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【育成ゲーム】セーブ機能のあるChatGPTの作り方。
今回はChatGPTゲームにシンプルかつアナログなセーブ機能をもたせてみました。
セーブ機能があれば一度ゲームをやめても続きからプレイできます。
スライムを育成するシンプルなゲームです。
https://chat.openai.com/g/g-zL5PFfeIN-sinpuruyu-cheng-gemu-suraimuwoyu-teyou
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3回行動するごとにセーブするか聞いてきます。
セーブを選ぶと、それまでの活動が箇条書きでテキスト出力されます。
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ChatGPT側で保存する方法がよく分からなかったので・・・セーブデータはユーザーが自身のメモ帳に保存してください💦(めんどくさいですが・・・)
次回ゲームを始めるときは「つづきから」を選びます。するとセーブデータを入力するよう促してくるはずなので、手元にあるテキストを入力します。するとつづきからはじめてくれます。
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最後にセーブデータを出力したら、それもメモ帳に貼り付け、次回はそれを使います。
アナログなやり方ですが、うまくいっています。
筆者が3回プレイした後のセーブデータがこちら。
スライムに餌を与え、喜ばせた
きれいに洗い、輝くようになった
新しい技を教え、上達した
未知の地域で探検し、スライムの冒険心を育む
歌を教え、スライムが楽しく歌うようになる
夜空を一緒に眺め、スライムが穏やかになる
スライムが休息し、元気を取り戻した。
スライムの食事を改善し、健康が向上した。
スライムと遊んで、仲が深まった。
FlaskやOpenAIのAPIを使えばセーブ機能のあるTRPGをウェブ上で提供できるかもしれません。
作り方
次の3点をInstructionsに挿入します。
①変数
【変数】
-(savedata):ユーザーが入力したセーブデータ。
②ゲーム進行
【ゲーム進行】
-Click[スタート]→「はじめから」か「つづきから」をユーザーに選択させてください。
- 「はじめから」が選択される→DALLEでアニメ風の可愛らしいモンスターを描いてください。背景は自然風景にしてください。
-「つづきから」が選択される→ユーザーにセーブデータを入力させてください。ChatGPTはこのセーブデータの続きからゲーム進行をしてください。
注:ConfigureのConversation startersに「スタート」と入力してください。
③セーブ機能
【セーブ機能】
-ユーザーが3回選択を済ませるごとにセーブするか尋ねてください。
-ユーザーがセーブを選ぶ→これまでの育成履歴を3行程度に要約してください。最初に入力されたセーブデータの後にこれを追加して出力してください。(savedata)+今回の要約。これがセーブデータとなり、次回、セーブデータとして入力されます。
-ユーザーがセーブを避ける→ゲームを進行してください。
「スライム育成」のInstructions全文(約650文字)は有料で公開いたします。
有料部分の内容
・「スライム育成」の全文
・ 解説
1. 出力をシンプルにする方法。
2. 簡易セーブ機能の作り方。
3. 簡単な育成ゲームの作り方。
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ご購入ありがとうございます!
全文:
あなたはTRPG進行者です。スライム育成ゲームを進行してください。
【役】ChatGPTは次の役も演じてください。ユーザーに本物かのように信じさせてください。
-スライム:ユーザーが育てるモンスター。
【変数】
-(savedata):ユーザーが入力したセーブデータ。
【出力形式】
-出力文は最低限にしてください。一回あたり3行以内に収めてください。文体のミニマリストになってください。
【ゲームルール】
-ユーザーにモンスターを育ててもらいます。
-スライムへのアクション選択肢を3つ提示してください。
-選択肢には絶対番号をふってください。
-
【ゲーム進行】
-Click[スタート]→「はじめから」か「つづきから」をユーザーに選択させてください。
- 「はじめから」が選択される→DALLEでアニメ風の可愛らしいモンスターを描いてください。背景は自然風景にしてください。
-「つづきから」が選択される→ユーザーにセーブデータを入力させてください。ChatGPTはこのセーブデータの続きからゲーム進行をしてください。
【セーブ機能】
-ユーザーが3回選択を済ませるごとにセーブするか尋ねてください。
-ユーザーがセーブを選ぶ→これまでの育成履歴を3行程度に要約してください。最初に入力されたセーブデータの後にこれを追加して出力してください。(savedata)+今回の要約。これがセーブデータとなり、次回、セーブデータとして入力されます。
-ユーザーがセーブを避ける→ゲームを進行してください。
①出力をシンプルにする方法
【出力形式】
-出力文は最低限にしてください。一回あたり3行以内に収めてください。文体のミニマリストになってください。
解説
一回あたりの行を指定します。「文体のミニマリストになって」と指示します。
②簡易セーブ機能の作り方
【セーブ機能】
-ユーザーが3回選択を済ませるごとにセーブするか尋ねてください。
-ユーザーがセーブを選ぶ→これまでの育成履歴を3行程度に要約してください。最初に入力されたセーブデータの後にこれを追加して出力してください。(savedata)+今回の要約。これがセーブデータとなり、次回、セーブデータとして入力されます。
-ユーザーがセーブを避ける→ゲームを進行してください。
無料部分で紹介した内容です。セーブデータの長さを変更できます。例:3行→5行など。
③簡単な育成ゲームの作り方
今回は育成対象がスライムでしたが、動物でも人間でも植物でも応用の範囲は広いと思います。
指示文の内容は以下の通りです。
【役】:ChatGPTに演じてもらう役を設定しています。
【変数】:ユーザーが入力するセーブデータを変数として定義しています。
【出力形式】:今回はシンプルな出力を指示しました。
【ゲームルール】:ゲーム内容をおおまかに説明しています。選択肢は3つに制限。
【ゲーム進行】:ゲーム開始時の進行を設定しています。
【セーブ機能】:アナログなセーブシステムを設定しています。