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TISTA(感想)

SPY×FAMILYもなかなか面白いですし、10月に2期が始まり盛り上りを見せてますが、このTISTA(ティスタ)という作品はご存じでしょうか?
 
TISTA(ティスタ)は今は、SPY×FAMILYを連載している遠藤達哉先生が描いた作品ですが、内容は

SPY×FAMILYとは真逆に王道ではなく殺伐していて日とによっては選ぶ内容となっているのが特徴かなと思いますね。

 ストーリーは、事件が絶えぬ街ニューヨークシティ。

 この街で“シスターミリティア”と呼ばれる暗殺者がいた。姿を晒さず標的を仕留めるその正体は、悲運な宿命を背負う一人の少女。

 彼女は銃弾を放つ、贖罪の祈りを捧げながら…。

 そう、その正体こそが少女ティスタである。

 この物語に出てくるティスタが育てられた組織も、悪人を制裁する善の組織かと思いきやそうでないときもあるかもしれない。

 なぜなら、ティスタがもう任務中に標的にあっただけで騎士位階を剥奪するなど、あまり善とは言えない組織だろう。

 もしかしたら、彼らの中にも犯罪組織に関与しているものも入る可能性はあるからですかね。

 一方悪役も、(多少だけど)経緯で悪役になってしまったものも入る。

 それが、2巻目で登場する、スーサインという男です。

 物語後半の鍵となるキャラクター、スージーという少女の父親で、スージーは幼少期から、この父親から激しい虐待を受け続けていましたから制裁すべき悪役かなと思いきや。

 スーサインという男もまた幼少期に虐待を受け、養護施設に入れられていたことが明かされるのです。

 そしたら、自分達が狂信的に正義を信じている修道院の人こそが悪だと考えられるときもありますからね。

 かなりSPY×FAMILYよりダークな話になりましたがそれでも、面白かったのはやはり戦闘のテンポと隙のないコマの構成があったからではないですかね。

 僕自身も、TISTAを読んで2巻で終わったのはもったいないなと思う作品でしたし、むしろ10巻ぐらいは続けてほしかったなと思いましたね。

 ですけど、物語で言えば確かにバットエンドでしたけどそれでも、一筋の光が見えた終わり方でしたので読んでて損はなかったですね。

  SPY×FAMILYも、このTISTAという作品や四方遊戯という短編がなければ生まれなかったのかもしれないなと思いますと読んでて良かったなと思いましたね。

 遠藤達哉先生、ありがとうございます!


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