本人が「彼らを救いたい」と思っていないことにやるせなさを感じています。個人的に、小学校低学年の頃、暴力や恫喝、命令を含むいじめを受け、自殺も考えるほど追い詰められていました。しかし、その状況に気づいた1人の男の子が周囲に訴えてくれたおかげで、学校の介入や親の提案で始めた空手を通じて、乗り越えることができました。この経験から、他人からの助けがどれほど力強いものであり、また、当事者がどれほど心理的に救われるかを実感しました。中学・高校と成長する中で、私は徐々に政治や社会問題に興味を持つようになりました。そして、何の罪もないウイグル人が強制収容所で拷問を受けてることや、イスラエルの破壊したインフラが原因で多くのパレスチナの子どもたちが飢餓に苦しんでいる現実を知り、「なぜこんなにも理不尽なことがまかり通るのか」と私は強い疑問を抱きました。その答えを探すため、私はシンポジウムに足を運んだり、国連の報告書を読み漁るなどして人権問題について学び始めました。17歳の時、私は中国75周年の建国記念日に香港へ1人旅に行きました。そこでは、民主化デモが長年弾圧されてきた背景がありながら、中国の国慶節を祝う花火フェスティバルが開催されており、抑圧された人々の無念さや、「いつ何が起こるかわからない」という緊張感を肌で感じ、独裁国家の恐怖を実感しました。一方、日本に戻りこうした話をすると、「意識高いね」や「思想強い」といった反応を受け、世界の現状と平和ボケのギャップ、日本人の無関心さに深く失望しました。しかし、その時、私は小学生時代の自分を思い出し、今度は私が日本で最初に訴える番だ、これを通して同志を増やし、日本人に人間としての心を取り戻させるべきだという使命感を感じました。

【私の取り組みについて】

私は、ウイグルやパレスチナの人権問題をもっと多くの日本人に考えてほしいと思い、自分にできることとして、人権を訴える自作曲の制作に取り組みました。私は中学生の頃からギターとドラム、DTMを用いた作詞作曲を始め、多くの曲を制作してきた経験があります。そのスキルを活かして、「1人にはしない」という人権侵害反対ソングを制作し、2024年12月10日の世界人権デーに合わせて、InstagramとYouTubeでミュージックビデオ(MV)を公開しました。以下の動画がそのMVです。

この曲には、「この世界で実際に起きている人権問題を見て見ぬフリはできない」「俺たちは微力だが無力じゃない」「1人1人が声を上げることが重要だ」といったメッセージを込めました。また、MV制作には、動画撮影が得意な友達2人に協力をお願いし、実際のデモ映像を使用することで、視覚的な力強さを伝えました。加えて、冒頭に「不正義の状況で中立でいるなら、あなたは抑圧者の側につくことを選んだのです」という南アフリカでアパルトヘイト撤廃に尽力したデズモンド・ムピロ・ツツの言葉を引用し、複雑な問題だからと言って目を逸らさずに向き合うことの重要性を強調しました。このMVでは、日本の象徴的な場所も複数映し出し、さらに英語字幕を付けることで、「当時日本の高校生が声を上げていた」という記録としても残るように意識しました。この作品は公開から1ヶ月で1万回近く再生され、少なくとも身の回りの友達に対しては、人権問題への意識を変えるきっかけを提供できたと感じています。特に、「人権を訴えること=意識高い系」という偏見を払拭し、それが「正義の歴史を築く、かっこいい行為」だという新しいイメージを植え付けられたのではないかと思っています。

この曲に込めた思いを別の記事で紹介しています!!

(※ぜひこちらの記事も併せてご覧ください。)


【追記】ジャーナリストの堀潤さんが、私の活動をXでシェアしてくださいました。このような影響力のある方にシェアしていただき、本当に光栄です。ありがとうございます。





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