ベラドンナは英名Deadly nightshade(致死的なナス属)
アダルト版手塚治虫が好きで、色々とまさぐっていたら、何故か深井国の「哀しみのベラドンナ」に漂着してしまいました。
深井国の絵は不協和音な色彩を組み合わせたサイケデリックな画風が特徴で、今観てもとても刺激的です。
この映画のタイトルにあるベラドンナの花言葉は『人を騙す者の魅力・沈黙』です。
ベラドンナ(belladonna)はイタリア語で『美しい女性』という意味で、かつてイタリアの女性がこの植物を化粧に用いたことが花言葉の由来となっています。
ベラドンナの葉や茎を煮出し、その汁を点眼して、瞳孔を大きくみせたそうです。 でこのベラドンナを化粧に用いたことに由来して「人を騙す者の魅力」の花言葉が付きました。
続く「沈黙」とは…いろいろと調べたのですが・・・ハッキリとした由来はわかりません。
なのでこれからは、あくまでも私見です。
ベラドンナは英名Deadly nightshade(致死的なナス属)と呼ばれ、草全体に猛毒をもちます。かつてはこの毒を暗殺に用いたりしたんですよ。
そんな毒性から学名はAtropa belladonnaといいます。
アトロポス・Atropaとはギリシャ語で『引き返せない』の意味で、ギリシャ神話に登場するモイラ三姉妹の長女アトロポスの名前でもあります。アトロポスは“命の糸を切る”役目をしていたんです。
人を死なせてしまうようなベラドンナの強い毒性に由来して「沈黙」の花言葉が付いたと思うのですが、皆さんはどう考えます?
あるいは『美しい瞳の女性』が現れたら、男性たちは、ただそれを沈黙して見つめてしまう…そんな意味なのかも知れませんね。
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