DB UIC-Z客車の系譜: Avmz 207
1等区分室客車 Avmz 207
Avmz 207の登場
1976年、DBではEUROFIMAで調達される500両のうち1等区分室客車(Avmz 207)100両をTEEカラーの仕様で発注。1977年から78に掛けてSalzgitterにある製造メーカーのLHB社(現ALSTOM)からDBに引き渡されています。
DBが調達した100輛の1等区分室客車Avmz 207は全車量産タイプで多電源仕様、エアコン付きとなります。量産先行車がなかったのは1974年のABwmz 227が定期列車運用を通して充分なデータが取れたことによるものと考えられます。
DBが調達した100両の全てのEUROFIMA客車はFIAT製Typ Y 0272 S台車を履いている以外の技術的部分のほぼ全てはDB/LHBの意向に沿った形として製造されています。
この車両の最高制限速度は160Km/hを基本としているものの、DBのAvmz 207では、160Km/h仕様と台車にヨーダンパと電磁線路吸着ブレーキを装着することで制限速度を200Km/hまで引き上げている仕様の2種を調達しています。
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